就職率98.0%の分母と、公務員の人数を確認する
| 卒業者 | 就職者 | 進学者 | 就職希望者に対する就職率 |
|---|---|---|---|
| 175人 | 148人 | 13人 | 98.0% |
全卒業者を分母にすると、就職者の割合は約84.6%です。公式の98.0%は就職希望者に対する率なので、全卒業者の割合と区別します。卒業者から就職者と進学者を除いた14人の状況は、この表だけでは分かりません。[1]
同年度の公務員就職者は、国家公務員35人、地方公務員40人の計75人です。この公務員表は教員を除く集計です。卒業者数や就職者数に対する割合と、試験を受けた人に対する合格率は異なるため、ここから公務員試験の合格率は算出できません。[1]
人数は進路の実績を理解する材料として使います。大学名や周囲の志望先だけで自分の可能性を判断せず、希望する業務と応募区分、選考で必要な準備を調べることが具体的な行動につながります。
法学と法曹養成の2プログラムを、自分の目的から考える
学部の公式紹介では、主専攻は法学プログラムと法曹養成プログラムの2つで、2年次に選択すると説明されています。法学を段階的に学び、専門知識に加えて推論・分析・論述の力を育てる構成です。[2]
| 方向 | 確認すること |
|---|---|
| 企業・公務員など | 関心のある業務と、法律・政治の学修との接点 |
| 法曹を目指す進学 | 学内プログラムの履修条件、進学先の教育と入試 |
| 研究を深める進学 | 研究テーマ、指導を受けたい分野、出願条件 |
法曹養成プログラムには、成績優秀な学生が3年間で学部の学修を終え、連携先の法科大学院へ進む道も案内されています。全員が自動的に早期卒業・進学できるという意味ではありません。自分の入学年度の条件と現在の進学先の募集を確かめ、担当教員に相談してください。[2]
法学を学んだ経験と、法律専門職に必要な資格・選考は分けて考えます。学部卒業だけで弁護士等になれると説明したり、企業の法務部門への配属を保証されたものとして扱ったりしないようにしましょう。
判例の検討、ゼミ、JRPを具体的な経験にする
カリキュラムは、1年次のスタディ・スキルズ、2年次の基礎演習、3年次の法政演習、4年次の卒業研究・ジュニア・リサーチ・ペーパー(JRP)と、演習の学びを重ねる構成です。基礎演習では判例や論点を報告して議論し、JRPでは自分のテーマを掘り下げて論文にまとめます。[3]
選考で研究を話すときは、扱った法律名を多く並べるより、何が争点になり、どの資料を読み、なぜその結論を考えたかを示します。自分とは違う意見から何を学んだか、説明が伝わるようどこを直したかも、学修過程を伝える材料になります。
| 観点 | 書き出すこと |
|---|---|
| 問い | 何を疑問に思い、どの範囲を調べたか |
| 根拠 | 資料・判例等をどう読み、何を比較したか |
| 議論 | 異なる意見を受け、どこを考え直したか |
| 説明 | 自分の立場と、その限界をどう示したか |
研究の結論をそのまま現実の個別案件への法的助言として話す必要はありません。授業の検討と実務を区別し、条件の異なる事例に同じ結論を一律に当てはめない慎重さも、自分の説明に含められます。
現場で得た気づきを、採用実績と混同しない
法学部は現場での学びを重視し、行政機関・企業の実務家や弁護士・司法書士による講義を紹介しています。地域政策協働センターを通じた活動も説明されています。[2]
カリキュラムにあるインターンシップは、職業選択の参考として1〜4週間の就業体験を行う科目です。2025年度の主な受入先として、新潟労働局、新潟県、新潟市、第四北越銀行、弁護士法人青山法律事務所などが掲載されています。これは実習の受入先であり、そのまま卒業生の採用先を示す一覧ではありません。[3]
参加した場合は、見学した業務、実際に担当した作業、職員等から聞いた説明を分けて整理します。実務家の講義を受けたことを、自分がその業務を経験した実績へ置き換えないようにしてください。募集時期や履修条件も、現在の学内案内で確認します。
編集部の架空の例です。「ゼミの発表で、一つの立場から結論を説明していたところ、別の利害関係者の視点が抜けていると指摘されました。私は前提となる事実と意見を分けて整理し直し、複数の見方を比較する表を作りました。結論を変えなかった部分についても、その理由を説明しました。」
これは新潟大学の学生の体験談ではありません。自分の経験に置き換え、指摘を受けた点と、自分が行った修正を正確に示しましょう。
単年度と3年間の就職先一覧を分けて使う
全学の2025年度一覧には、法学部の主な就職先として新潟県、福島県、群馬県、新潟市、法務省、防衛省、新潟地方裁判所、東日本旅客鉄道、東北電力、新潟日報社などが掲載されています。組織名だけでは採用区分や配属職種までは分かりません。[1]
法学部独自の進路ページは、2023〜2025年度の3年間を対象に企業・機関名を掲載し、名称は採用当時のものとしています。金融、情報通信、製造など幅広い分野を調べる入口になりますが、全社を2025年度だけの就職先として転載しないようにします。[4]
2025年度の主な進学先には、新潟大学大学院総合学術研究科人文社会科学専攻、大阪大学大学院高等司法研究科、東北大学大学院法学研究科法科大学院、慶應義塾大学大学院法務研究科などが掲載されています。進学実績は今年の入試条件や合格可能性の保証ではありません。[1]
応募や出願の準備は、採用試験の科目、提出書類、研究計画、面接など必要な内容を分けます。公務員と企業を併願する人も、同じ志望理由を使い回すより、仕事の対象と役割の違いを説明できるようにしましょう。
担任・演習の相談と全学の個別相談を使う
法学部は演習科目を軸に担任制・面談制による指導を行うと説明しています。研究や履修、進学の方向に迷ったときは、いまの学修状況と調べた候補を示して相談できます。[2]
全学の個別相談では、進路の迷い、応募書類の助言、面接練習を扱います。電話または窓口で日時を調整し、その後1時間以内に申込票などをメールで送付する手順です。[5]
- 研究や演習から、自分が考え直した一場面を選ぶ。
- 希望する仕事や進学先の条件と期限を調べる。
- 単年度実績、複数年度一覧、実習先を分けて記録する。
- 担当教員や個別相談で、準備の優先順位を具体化する。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 新潟大学 令和7年度就職・進学状況確認日:2026-09-11 / 2025年度学部卒業者/就職者/進学者/希望者分母率。学部別主就職先・進学先、公務員表は教員と医歯除外。経済科学には旧経済昼夜含む
- 新潟大学 法学部について確認日:2026-09-11 / 2年主専攻選択、法学/法曹養成、早期卒業条件あり、実務家講義、担任面談
- 新潟大学 カリキュラム確認日:2026-09-11 / 演習・JRP、1–4週インターン、2025受入例。入試要件数値・過去地域活動不使用
- 新潟大学 卒業後の進路確認日:2026-09-11 / 2023–2025の3年、組織名採用当時。学生話不使用
- 新潟大学 個別相談確認日:2026-09-11 / 相談・応募書類アドバイス・面接練習。電話又は窓口で調整後1時間以内に申込票等メール提出。教職は全学教職センター