99.7%は就職希望者に対する割合

キャリア・就職支援オフィスが公表する令和7年度の学部全体の進路は、卒業者2,218人、就職者1,474人、進学者644人です。就職率99.7%の分母は就職希望者と明記されています。[1]​‌‌‌‌​​‌‌‌​​‌​‌‌​‌‌‌‌‌‌​​‌​​​​‌​‌​​​‌‌‌‌‌‌‌​​​​‌​‌​‌‌‌‌‌​​‌‌​​‌​

全卒業者を分母にすると、就職者の割合は約66.5%、進学者の割合は約29.0%です。進学する学生がいるため、希望者を分母とする就職率と卒業者全体の進路は区別して読みます。卒業者から就職者と進学者を除いた100人の個別事情は、この表からは分かりません。[1]

学部別の2025年度進路
学部卒業者就職者進学者希望者分母の就職率
人文学部20618510100.0%
教育学部17716112100.0%
法学部1751481398.0%
経済科学部(旧経済学部を含む)3523246100.0%
理学部1817299100.0%
医学部29124728100.0%
歯学部58530100.0%
工学部53414537699.3%
農学部187869698.9%
創生学部57534100.0%
[1]

人数の単位は人です。就職率のわずかな差だけで学部の優劣をつけたり、個人の採用確率を推定したりしないようにします。学部内の学科・プログラム別人数や、企業ごとの選考結果を示す表でもありません。

自分の学部・学科に合う情報を選ぶ

新潟大学の現行の学部一覧は、人文・教育・法・経済科学・理・医・歯・工・農・創生の10学部です。学部の学びと進路を確認する際は、さらに自分の学科やプログラムまで確かめましょう。[2]

学部の学びを振り返る視点(編集部の整理)
学部・分野応募準備で整理したい経験
人文資料読解、調査、言語や文化の研究での問いと方法
教育教科の学修、実習での観察と指導を受けた改善
判例や資料の検討、議論、論文の根拠
経済科学経済・企業・社会の分析、共修での対話や協働
理・工・農理論、実験、設計、野外調査等での条件と判断
医・歯実習での役割、専門職や研修で今後学びたいこと
創生課題の設定、領域学修、現場での探究の過程

旧経済学部は募集停止後も在学生がおり、2026年5月1日現在は3人です。全学の経済科学部の進路欄には旧経済学部の昼間・夜間主コースを含む注記があります。旧学部と新学部の単独実績を示すものではなく、在籍する学生は所属に合う履修案内を使う必要があります。[1] [3]

創生学部は2025年度から創生学修コースとDX共創コースの2コース制に移行したと説明しています。学部全体の卒業実績を、新設されたコースの単独実績に読み替えないようにします。自分の入学年度と学修内容を確認しましょう。[4]

企業・公務員・専門職・進学の準備を分ける

理学部・工学部・農学部では進学者の割合も大きく、学部卒での就職と大学院での学修を比較することが大切です。2025年度の工学部は卒業者534人中376人が進学しています。希望職種の応募条件と、研究を続けて深めたい内容を照らし合わせましょう。[1]

医学部には医学科と保健学科、歯学部には歯学科と口腔生命福祉学科があります。全学の主な就職先一覧は、医学では保健学科、歯学では口腔生命福祉学科のものです。医学科・歯学科は臨床研修医になるため掲載しないという注記があり、企業等の一覧の有無だけで進路を判断できません。[1] [5] [6]

教員を目指す場合は、一般企業への応募と教員採用の準備を分けます。就職率を教員採用試験や国家試験の合格率へ読み替えず、必要な資格・履修、採用区分、提出書類、試験内容をそれぞれ確認してください。

進路別に先に調べること(編集部の提案)
進路確認項目
企業職種、仕事の対象、応募条件、勤務地と選考
公務員・教員採用区分、校種・教科等、試験と応募資格
医療・福祉や研修必要資格、指導体制、研修内容、募集年度
大学院研究テーマ、指導内容、出願条件、期間と費用

併願する場合は、応募先や進学先ごとの期限を同じ予定表に並べます。大学の授業・実習・研究の予定と重なる箇所を先に見つけ、書類や面接の準備をいつ進めるかを決めましょう。

大手企業名より、募集されている仕事を確かめる

大学が公表する就職先一覧は、卒業生の進路を調べる入口になります。しかし、企業名の掲載だけで、何人が入社したか、どの職種に配属されたか、今年も同じ募集があるかは分かりません。会社名と採用職種を分けて確認しましょう。

