マーケティングと会計、それぞれの学びから応募を考える
商学部はマーケティング学科と会計学科を設けています。公式方針では、市場の問題を発見して考える学びと、会計の知識や技術を使って企業活動を理解する学びをそれぞれ示しています。[3]
同じ商品や企業を調べても、顧客の選び方に関心があるのか、利益や資金の動きに関心があるのかで考える問いは変わります。履修科目を列挙する前に、自分が面白いと感じた問題を一つ選んでみましょう。
2025年度の進路を、就職率の計算式と一緒に読む
| 学科・区分 | 卒業者A | 就職者B | 大学院進学C | 就活継続D | 就職率 |
|---|---|---|---|---|---|
| マーケティング | 433 | 393 | 3 | 5 | 98.7% |
| 会計 | 214 | 168 | 10 | 1 | 99.4% |
| 学部計 | 647 | 561 | 13 | 6 | 98.9% |
大学の就職率はB÷(B+D)です。卒業者全員を分母にした割合ではありません。資料には別にB÷(A−C)という「卒業者に占める就職者の割合」があり、こちらも大学院進学者を除く計算です。二つの割合を混同せず、進路届未提出者やその他の進路もあることを踏まえて読みます。[1]
本記事の数値は一部の実績です。同じPDFには二部マーケティングの卒業者1人・就職者1人もありますが、上の学部計へ足していません。会計学科の「その他」には29人が計上されていますが、その全員を資格試験の準備中と決めつけることはできません。
学部別の主な就職先と、そこから分かる範囲
| 見る観点 | 掲載先 |
|---|---|
| 企業の例 | オリエンタルランド、横浜銀行、東京エレクトロン |
| 企業の例 | キーエンス、日本電気、大塚製薬 |
| 監査法人の掲載例 | EY新日本、トーマツ、有限責任あずさ |
掲載先は学部単位で、各学科の採用人数や配属職種は示されていません。社名から仕事を推定せず、応募する際は現在の募集要項で職種と条件を確認します。
監査法人名が掲載されていても、全員が公認会計士として入職した意味ではありません。またマーケティング学科から企画職へ進んだ人数も、この学部単位の一覧では確認できません。
商品への興味を、仕事の役割へ進める
| 関心 | 確かめる材料 | 募集で見る点 |
|---|---|---|
| 顧客や市場 | 利用者・買う理由・競合との違い | 営業、調査、企画等の担当範囲 |
| 会計・数字 | 財務情報・管理する数字の目的 | 経理等の募集有無、資格条件、担当業務 |
| 取引・流通 | 商品が届く経路・取引先の役割 | 顧客との接点、調整業務、勤務地 |
商品を好きな理由と、働く側で担いたいことは分けて説明します。「好きだから売りたい」から、どんな相手に何を届ける役割を担いたいかへ進めると、企業ごとの差を調べやすくなります。
マーケティングの課題は、仮説を直した場面を探す
企画や調査の授業で、最初の予想と違う結果が出たことはありませんか。最初の案を押し通すのではなく、どの情報を理由に案を変えたかを整理します。顧客への聞き取りをしていなければ、「顧客ニーズを把握した」と言い切らず、仮説を立てた段階として説明しましょう。
提案書がある場合は、目的、対象者、比較した案、採用した案の理由を抜き出します。実施していない企画について売上増を成果にせず、実施時に何を測る必要があるかを考えることも、次の改善につながります。
会計の学習は、資格名と実際にできる作業を分ける
会計を学んだことを伝える際は、学習中・受験予定・合格済みを区別します。資格試験の勉強と並行して応募する人は、求人の資格要件、書類提出日、試験日を一つの予定表へ置き、両方が重なる期間の優先順位を決めましょう。
授業で財務情報を比べた経験なら、数値の単位や対象期間、連結・単体などの条件をどうそろえたかが説明材料になります。資格名がまだなくても、何を理解し、どこを学び直しているかは話せます。反対に、資格の取得だけで特定職種への配属を期待せず募集内容を確認します。
質問例:「数字を使って考えた経験を教えてください」
編集部の架空の回答例です。「企業比較の課題で、売上だけでは判断できないと考え、利益の情報も確認しました。資料の対象期間をそろえ、そろわない項目は比較から外しました。結果の説明では、数値から確認できる点と追加調査が必要な点を分けました」。
面接では、なぜその数字を選んだかを聞かれる可能性を想定します。手元のレポートを見直し、利用した資料、比較条件、結論の限界を短く説明できるようにしてください。
応募書類には、資格の予定と経験の下書きを添えて相談する
専修大学のキャリア相談は書類確認や面接練習にも対応しています。S-netでは求人、卒業生情報、活動記録の閲覧や相談予約ができます。[4] [5]
相談では、資格取得を優先する期間と応募を進める期間を示し、現在の条件で探せる職種を確認します。マーケティング志望の人は、企画職という名称に限らず、顧客や市場に関わる業務をどう比較するかを相談すると候補を広げやすくなります。
- 課題を一つ選び、顧客または数字を確かめた行動を記録する。
- 求人の職種・必要条件と資格学習の予定を並べる。
- 応募書類を修正し、企画の仮説や数値の前提を説明する練習をする。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 専修大学 令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況確認日:2026-09-10 / 2025年度・一部の商学部該当行。1〜2ページ。
- 専修大学 令和7年度 学部別主な就職先確認日:2026-09-10 / 2025年度・一部、商学部列。1ページ。学科別ではない
- 専修大学 学びの紹介確認日:2026-09-10 / 現行マーケティング学科・会計学科の教育目的と方針
- 専修大学 就職支援システムS-net確認日:2026-09-10 / 求人、卒業生情報、個別相談予約等
- 専修大学 キャリア・就職相談確認日:2026-09-10 / 書類確認・面接練習等