「語学を使いたい」を、相手と使用場面へ具体化する

国際コミュニケーション学部は2020年に開設され、2024年3月に第1期卒業生を送り出しています。日本語学科と異文化コミュニケーション学科を置き、日本国内と海外の両方向で、言語や文化を考える学びを紹介しています。[3]​​‌‌​‌​​​‌​​‌​​​​​‌‌​‌‌‌‌​‌​‌‌​​​‌​​​‌‌​‌‌‌‌​​​‌‌​​​‌‌​​‌‌‌‌​​‌‌

就活では「グローバルに働きたい」をもう一段具体的にします。海外の資料を読む、来訪者を案内する、社内外の人と調整するなど、関心がある場面を選ぶと、会社名だけでなく職種や顧客も調べられます。

2025年度の進路を、就職率の計算式と一緒に読む

2025年度卒業生〔一部〕の進路(人数は人)
学科・区分卒業者A就職者B大学院進学C就活継続D就職率
日本語787140100.0%
異文化コミュニケーション14914100100.0%
学部計22721240100.0%
[1]

大学の就職率はB÷(B+D)です。卒業者全員を分母にした割合ではありません。資料には別にB÷(A−C)という「卒業者に占める就職者の割合」があり、こちらも大学院進学者を除く計算です。二つの割合を混同せず、進路届未提出者やその他の進路もあることを踏まえて読みます。[1]

学部の就職率100.0%は就職者212人と就活継続中0人による値です。卒業者227人全員の就職ではありません。旧文学部日本語学科の卒業者をこの学部へ加算せず、2025年度の国際コミュニケーション学部の欄だけを使っています。

学部別の主な就職先と、そこから分かる範囲

2025年度の公式掲載先から抜粋
見る観点掲載先
航空・旅行・宿泊全日本空輸、エイチ・アイ・エス、星野リゾート
情報通信等日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ、SHIFT
物流・商業等鴻池運輸、伊藤忠食品、大丸松坂屋百貨店
[2]

掲載先は学部単位で、各学科の採用人数や配属職種は示されていません。社名から仕事を推定せず、応募する際は現在の募集要項で職種と条件を確認します。

これらは二つの学科を合わせた学部別の掲載先です。客室乗務、海外営業、通訳などの職種や海外配属を、この一覧から推定することはできません。

日本語と異文化、それぞれの学びから行動を取り出す

学科の説明を手がかりにした振り返り案
学び経験を探す問い
日本語の構造・使われ方同じ内容でも表現によって伝わり方が変わる場面を調べたか
異文化の理解自分が当然と思っていた前提を確かめ直したか
語学を用いた活動分からないことを聞き返し、共通理解を作ったか

語学の試験結果は能力を伝える材料の一つですが、対話の工夫を全て表すわけではありません。どんな相手に何を伝え、通じなかったときに何を変えたかを補うと、具体的な経験を説明できます。

海外経験がある場合も、国のイメージから相手の性格を一般化しないようにします。「文化が違ったから」で説明を止めず、その場にいた相手へ何を確認したか、自分の理解をどう修正したかに焦点を当てましょう。

海外勤務と、国内で語学を使う仕事を分けて比べる

募集・説明会で確認する項目
希望確かめること
海外で働きたい初期配属、海外勤務の選考、時期や条件
国内で語学を使いたい顧客や取引先、使用する言語と頻度
言葉を教える仕事募集先で必要な資格・履修等の条件
多様な人と調整したい担当業務と、判断できる範囲

「英語が使える会社」ではなく、自分が応募する職種で語学を使うかを確認します。日本語教育などの仕事を希望する場合も、学部で学んだ事実だけで採用条件を満たすと判断せず、現在の募集と自分の履修・資格の条件を照合してください。

質問例:「異なる考えの相手と、どう協力しましたか」

編集部の架空の回答例です。「共同発表で作業の完成イメージが人によって違い、準備が進みませんでした。私は各自が想定する内容を聞き、見本と締切を共有しました。表現で理解が分かれた箇所は別の言い方で確かめ、発表資料をそろえました」。

話し合ったという事実だけでなく、何が食い違い、どんな確認で解消したかを説明します。語学の流暢さに自信がなくても、相手の理解を確かめながら進めた行動は振り返ることができます。

海外経験の整理と、応募の日程管理を並行する

海外研修や留学の経験を振り返る際は、訪問先、目的、担当した課題、考えが変わった場面を短くまとめます。出来事を時系列で長く並べるより、応募する職種に関係する場面を一つ選ぶ方が、質問へ答えやすくなります。

在外中に応募する人は、日本との時差、オンライン選考の場所、提出書類の入手方法を確認して予定表へ入れます。帰国してから全て始めるか、渡航前・在外中に進めるかを、自分が利用できる環境と締切から判断しましょう。

S-netと相談で、求人の条件と自分の経験をつなぐ

S-netでは求人や卒業生情報、就職活動記録を確認できます。大学のキャリア相談では進路相談、応募書類の確認、面接練習を案内しています。[4] [5]

相談には、語学を使いたい場面と、経験を整理した一枚のメモを持参します。「留学したことをどう書くか」だけでなく、「この職種で必要な対話を説明できているか」を見てもらうと、経験と応募先の接点を具体化できます。

  • 関心がある相手・地域・仕事の場面を分けて書く。
  • 候補職種の語学条件と配属情報を確認する。
  • 相手との違いに気づき、行動を修正した経験を一つ話す。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 専修大学 令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況確認日:2026-09-10 / 2025年度・一部の国際コミュニケーション学部該当行。1〜2ページ。
  2. 専修大学 令和7年度 学部別主な就職先確認日:2026-09-10 / 2025年度・一部、国際コミュニケーション学部列。1ページ。学科別ではない
  3. 専修大学 学びの紹介確認日:2026-09-10 / 2020年開設・2024年初回卒業。日本語学科と異文化コミュニケーション学科の現行教育
  4. 専修大学 就職支援システムS-net確認日:2026-09-10 / 求人、卒業生情報、個別相談予約等
  5. 専修大学 キャリア・就職相談確認日:2026-09-10 / 書類確認・面接練習等

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