情報を比較するときは、単年度と複数年度、学部卒と大学院修了、旧学科と現行組織、採用先とインターンシップ受入先を区別します。学部ごとの詳細資料にも集計条件があるため、同じ名前の一覧を無条件にまとめないことが大切です。

大学名への不安がある場合も、根拠のない学歴順位や採用確率を考え続けるより、応募資格、必要経験、選考内容を確認します。大学の集計だけから、特定企業で自分が有利・不利だと断定することはできません。

候補を選ぶときは、関心のある仕事を複数調べ、仕事内容と働く条件の両方を比較します。卒業生が進んだ分野を参考にしつつ、自分がなぜその業務に関わりたいのかを説明できる材料を集めましょう。

自分が考え、動いた過程を応募書類へつなげる

自己PRや学生時代の取り組みは、特別な肩書だけを探す必要はありません。授業、ゼミ、実習、研究、学外活動の中で、自分が疑問を持ち、調べ、考え直した場面を一つ選びます。活動全体の成果と、自分が担当したことを分けて書きましょう。

編集部の架空の例です。「共同発表の準備で、私は資料ごとに用語の意味が異なることに気づきました。定義を確認して表にまとめ、メンバーと比較の条件をそろえました。結論を急ぐより、前提を共有してから説明することが必要だと学びました。」

これは新潟大学の学生の体験談ではありません。自分の経験へ置き換えるときは、使った資料、担当した範囲、確認できた結果を正確に示します。授業の事例を実務経験としたり、チーム全体の成果を自分だけの成果にしたりしないようにしてください。

下書きは、何に取り組んだか、なぜそう考えたか、何を行ったか、何が分かったか、次にどう学びたいかの順に整理できます。応募先との関係は、仕事内容を調べた上で、自分の関心や行動との接点を説明しましょう。

学部の相談と全学の個別相談を使う

全学の個別相談は、進路や応募内容に迷う段階の相談、応募書類へのアドバイス、面接練習を扱います。電話または窓口で日時を調整し、その後1時間以内に申込票など必要書類をメールで提出する手順です。教員就職については全学教職センターへ案内されています。[7]

キャリア・就職支援オフィスは五十嵐キャンパスの総合教育研究棟S10にあり、第1学生食堂W2側の入口から入ってすぐ右と案内されています。相談する内容と必要な書類を確認してから利用しましょう。[8]

学科・プログラム固有の履修、研究、推薦、専門職の研修などは、所属の教員や担当窓口でも確認します。全学の相談の予約方法を、別の窓口や病院の手続きへそのまま当てはめないようにしてください。

  • 自分の学部・学科・プログラムと、対象年度の進路資料を確認する。
  • 就職・研修・進学の候補ごとに、条件と期限を書き出す。
  • 研究や実習から、自分の役割と判断が分かる一場面を選ぶ。
  • 迷っている点を具体的にして、学部の窓口や個別相談へつなげる。

文章が完成していなくても、書く内容に迷っている段階の相談を選べます。何が分からず、どこまで調べたかを示すことで、次に集める情報や準備の順番を決めやすくなります。[7]

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 新潟大学 令和7年度就職・進学状況確認日:2026-09-11 / 2025年度学部卒業者/就職者/進学者/希望者分母率。学部別主就職先・進学先、公務員表は教員と医歯除外。経済科学には旧経済昼夜含む
  2. 新潟大学 学部一覧確認日:2026-09-11 / 現行10学部
  3. 新潟大学 経済科学部・旧経済学部の学生数確認日:2026-09-11 / 旧経済2026/5/1在籍3、現行と募集停止区別
  4. 新潟大学 創生学部概要確認日:2026-09-11 / 2025年度から創生学修とDX共創の2コース。新コース単独就職実績としない
  5. 新潟大学 医学部確認日:2026-09-11 / 医学科と保健学科
  6. 新潟大学 歯学部確認日:2026-09-11 / 歯学科と口腔生命福祉学科
  7. 新潟大学 個別相談確認日:2026-09-11 / 相談・応募書類アドバイス・面接練習。電話又は窓口で調整後1時間以内に申込票等メール提出。教職は全学教職センター
  8. 新潟大学 キャリア支援オフィス アクセス確認日:2026-09-11 / 五十嵐S10、第1学生食堂W2側入って右。古い車両入構案内は不使用

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