就職先一覧には大学院修了者も含まれる

関東学院大学の公式就職先ページでは、建築・環境学部建築・環境学科の欄に、本学大学院修了者を含むという注記があります。ページ全体では就職先を過去2年間の実績から抜粋したものと説明しています。[1]

公式に掲載されている就職先の一部
掲載例集計範囲の注意
大和ハウス工業、鹿島建設、日建設計、乃村工藝社、高砂熱学工業、横浜市役所大学院修了者を含む。学部卒だけの人数・職種はこの一覧から判断しない
[1]

この注記を外して「学部から全ての掲載先へ就職した」と説明すると、進路の判断を誤る可能性があります。一覧に気になる会社があれば、学部卒で応募できる職種と、大学院修了等の条件がある募集を現在の採用要項で分けます。

会社名だけでは、設計職なのか施工管理なのか、あるいは別の業務なのかも分かりません。採用大学の有無より先に、自分が受ける募集を具体的に特定することが必要です。

設計・施工・設備を、企業の業種と混同しない

募集職種を読むための確認表(編集部作成)
関心のある仕事求人で確かめること
設計に関わる仕事担当する設計分野、学部卒の募集、作品や試験の有無
施工に関わる仕事担当する対象、現場での役割、勤務地や勤務の形
構造・設備・環境に関わる仕事必要な専攻・知識、研究との関係、配属の決まり方
住宅・内装・空間に関わる仕事設計・提案・営業などの採用区分、顧客との関わり
行政に関わる仕事技術職等の採用区分、受験条件、試験科目と日程

同じ企業に複数の職種がある場合もあります。建物の写真や知名度だけで決めず、自分が担当する業務、応募時点で求められる準備、配属の仕組みを確認します。分からない点は説明会で質問する項目にしましょう。

資格については、卒業で何が得られるのか、受験のための条件なのか、資格の取得そのものなのかを分けます。現在の制度・履修条件は大学と資格制度の公式案内に照らし、募集要項で求められる状態を確認してください。

5つのコースでの学びを、自分の経験に戻す

学部公式紹介は、建築デザイン、まちづくりデザイン、すまいデザイン、建築エンジニアリング、環境共生デザインの5コースを案内しています。3年次以降の専門的な学びやスタジオ形式の学修が説明されています。自分の入学年度の履修条件は別途確認しましょう。[2]

就活でコース名を伝えた後は、実際に扱った課題と自分の担当へ話を進めます。「デザインを学んだ」「環境に配慮した」だけでは、具体的な判断が伝わりません。何を調べ、どの条件を優先し、なぜその案を選んだかを整理してください。

課題を振り返る問い
確認する項目自分に聞くこと
条件敷地、利用者、用途など、どの条件が与えられていたか
調査何を観察し、どの資料や助言を確かめたか
比較どの案を比べ、何を基準に選んだか
修正指摘や検討を受け、何を変えたか
限界制作や調査で確認できなかったことは何か

作品を見せるときは、完成画像の前後を説明する

作品提出が求められる募集では、まず企業指定の形式、点数、容量、提出方法に従います。どの企業も同じ形式のポートフォリオを求めると考えず、個別の要項を確認してください。

作品の説明は、きれいな完成画像だけでなく、課題の捉え方、比較した案、変更した理由が分かるように整理します。これは編集部が提案する説明の観点で、特定企業の審査基準を示すものではありません。

「人が立ち寄れる休憩場所を考える課題で、最初は外観を優先して案を作りました。利用する人の移動を説明しようとした際に、入口と座る場所の関係が曖昧だと気づきました。そこで複数の配置案を比べ、通り抜ける人と休む人の動きがどう違うかを図で整理して修正しました。」

自分の作品を説明するときは、実際の図面や模型で確認できる範囲を話します。共同制作なら、自分が担当した部分と他の人の制作部分を明示し、他者の作品を自分の実績に含めないようにします。

大学院進学と就職は、学びたいことから比べる

公式就職先に大学院修了者を含むからといって、進学すれば同じ企業に入れるとは言えません。希望する研究、指導体制、費用や時間、修了後に目指す職種との関係を具体的に調べます。

進学と就職を比較するメモ
項目調べて書くこと
希望する職種学部卒・院卒の募集条件、研究や作品提出との関係
深めたい学び研究テーマ、必要な方法、指導を受けたい分野
進学の条件入試、出願時期、費用、利用できる支援
就職の条件応募できる現在の募集、準備期間、働きながら学ぶ機会

学歴への不安だけを解消するために進学を決めると、研究内容や生活の条件が置き去りになることがあります。研究室や教員への相談と、就職支援の相談を併用し、自分が確かめたい点を分けて持っていきましょう。

面接では、専門用語を説明できる範囲で使う

図面や作品を見せながら話す場合も、相手が自分と同じ専門分野に詳しいとは限りません。最初に課題の目的を伝え、次に自分が考えたことを説明すると、用語が何を指すのか理解してもらいやすくなります。

  • なぜその案を選んだかを、別案との違いで説明する。
  • 教員の助言と、自分が判断した部分を分ける。
  • 研究や制作でまだ確かめていないことは、その範囲を伝える。
  • 失敗した箇所を、どう修正したかまで話せるようにする。

作品の評価が高くなかった場合も、評価を受けて何を見直したかは経験として整理できます。受賞歴や順位を作り足すのではなく、自分が説明できる制作過程を中心に準備してください。

募集要項と作品の要約を持って相談する

大学の就職支援センターでは、個別相談やES・面接についての相談が案内されています。学部での制作・研究に関する相談先とあわせて、応募準備の進め方を確認する材料にできます。[3]

今週は気になる職種の募集要項を一つ読み、作品や課題一つについて、目的・自分の判断・修正点を短くまとめてみます。学部卒と院卒、会社名と職種を混ぜずに整理すると、次に調べることが明確になります。

逆転就活塾へ相談する場合も、大学名だけで可能性を判断せず、自分が目指す仕事と準備状況を具体化していきます。募集ページと、共有できる範囲の経験メモを持って相談してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 関東学院大学 卒業生の主な進路・就職先確認日:2026-09-09 / 建築・環境学部の掲載先。本学大学院修了者を含む注記
  2. 関東学院大学 建築・環境学部確認日:2026-09-09 / 5コースとスタジオ形式の学び
  3. 関東学院大学 就職支援センター確認日:2026-09-09 / 個別相談の案内

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