文学部の幅広さを、自分の学科の経験へ絞る
文学部の現行6学科は、日本文学文化、英語英米文、哲学、歴史、環境地理、ジャーナリズムです。公式紹介は実習や調査を重視する教育を掲げています。日本語学科は2020年に国際コミュニケーション学部へ再編され、人文・ジャーナリズム学科は2019年にジャーナリズム学科へ改組されています。[3]
「文学部だから文章が得意」とまとめるより、自分が扱った資料や問いを一つ選びます。研究対象に詳しくない相手にも、なぜ調べたか、どの根拠で考えたかが伝わるようにすると、学びが具体的な経験になります。
2025年度の進路を、就職率の計算式と一緒に読む
| 学科・区分 | 卒業者A | 就職者B | 大学院進学C | 就活継続D | 就職率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本文学文化 | 131 | 109 | 6 | 2 | 98.2% |
| 英語英米文 | 141 | 107 | 5 | 2 | 98.2% |
| 哲学 | 68 | 52 | 5 | 2 | 96.3% |
| 歴史 | 129 | 105 | 6 | 2 | 98.1% |
| 環境地理 | 50 | 37 | 3 | 0 | 100.0% |
| ジャーナリズム | 130 | 116 | 3 | 1 | 99.1% |
| 学部計(旧学科含む) | 650 | 526 | 28 | 9 | 98.3% |
大学の就職率はB÷(B+D)です。卒業者全員を分母にした割合ではありません。資料には別にB÷(A−C)という「卒業者に占める就職者の割合」があり、こちらも大学院進学者を除く計算です。二つの割合を混同せず、進路届未提出者やその他の進路もあることを踏まえて読みます。[1]
現行6学科の卒業者を合計すると649人ですが、公式学部計650人には旧日本語学科の卒業者1人も含まれます。この1人を国際コミュニケーション学部へ移して集計しません。旧人文・ジャーナリズム学科は卒業者0人と掲載されています。
学部別の主な就職先と、そこから分かる範囲
| 見る観点 | 掲載先 |
|---|---|
| 情報・表現に関わる企業等 | 北海道新聞社、共同通信社、博報堂プロダクツ、日本出版販売 |
| その他の掲載例 | 高島屋、東京地下鉄、村田製作所、統計センター |
掲載先は学部単位で、各学科の採用人数や配属職種は示されていません。社名から仕事を推定せず、応募する際は現在の募集要項で職種と条件を確認します。
掲載先は文学部全体のものです。新聞社への就職を全てジャーナリズム学科の実績としたり、企業名から編集・記者職への配属を決めつけたりせず、個別の募集を読みます。
6学科の経験を、選考で説明する問いに変える
| 学科 | 説明の材料を探す問い |
|---|---|
| 日本文学文化 | 作品や表現を、別の解釈とどう比較したか |
| 英語英米文 | 言葉の意味を、文化や文脈からどう確かめたか |
| 哲学 | 当然と思われる前提をどのように問い直したか |
| 歴史 | 資料の成立時期や立場をどう扱ったか |
| 環境地理 | 現地で確かめた情報と資料の違いはあったか |
| ジャーナリズム | 取材・調査の根拠と自分の意見をどう分けたか |
課題の完成度だけでなく、途中でどこを修正したかを振り返ります。最初から正解にたどり着いた話に整えるより、疑問が生まれた理由と確かめる手順を説明すると、自分の思考過程が伝わります。
出版・報道を目指すなら、読み手と制作工程を具体化する
好きな本や番組があることは入口になります。その先で、企画、調査、編集、営業、配信など、どの工程を担当したいのかを調べましょう。出版社に入ることと編集者として働くこと、報道機関に入ることと記者として採用されることは、募集単位を確認して考える必要があります。
作品や記事を提出する機会があるなら、制作の目的、対象読者、情報を確認した方法を説明できるようにします。授業で取材した相手の発言や写真などを外部へ使えるかは、取材時の条件と教員の指示を確認してください。
学問に近い業界だけでなく、取り組みたい作業から探す
資料を読み解く、相手の話を整理する、内容を分かりやすく届けるなど、自分が取り組んでいて面白かった作業を書き出します。その作業がどの職種で必要になるかを調べると、専門の題材と直接関係しない企業も比較できます。
教職や文化施設の専門的な仕事を希望する場合は、募集区分と必要な資格・経験を確認します。免許や資格を取る予定があることと、採用の条件を満たすことは別に照合し、民間との併願を考える人は締切を同じ予定表へまとめましょう。
質問例:「研究を、専門外の人にも説明してください」
編集部の架空の回答例です。「地域について調べる課題で、資料に書かれた説明と現地の様子に違いがありました。私は資料の作成年と調査した時期を確認し、変わった点と判断できない点を整理しました。発表では地図を使い、初めて聞く人にも場所と違いが分かるようにしました」。
この例なら、どの情報が違っていたか、なぜ地図を使ったか、自分の担当は何かを追加で聞かれると想定します。学術用語を外すだけでなく、聞き手が何を知らないかを考えて説明の順序を決めましょう。
提出物と募集要項を持ち、説明の伝わり方を確認する
大学のキャリア相談では書類の確認と面接練習ができ、S-netでは求人や卒業生の活動記録等を閲覧できます。[4] [5]
研究発表の資料をそのまま応募書類へ貼るより、目的、方法、自分の工夫を数文に要約して持参します。報道や出版を目指す人も、その他の業界を検討する人も、「題材への詳しさ」以外に伝わる行動があるかを見てもらいましょう。
- レポートや調査を一つ選び、途中で考えを変えた箇所を探す。
- 関心のある職種で、日々どんな情報や相手を扱うかを調べる。
- 専門外の友人へ説明し、分かりにくかった点を直す。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 専修大学 令和7年度大学(学部)卒業者の進路状況確認日:2026-09-10 / 2025年度・一部の文学部該当行。1〜2ページ。
- 専修大学 令和7年度 学部別主な就職先確認日:2026-09-10 / 2025年度・一部、文学部列。1ページ。学科別ではない
- 専修大学 学びの紹介確認日:2026-09-10 / 現行6学科。日本語は2020国際コミュニケーションへ再編、人文・ジャーナリズムは2019改組
- 専修大学 就職支援システムS-net確認日:2026-09-10 / 求人、卒業生情報、個別相談予約等
- 専修大学 キャリア・就職相談確認日:2026-09-10 / 書類確認・面接練習等