就職実績は、2学科の欄を分けて確認する
大学公式の就職先ページには、人間共生学部のコミュニケーション学科と共生デザイン学科それぞれの欄があります。以下は掲載先の一部で、過去2年間の実績から抜粋された一覧です。[1]
| 学科 | 掲載先の例 |
|---|---|
| コミュニケーション学科 | 東海旅客鉄道(JR東海)、アクセンチュア、マクロミル、三菱地所ホテルズ&リゾーツ |
| 共生デザイン学科 | 良品計画、トーソー、角川大映スタジオ、日本空調サービス |
掲載社名から、採用人数や職種、入社後の担当まで断定することはできません。例えば制作関連企業の掲載があっても、全員が特定の制作職へ就いたとは読み取れません。自分が応募したい職種の要項を別に確認してください。
また、グループ名で掲載されている場合と個別法人の場合があります。公式一覧の表記を確認し、現在募集している法人・コースと一致するかを確かめます。掲載がない企業でも、応募条件を満たすなら候補として調べる余地があります。
学部の紹介と、自分がしたことを二段階で話す
学部公式紹介では、コミュニケーションとデザインの2つの視点で共生社会を学ぶこと、学外のフィールドでのプロジェクト型の授業などが説明されています。共生デザイン学科では商品企画を通じた実践的な学びも紹介されています。[2]
面接では、まず学科の学びを短く説明し、すぐ自分の経験へ移ります。「多様な人と共生する力を学びました」だけでは具体的な取り組みが伝わりません。どのような課題で、誰と関わり、どんな役割を担当したかを補います。
| 段階 | 書く内容 |
|---|---|
| 学びの説明 | 所属学科で、自分がどの分野や課題に関心を持ったか |
| 経験の説明 | 実際に取り組んだ活動、自分の判断・行動、確認できた結果 |
学部で紹介されている全ての活動へ自分が参加したとは限りません。入学年度による履修の違いもあるため、自分の履修歴や活動記録に基づいて話してください。
コミュニケーション学科:話す力を、相手に合わせた行動へ分ける
「コミュニケーション能力があります」と言うだけでは、何ができるのかが曖昧です。聞き取り、確認、説明、調整など、自分が実際に行った動作へ分けると、相手に伝わる形にしやすくなります。
| 場面 | 振り返ること |
|---|---|
| 相手の話を聞いた | 分からなかった点をどう確認したか |
| 情報を伝えた | 相手の知識や立場に合わせ、何を変えたか |
| 意見が分かれた | 違いをどう整理し、次の行動を決めたか |
| 協力をお願いした | 相手の負担を考え、依頼内容をどう具体化したか |
会話が得意だったという話だけが材料ではありません。最初は説明が伝わらず、資料の見せ方や質問の順番を変えた経験にも、自分の工夫が表れます。相手を動かしたという言い方を強めるより、どんな状況を理解して対応したかを整理しましょう。
共生デザイン学科:見た目だけでなく、使う人をどう考えたかを伝える
制作や提案の経験を話す場合は、完成品の説明に加えて、使う人や場面をどう想定し、なぜその形にしたかを整理します。制作物が実際に商品化された場合と、授業で提案した段階は分けてください。
「案内表示を考える課題で、最初は色や配置を整えることを優先していました。内容を知らない人に説明すると、目的の情報が見つけにくいと分かりました。そこで、読む順番を確認し、必要な情報を先に見つけられる構成へ変えました。実際の施設での導入には至っていませんが、次の課題では最初に利用場面を整理するようにしました。」
この例は、デザインで大きな社会課題を解決したと主張するものではありません。相手から得た情報を受けて案を変えた過程が中心です。自分の作品や企画を話す際も、担当した部分、検証した範囲、残った課題を分けます。
プロジェクト経験は、参加と貢献を区別する
半年など一定期間取り組んだ活動でも、期間の長さだけでは本人の行動が伝わりません。プロジェクト全体の目的と、自分が引き受けた作業を分けて書きます。大きな成果が出た場合も、自分一人の成果として説明しないようにしましょう。
- 活動全体の目的を一文にする。
- 自分の担当と、周囲が担当したことを区別する。
- 自分が困った点と、その後に取った行動を書く。
- 提案、実施、検証のどこまで進んだかを確かめる。
- 外部へ出してよい情報か、授業・活動のルールを確認する。
誰かの助言を受けて進めたなら、その助言も正直に説明します。協力してもらったことと、自分で考えなかったことは同じではありません。何を相談し、どのように受け止め、次に何をしたかが分かる説明を目指します。
応募職種を絞る前に、仕事と経験の接点を調べる
人と関わる仕事がしたいという希望でも、接客、営業、調査、制作、社内の調整では仕事内容が異なります。学科名をそのまま適職に当てはめず、現在の募集職種の説明を読んで、どこに関心を持ったかを考えましょう。
| 項目 | 確かめること |
|---|---|
| 関わる相手 | 個人の利用者、企業の担当者、社内の人など誰と働くか |
| 担当する作業 | 説明、調査、提案、制作など何を担う募集か |
| 応募時の準備 | 作品、課題、語学、資格等の指定があるか |
| 働く条件 | 勤務地、配属、勤務の形が希望と合うか |
| 自分との接点 | 実際の経験のどの部分に関心のつながりがあるか |
会社紹介が魅力的でも、希望する仕事への配属が保証されているとは限りません。職種別採用か、入社後に配属が決まるかを確認し、不明点を説明会で聞く質問にしてください。
学科名への不安を、経験と応募条件の確認へ変える
大学の就職支援センターでは、個別相談やES・面接の相談が案内されています。学科の説明がうまくできない場合も、課題や活動の要約を持参して、どこを具体化すると伝わるか相談する材料にできます。[3]
まず活動一つを選び、目的、自分の役割、工夫、結果を一行ずつ書いてみます。同時に、興味のある募集一つについて、職種と応募条件を確認します。学部名の印象だけで可能性を決めず、具体的な情報へ落とし込みましょう。
逆転就活塾へ相談する際も、学歴への不安を抱えたまま経験を小さく扱う必要はありません。実際の経験と候補の仕事を並べ、自分が納得して応募できる状態を目指して整理していきます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 関東学院大学 卒業生の主な進路・就職先確認日:2026-09-09 / 人間共生学部2学科の掲載例
- 関東学院大学 人間共生学部確認日:2026-09-09 / 2学科の学びとプロジェクト型授業
- 関東学院大学 就職支援センター確認日:2026-09-09 / 個別相談の案内