組織を良くする経験と、新しい価値を考える経験を分ける

経営学部は経営学科とビジネスデザイン学科を設けています。公式の教育目的では、経営学科は組織の発展に関する戦略や管理、ビジネスデザイン学科は顧客のニーズや事業の種を見つけ、新たな事業へつなげる知識・行動を重視しています。[3]‌‌‌‌​‌​​​​‌‌‌‌​​‌​‌​​​‌‌‌‌​‌​‌‌​​‌​‌‌‌‌‌‌‌​​​‌​​​‌‌‌​‌‌​​​​​‌​​​

起業経験や大きな受賞歴がなくても、学んだことを説明できます。既存の進め方を見直したのか、新しい案をつくったのか、自分が取り組んだ課題の性質を整理してみましょう。授業での提案を、実際に事業を運営した経験と混同しないことも大切です。

2025年度の進路を、就職率の計算式と一緒に読む

2025年度卒業生〔一部〕の進路(人数は人)
学科・区分卒業者A就職者B大学院進学C就活継続D就職率
経営3853478399.1%
ビジネスデザイン2051941299.0%
学部計5905419599.1%
[1]

大学の就職率はB÷(B+D)です。卒業者全員を分母にした割合ではありません。資料には別にB÷(A−C)という「卒業者に占める就職者の割合」があり、こちらも大学院進学者を除く計算です。二つの割合を混同せず、進路届未提出者やその他の進路もあることを踏まえて読みます。[1]

学部の就職率は541÷(541+5)による99.1%です。2026年度以降の入学者向け経営学科ページもありますが、この2025年度卒業生の実績を新カリキュラムの成果とは扱いません。

学部別の主な就職先と、そこから分かる範囲

2025年度の公式掲載先から抜粋
見る観点掲載先
企業の例リクルート、アマゾンジャパン、三菱UFJ銀行
企業の例アサヒビール、いすゞ自動車、アクセンチュア
公共分野等金融庁、川崎市役所
[2]

掲載先は学部単位で、各学科の採用人数や配属職種は示されていません。社名から仕事を推定せず、応募する際は現在の募集要項で職種と条件を確認します。

掲載先は経営学部単位です。ビジネスデザイン学科の卒業生が全員起業や企画の仕事へ進むという意味ではなく、企業の採用職種も別途確認する必要があります。

新規事業に関心があるなら、仕事の入口を確かめる

会社の新しいサービスに魅力を感じても、新卒採用でその企画を担当できるかは別です。応募前に、採用職種、初期配属、社内公募や異動などの説明を読み、自分が希望する仕事へどう関われるのかを質問します。

関心と求人を照合する問い
関心確認したいこと
組織を改善したいどんな業務の課題に、新人が関われるか
新しいサービスを考えたい顧客の課題を調べる役割と、企画の担当は誰か
事業を広げたい営業・運営・企画の連携と評価の仕組みは何か

「新規事業」という名称だけにこだわらず、顧客と接して課題を見つける仕事や、サービスを継続して改善する仕事も比較してみます。自分が面白いと感じる工程を軸にすると、候補を調べる理由が明確になります。

企画の説明は、採用しなかった案まで振り返る

企画書をつくった人は、最終案だけでなく、途中で外した案とその理由を整理しましょう。実現しやすさ、相手の困りごと、利用場面など、何を基準に選んだかに自分の判断が表れます。

  • 相手の課題は、観察や聞き取りで確認したか、仮説か。
  • 他の案をやめた理由は、費用・時間・顧客の反応のどれか。
  • 提案、試作、実施、結果の確認のどこまで担当したか。
  • 実施していない場合、何を試せば案を検証できるか。

アンケートで好意的な反応があったことと、実際に購入や利用が増えたことは別です。測定した結果と期待する効果を分けて書くと、面接で深く聞かれても事実に沿って答えられます。

組織の課題は、自分の肩書きより働きかけを説明する

リーダーでなくても、役割の重複や連絡漏れに気づいて整えた経験は振り返れます。指示した相手の人数を大きく見せるより、なぜその働きかけが必要で、周囲とどのように合意したかを説明しましょう。

アルバイトなど学外の経験を使う場合も、勤務先の非公開情報や他の人の事情を出さず、共有方法の改善や作業の確認といった自分の行動へ絞ります。授業の知識との接点は、実際に考え方を使った場合だけ添えれば十分です。

質問例:「企画を見直した経験はありますか」

編集部の架空の回答例です。「授業でサービス案を考えた際、私たちは機能を増やすことに集中していました。私は利用する場面を整理し、最初に必要な機能へ絞る案を出しました。メンバーと比較表をつくって試作の範囲を決めました。販売はしていないので、購入してもらえるかは未検証です」。

この例では、機能を絞る基準と、自分が作った比較表を説明できるかを確認します。事業化したように語らず、課題の段階でどこまで考えたかを明確にします。

企画書の要約を、応募書類へ直して相談する

大学はキャリア相談で応募書類の確認や面接練習を案内し、S-netでは求人や卒業生の活動記録等を提供しています。[4] [5]

相談に持参するのは企画書の全ページだけでなく、目的・担当・判断・結果をまとめた一枚です。専門用語や授業の名称が分からない人にも、自分が何をしたかが伝わるかを確かめましょう。

  • 企画や組織改善の経験を一つ選び、自分が決めた点を整理する。
  • 募集職種の初期配属と、担当したい工程の接点を確認する。
  • 実施したことと未検証のことを分け、面接で説明する。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 専修大学 令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況確認日:2026-09-10 / 2025年度・一部の経営学部該当行。1〜2ページ。
  2. 専修大学 令和7年度 学部別主な就職先確認日:2026-09-10 / 2025年度・一部、経営学部列。1ページ。学科別ではない
  3. 専修大学 学びの紹介確認日:2026-09-10 / 経営・ビジネスデザイン2学科の教育目的。2026年度経営学科の別ページは新入学者向けのため過年度卒へ遡及しない
  4. 専修大学 就職支援システムS-net確認日:2026-09-10 / 求人、卒業生情報、個別相談予約等
  5. 専修大学 キャリア・就職相談確認日:2026-09-10 / 書類確認・面接練習等

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