2025年度の就職率99.0%を、計算式から理解する

2025年度卒業生〔一部〕の総計
項目人数・割合
卒業者A4,004人
就職者B3,494人
大学院進学C103人
就活継続中D37人
就職率B÷(B+D)99.0%
B÷(A−C)89.6%
[1]

就職率は就職者と就職活動継続中の人を分母にしています。別欄の89.6%は、卒業者から大学院進学者を除いた人数に対する就職者の割合です。どちらも卒業者全員を分母にした数字ではなく、希望企業や希望職種への内定率でもありません。[1]

本記事は一部の実績で統一します。資料には二部や大学院の表もありますが、それらを足して8学部の実績と紹介しません。進路届未提出者やその他の進路もあるため、数値だけで自分の就活が順調かどうかを判断しないようにしましょう。

自分の学部・学科へ絞ると、次に調べることが見える

2025年度の学部別進路〔一部〕
学部卒業者就職者大学院進学就活継続中就職率
経済73565210699.1%
70761524699.0%
経営5905419599.1%
64756113698.9%
65052628998.3%
ネットワーク情報2201954398.5%
人間科学22819211299.0%
国際コミュニケーション22721240100.0%
[1]

学部計には旧学科の卒業者が残る場合があります。経済学部は現行3学科に加えて旧経済学科の3人、文学部は現行6学科に加えて旧日本語学科の1人を含みます。学部名が変わったからと、過年度の所属を現在の別学部へ移して数えないようにします。[1] [3] [4]

同じ学部でも、一般就職、専門的な進路、大学院進学などの選び方は異なります。率の高低を学部の優劣にせず、自分の学科でどの進路を検討し、何を準備するかを考えるために使いましょう。

大手の実績は、配属や採用可能性まで保証しない

公式の学部別就職先には、経済学部の東日本旅客鉄道、法学部の日本航空、経営学部のアクセンチュア、商学部の日本電気などが掲載されています。ネットワーク情報学部の日本アイ・ビー・エム、人間科学部のユニ・チャームなども掲載例です。[2]

企業名から、営業、開発、企画などの配属を推定することはできません。大手を目指したい場合も、実績があることを参考にしつつ、自分が応募する年度の募集職種・資格・選考内容を確認します。学部別大手内定率や個人の選考通過率は、この一覧から算出できません。

気になる企業は候補として残しながら、仕事や働き方に納得できる他の候補も並べてみましょう。社名を知っているかだけでなく、誰と関わり、何を提供する仕事かが分かると、応募の理由を具体的にできます。

学部の説明を、自分の行動へ置き換える

経験を整理する編集部の提案
経験の種類面接で説明する問い
資料・データを使う課題何を比べるために資料を選び、前提を確かめたか
プロジェクト・企画どの部分を担当し、何を検証・修正したか
語学・対話・取材相手との認識の違いをどう確認したか
制度や社会の問題の検討異なる立場の根拠をどう整理したか

「大学で学んだので能力があります」とまとめず、授業や活動で実際にしたことを一つ選びます。受賞やリーダー経験がなくても、考え直した場面や相手と確認した行動を説明することはできます。

チームでの成果と自分の担当を分け、提案しただけのことを実施済みと書かないようにします。成果が測れていない場合は、改善したと断定するより、どこまで確かめ、何が残ったかを説明しましょう。

候補を三つ、同じ項目で比べる

応募先比較のメモ
項目確認すること
仕事募集職種、新人の担当、顧客や利用者
条件応募資格、勤務地、勤務時間、異動
準備締切、提出書類、試験や面接
自分との接点関心を持った理由と、それにつながる経験
質問公式情報で分からないこと

最初から業界を一つに決めるのが難しければ、違う業界を同じ項目で比較します。具体的な仕事が分からない候補は説明会で質問し、経験の説明が弱い候補は授業や活動を振り返るなど、次の行動を分けて考えられます。

S-netとキャリア相談を、確認したいことに合わせて使う

S-netは求人やインターンシップ、卒業生情報、先輩の就職活動記録、イベント等を確認できる仕組みです。個別相談の予約にも利用できます。大学のキャリア相談では、進路の相談、応募書類の確認、面接練習などを案内しています。[5] [6]

求人を探す前に条件が定まっていないなら、関心のある仕事と避けたい条件をメモして相談します。応募先が決まっているなら、募集要項と書類の下書きを持参し、「経験が伝わるか」「仕事を理解した志望理由か」を確認してもらいましょう。

先輩の活動記録は、選考を知る手がかりになりますが、今年も同じ日程や質問とは限りません。記録から準備の問いを作り、現在の採用情報と照合する使い方ができます。

今日の一歩を、確認できる作業へ絞る

  • 所属学科の実績を読み、経験を一つ選んで担当と工夫を書く。
  • 候補三つを仕事・条件・締切で比較する。
  • 分からない条件を調べ、応募書類や面接の相談をする。

大学名への不安が残っていても、今日の確認や修正は進められます。選考に通らなかった場合は、大学全体の数字と自分を比べるより、書類・試験・面接のどこで次に変えられることがあるかを整理していきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 専修大学 令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況確認日:2026-09-10 / 1〜2頁、一部の学部計・総計と算式。二部・大学院を含めない
  2. 専修大学 令和7年度 学部別主な就職先確認日:2026-09-10 / 1頁・学部別8列、一部卒業生
  3. 専修大学 文学部確認日:2026-09-10 / 6学科と旧学科再編
  4. 専修大学 経済学部確認日:2026-09-10 / 2020再編・旧経済学科
  5. 専修大学 S-net確認日:2026-09-10 / 求人・卒業生情報・相談予約等
  6. 専修大学 キャリア・就職相談確認日:2026-09-10 / 書類確認・面接練習等

次の選考準備に役立つ記事