こども発達学科の就職先を、採用先ごとに読む

大学公式の進路ページには、教育学部こども発達学科の就職先が掲載されています。掲載先は過去2年間の実績からの抜粋で、採用先ごとの人数や全卒業生の進路を示しているものではありません。[1]

公式就職先の一部
掲載先の例
横浜市立小学校、神奈川県立特別支援学校、横浜市立保育所、明光ネットワークジャパン、三菱電機ビルソリューションズ、日本通運
[1]

この一覧から、各コースの人数や、民間企業での配属職種までは分かりません。学部の欄に載っている企業だからといって、こどもに関わる仕事で採用されたと決めつけないようにします。自分が受ける募集の仕事内容と応募条件を確認してください。

また、学校名や自治体名の掲載実績と、現在の採用試験の受付状況は別です。年度が変われば日程や募集区分も変わるため、応募先の最新要項を起点に準備します。

「こどもが好き」の先に、働く場と役割を考える

進路を比べる問い(編集部作成)
観点考えること
関わる相手年齢、生活場面、家庭との関わりなど、どこに関心があるか
自分の役割教育、保育、支援、商品・サービスなど何を担いたいか
働く組織公立・私立、企業・団体など、どのような体制で働くか
働き方勤務地、勤務時間、配属、相談できる体制が希望に合うか
応募条件必要な免許・資格、取得見込み、採用試験などを満たすか

実習先での経験が合わなかった場合も、仕事全体への違和感なのか、その場の役割や環境によるものかを分けて振り返ります。一つの経験から全ての学校や園が同じだと決めつけず、別の職場や役割を調べる材料にしましょう。

民間企業を選ぶ場合も、「教育の仕事を諦めたから」だけで説明を終えず、今どの仕事に関心を持ち、なぜそう考えたかを整理します。学んだことをどう活かせるかは、募集職種の具体的な業務と照らして考えます。

学部の教育実践センターと全学の支援を使う

教育学部の公式紹介では、2年次からの小学校教育と幼児教育のコースや、教育実践センターによる教員採用試験・保育職公務員試験・就職試験への支援が案内されています。参加・履修の条件は自分の入学年度の案内で確認してください。[2]

全学の就職支援センターでは、個別の進路相談やES・面接の相談が案内されています。教員・保育職と民間で迷っている場合は、それぞれの準備状況を伝え、何を優先するか相談する材料にできます。[3]

進路を考え直したことを、相談しにくい理由にしないでください。「実習後に迷い始めた」「企業の仕事も調べたい」と、いまの状況をそのまま伝えます。免許の取得見込みや実習日程など、動かせない条件も合わせて整理しましょう。

実習のガクチカは、担当した範囲を正確にする

実習経験を話すときは、担当したこと、指導を受けたこと、自分で工夫したことを分けて書きます。実習生として関わった範囲を超え、一人で専門的な指導や支援を完結させたように説明しないことが大切です。

実習の経験を整理する欄
確かめること
目標どのような課題意識を持って参加したか
担当自分に任された作業・役割は何か
助言指導者から何を教わり、何を確認したか
工夫助言を受け、自分がどうやり方を変えたか
振り返りどの変化を確認でき、何が課題として残ったか

こどもや保護者の氏名、詳しい生活事情など、相手を特定できる情報をESへ持ち込まないようにします。匿名にすれば何でも書けるという意味ではありません。実習先・大学の共有ルールに従い、自分の行動を中心に説明します。

練習例:説明の方法を見直した経験

「活動の説明を補助する役割を担当した際、最初は一度に多くの情報を伝えようとしていました。指導者へ相談したところ、何をしてほしいかを分けて示す必要があると助言を受けました。そこで、自分が説明する内容を整理し、相手が理解できたかを確認しながら進めるようにしました。振り返りでは、説明したつもりと伝わったことを区別して考えるようになりました。」

この例は、こどもの行動を大きく変えたという成果を作っていません。自分が助言を受けて説明を見直した点が中心です。実際に書く際は、行ったことと確認できた結果を正確に使い、聞いていない評価や測っていない数字を補わないでください。

民間企業へ応募する場合は、この経験を「人に説明するときの工夫」として整理できるかを考えます。ただし、それだけで特定の営業職や接客職に適性があると断定せず、仕事内容を別に確認しましょう。

併願するときは、実習・試験・応募期限を一枚にする

教員・保育職の採用準備と民間就活を並行する場合は、募集ごとの提出期限と試験・面接の日を一つにまとめます。実習や授業の予定も加え、使える時間から準備を割り振ります。

  • 自分が受ける募集の公式要項を確認する。
  • 提出物と期限、受験・面接日を記入する。
  • 免許・資格の取得見込みを確認する。
  • 共通して準備できる経験メモを作る。
  • 応募先ごとに必要な志望理由・試験対策を分ける。

志望理由は、学校・園・企業の名称を差し替えるだけにしないようにします。関わる相手や役割が違えば、なぜそこを選ぶかも変わります。共通する関心は残しつつ、その応募先の仕事に合わせて具体化してください。

免許・資格と採用の条件は、別々に確認する

卒業見込みであることと、必要な免許・資格を取得できる見込みがあることは分けて確認します。自分のコースや履修状況でどこまで条件を満たすかは、大学の担当窓口で確かめましょう。

採用条件や試験制度は応募先の最新案内を見ます。「教育学部だから受けられる」と推測せず、必要な書類や資格の状態を一つずつ確認してください。民間企業に応募する場合も、職種ごとの条件があれば従います。

進路の迷いを、相談できる形へ整える

応募先候補を二つか三つ選び、仕事の内容・応募条件・日程を並べてみます。次に実習や授業の経験を一つ選び、自分の役割と工夫を短くまとめます。この二つを使うと、何を相談すればよいかを具体的にしやすくなります。

逆転就活塾へ相談する場合も、大学名への不安や進路変更への迷いを一人で結論づけず、自分が納得する働き方から整理します。教員・保育職・民間のどれを選ぶかは、仕事内容と希望を確かめながら考えていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 関東学院大学 卒業生の主な進路・就職先確認日:2026-09-09 / 教育学部こども発達学科の掲載例
  2. 関東学院大学 教育学部確認日:2026-09-09 / コース、教育実践センター、実践的な学びの案内
  3. 関東学院大学 就職支援センター確認日:2026-09-09 / 個別相談の案内

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