100%は就職希望者を分母とする実績

大学のキャリア・就職支援オフィスが公表する令和7年度の進路状況では、人文学部の人数と率は次のとおりです。[1]‌‌‌‌‌‌‌‌​​‌‌‌‌​​‌​​​‌​‌​​‌‌​​‌‌‌​​​‌‌​‌​​‌​‌​​​​‌‌‌​​‌‌​​‌‌‌‌​​​

人文学部の2025年度卒業後の進路
卒業者就職者進学者就職希望者に対する就職率
206人185人10人100.0%
[1]

就職者185人を全卒業者206人で割った割合は約89.8%です。公式の100%は就職希望者を分母としており、全員が就職した割合ではありません。卒業者から就職者と進学者を除いた11人の個別事情はこの表にないため、全員を未内定とは扱いません。[1]

同年度の公務員就職者は、国家公務員8人、地方公務員41人の計49人です。この表は教員を除く集計なので、学校教員まで含めた人数と混同しないようにします。[1]

3プログラムの学びを、自分の方法から説明する

人文学部は人文学科の中に、心理・人間学、社会文化学、言語文化学の3プログラムを設けています。2年次へ進級するときに専門分野を決め、所属するプログラムの学修を進めます。[2]

3プログラムの学び
プログラム公式紹介の内容
心理・人間学心理学の実験・調査、哲学や思想・芸術などの文献読解と考察
社会文化学歴史資料、現地調査、情報メディアなどから社会・文化を考える
言語文化学言語の仕組み、各地域の文学・文化を専門的かつ横断的に学ぶ
[3] [4] [5]

応募で研究を話す際は、専門名に加え、何を疑問に思い、どの資料や方法で確かめたかを説明します。心理学なら調査の対象と分析の条件、歴史なら史料の性質、言語や文学なら比較した表現や文脈など、自分の分野に合う説明を考えましょう。

資格や専門職を希望する人は、学部の教育紹介と、資格・採用に必要な条件を分けて確認します。プログラムを修了しただけで、すべての専門職に必要な資格を得られると決め付けないことが大切です。

ゼミや表現の授業を、経験の振り返りに使う

人文学部は1年次から演習を配置し、3年次から専門分野の発展演習を進めると説明しています。関連分野のゼミにも参加できる学修の仕組みがあり、複数の視点から研究に取り組むことを特色に挙げています。[2]

2年次からはキャリア科目や表現プロジェクト演習の履修が可能と案内されています。業界で働く人の話を聞く機会や、表現する学びを、将来像と自分の関心を整理する材料にできます。履修の条件は自分の年度の要項で確認してください。[2]

就活では授業があるという説明だけでなく、自分が何をしたかに焦点を当てます。他分野の考えに触れて調査の方法を変えた、発表で説明が伝わらず構成を見直したなど、行動が変わった場面を振り返ると具体的な話になります。

県内外の企業・公務員と、進学を比較する

2025年度の主な就職先として、第四北越銀行、新潟日報社、NHK出版、東北電力、野村證券、新潟県、東京法務局などが大学の一覧に掲載されています。新潟県内の中学校・高等学校教員も示されています。[1]

これらは主な就職先の例で、各社の人数や配属職種を示すものではありません。会社名や組織名だけで仕事内容を決めず、募集職種、応募区分、勤務地、選考方法を調べます。過去に卒業生が採用されたことは、自分の内定を保証するものではありません。

応募先を比較する問い(編集部の提案)
項目確かめること
仕事誰のどんな課題を扱い、どの業務を担当するか
条件応募要件、提出物、勤務地、試験・選考の日程
学修との接点調査や読解、説明のどの経験を使って関心を伝えるか
将来の学修就職後に学びたいこと、進学して深めたいこと

同年度の主な進学先には、新潟大学大学院教育実践学研究科と総合学術研究科人文社会科学専攻が掲載されています。進学を考える場合は、研究テーマや指導内容、出願条件を確認し、企業・公務員の応募とは別に準備の期限を管理しましょう。[1]

調べ直した理由を、自分の言葉で伝える

編集部の架空の例です。「地域の行事について調べる演習で、私は複数の資料の説明が異なることに気づきました。最初は一つの資料を基準に考えていましたが、作成時期と書き手の立場を整理し、共通して言えることと判断できないことを分けました。発表では、その違いが分かる比較表を使いました。」

これは新潟大学の学生の体験談ではありません。自分の経験に置き換える際は、扱った資料と自分の担当を正確に示します。少数の聞き取りや一部の資料だけで、地域全体の意見や歴史上の事実を確定したような説明にしないようにしましょう。

応募先とのつながりは、研究テーマを無理に業務へ当てはめる必要はありません。情報の出所を確かめた、異なる説明を比較した、相手に伝わる構成へ直したなど、実際に行ったことから説明します。

相談内容に合わせて、学内の窓口を使う

全学の個別相談は、進路や応募内容に迷う場合の相談、応募書類へのアドバイス、面接練習を用意しています。電話または窓口で日時を調整した後、1時間以内に個別相談申込票などの必要書類をメールで提出して手続きが完了する案内です。[6]

教員就職については全学教職センターへ相談するよう案内されています。企業・公務員の応募と教員採用を併願する場合も、相談先と準備する内容を区別してください。[6]

  • 自分の研究や授業から、問いと方法を一つ整理する。
  • 気になる仕事の応募要件と、選考・出願の期限を調べる。
  • 調査・読解・発表の中で自分が判断した一場面を書く。
  • 相談の予約と必要書類の準備を行い、伝わりにくい点を確認する。

文章が完成していなくても、書く内容に迷っている段階の相談を選べます。いま決められないことを具体的に示し、次に調べる情報と準備の順番を相談しましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 新潟大学 令和7年度就職・進学状況確認日:2026-09-11 / 2025年度学部卒業者/就職者/進学者/希望者分母率。学部別主就職先・進学先、公務員表は教員と医歯除外。経済科学には旧経済昼夜含む
  2. 新潟大学 人文学部 カリキュラムの特色確認日:2026-09-11 / 2年次3プログラム、1年演習・3年発展演習・複数ゼミ、2年からキャリアと表現科目。分野数・資格・学生話不使用
  3. 新潟大学 心理・人間学プログラム確認日:2026-09-11 / 実験調査、原典読解、思想芸術の考察。資格取得保証へ変換なし
  4. 新潟大学 社会文化学プログラム確認日:2026-09-11 / 歴史資料・フィールドワーク・情報メディアの学修
  5. 新潟大学 言語文化学プログラム確認日:2026-09-11 / 言語の規則、文学、文化の専門・横断的な学修
  6. 新潟大学 個別相談確認日:2026-09-11 / 相談・応募書類アドバイス・面接練習。電話又は窓口で調整後1時間以内に申込票等メール提出。教職は全学教職センター

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