まず、自分の学部・学科の就職先へ絞って読む

大学公式の「卒業生の主な進路・就職先」は、就職先を過去2年間の実績から抜粋した一覧と説明しています。学部だけでなく、学科やコースごとに分かれている箇所もあります。[1]

同じ大学の一覧でも、別学部の実績を自分の所属学部の実績として扱わないことが大切です。例えば、資格が関係する進路と、学科を限定しない募集のある職種では、応募に向けて確かめる条件が異なります。

この記事の確認時点では、公式ページ冒頭の「過去2年間」を特定の二つの年度に読み替える根拠を確認できていません。そのため、掲載内容を2026年卒だけの実績、あるいは特定年度の採用人数としては扱いません。

「主な進路」と「主な就職先」を分ける

公式資料を読むときの確認欄(編集部作成)
掲載内容分かること追加で確かめること
主な進路学びと関連する進路の方向その職種への実際の進路実績、必要な資格や条件
主な就職先その欄に掲載されている就職先の例勤務先の法人名、職種、採用年度、現在の募集
過去2年間の抜粋一覧が全卒業生・全就職先ではないこと対象年度、人数、集計範囲
学科・コースの区分どの所属の欄に載っているか名称変更や新設と自分の入学年度の関係

有名な企業グループの名前を見つけたら、グループ全体なのか特定の会社なのかを確認します。就職先の掲載があっても、配属職種や勤務地まで同時に分かるとは限りません。社名だけで仕事内容を決めつけず、現在の採用ページで募集単位を調べてください。

就職率を別の資料で見る場合も、就職者数を卒業者数で割った割合と、就職希望者数で割った割合を区別します。母数が異なる数字を並べて、学部の優劣を断定しないようにしましょう。

新設コースの進路を、既存コースの実績で埋めない

公式の就職先ページでは、国際文化学部の多文化協働コースについて、2026年度新設のため2030年度より就職先を掲載すると記されています。このように実績の掲載前である区分は、同じ学部の別コースと分けて読みます。[1]

現行の情報学部ページでは、情報分野と他分野を結びつける学びや、分野横断のプログラムなどが紹介されています。学部の教育内容と、既に卒業した人の就職実績は別の情報です。教育紹介をそのまま内定実績に変換することはできません。[4]

自分の入学年度に適用される学科・コース名、カリキュラム、資格の条件は、履修案内や所属学部で確認してください。新しいパンフレットに載った名称へ、在学生の所属まで一律に置き換えないことが必要です。

就職先一覧から、比較できる応募候補を作る

  • 自分の所属に対応する欄から、気になる企業や進路を選ぶ。
  • 各社の公式採用ページで、卒業予定年に合う募集があるか確認する。
  • 法人名、職種、勤務地、応募条件、締切を同じ表に書く。
  • 仕事内容と、自分が大事にしたい条件を照らし合わせる。
  • 情報が足りない点を、説明会や大学の相談窓口で確認する。

最初から一社だけに絞るより、比較対象を持つと自分の条件を考えやすくなります。ただし、応募する数だけを増やしても、締切や準備が追いつかなければ選択肢を活かせません。候補を広げる作業と、応募の順番を決める作業を分けて進めます。

候補を比べるメモ
書く内容
募集の確認採用年度、職種、応募資格、現在の受付状況
仕事の理解扱う商品・サービス、関わる相手、担当する作業
自分の条件勤務地、働き方、身につけたいこと
未確認事項配属の決まり方、研修、選考で必要な書類
次の行動説明会参加、質問、ES作成など具体的な一手

一覧にない企業を応募候補から外す必要はありません。掲載がないことと、応募できないことは同じではないためです。現在の募集要項に照らして判断しましょう。

大学の就職支援は、今の困りごとに合わせて使う

関東学院大学の就職支援センターは、個別の進路相談や、ES・面接についての相談を案内しています。公式ページにはオンライン相談への対応も記載されています。利用方法や予約の条件は窓口の最新情報を確認してください。[2]

就職支援プログラムでは、自己分析、筆記試験、ES、面接、業界・職種研究などが案内されています。対象学年はプログラムによって異なります。大学の案内を見て、自分がいま取り組む課題に合うものを選びましょう。[3]

相談に持っていくもの(編集部作成)
悩み持参する材料
応募先を選べない候補の募集ページと、外せない条件
ESが書けない設問、字数、経験を箇条書きしたメモ
面接で止まる質問と、そのとき答えた内容
選考が続けて不通過応募先、進んだ段階、提出した書類の記録
締切管理が難しい候補企業の期限と、今週使える時間

分からないことを全部解決してから相談する必要はありません。「どの順番で進めるか分からない」こと自体を相談内容にできます。説明会や講座の日程は変更もあるため、古い開催実績を次回の予定として使わないようにしてください。

大学名への不安と、選考で伝える経験を分ける

大学名が気になり、応募前から自分の経験まで弱く感じることがあるかもしれません。ただ、学歴の不安だけを理由に、実際に工夫したことを削ってしまう必要はありません。授業、ゼミ、アルバイト、課外活動から、自分の役割と行動を整理します。

「チームで頑張った」なら、何に困り、自分が誰と何を相談し、どこを変えたかを思い出します。教員や先輩の助言を受けたなら、その助言と自分の判断を分けて説明しましょう。賞や役職がないと書けない、と考えず、確認できる行動から組み立てます。

企業の評価基準を大学の就職先一覧だけから推測することはできません。「この大学だから必ず通る」「学歴は全く見られない」とは言えません。募集条件を満たすかの確認と、自分が準備できる書類・面接の改善を切り分けて進めます。

今週の就活を、三つの成果物に落とす

編集部が提案する今週の進め方
作るもの完成の目安
応募候補の比較表企業名だけでなく、職種・条件・締切が書けている
経験の材料メモ目標・困ったこと・自分の行動・結果が分かれている
相談したい質問確認したい点と、持参する資料が決まっている

学年や選考状況によって優先順位は変わります。直近に応募締切があるなら、その準備を先にします。まだ活動を始めていない場合は、情報を集め続けるだけにならないよう、一つの募集を具体的に確認するところから始めてください。

自分が納得する就職先を、資料と経験から考える

関東学院大学の就職先情報は、応募候補を広げる入口になります。そこから先は、自分の所属に合う実績、現在の募集内容、自分の希望を重ねて判断します。大学全体のイメージだけで決めず、仕事の中身まで確かめましょう。

逆転就活塾へ相談する際も、気になる募集ページと経験のメモがあれば、どこから整理するとよいかを考える材料になります。大学名への不安を一人で抱えたまま応募を止めるより、今分かることと次に確かめることを分けて進めていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 関東学院大学 卒業生の主な進路・就職先確認日:2026-09-09 / 学部等の区分、過去2年間の抜粋、新設コースの掲載予定
  2. 関東学院大学 就職支援センター確認日:2026-09-09 / 個別相談・オンライン相談の案内
  3. 関東学院大学 就職支援プログラム確認日:2026-09-09 / ES・面接・業界研究等のプログラムと対象学年の注意
  4. 関東学院大学 情報学部確認日:2026-09-09 / 現行教育内容。就職実績の根拠にはしない

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