2025年度の実績は、就職希望者と対象学部を確認する

大学の2025年度就職状況(2026年3月31日現在)では、全学部の卒業者2,584人、進学者75人、就職希望者2,290人、就職者2,230人、就職率97.4%が掲載されています。[1]​‌​​‌​‌​​‌‌‌‌‌‌‌​‌‌​‌‌‌‌‌‌‌‌‌​​​‌‌​‌​​​​​​​​​​​​​‌​​​‌​​​‌‌​​​​​

この率は就職希望者に占める就職者の割合です。卒業者全員の割合でも、希望する企業への採用確率でもありません。また、この卒業統計の対象は文学・経済・経営・法・工・教養の6学部です。[1]

2023年に新設された地域総合、情報、人間科学、国際の4学部について、大学の採用担当者向け案内は第一期生が2027年3月卒業予定と説明しています。旧学部の就職率を新学部の実績として読み替えないようにします。[2] [3]

所属と入学年度をそろえて、学部の情報を読む

大学は2023年度から9学部15学科体制へ移行しました。一方、教養学部の4学科、経済学部の共生社会経済学科、工学部の情報基盤工学科は募集停止となり、在学生の卒業まで所属・教育環境と進路支援を維持すると説明しています。[3]

募集停止した所属の学生・卒業生は、新しい学部名へ置き換えず、自分の正式な学部学科名で学びを説明します。現在の学部一覧と、自分が履修した教育課程を分けて確認しましょう。

学部の経験を振り返る問い(編集部作成)
学部自己PRの材料を探す視点
作品・史料・言葉・教育をどう検討し説明したか
経済社会や地域の動きを、資料・データでどう考えたか
経営企業の課題に、どの根拠から提案したか
異なる主張の根拠をどう確かめたか
実験・設計・開発で自分が何を検証したか
地域総合現地で何を見聞きし、どう考えを変えたか
情報データやプログラムを、何の目的で扱ったか
人間科学心と行動に関する問いを、どう調べたか
国際異なる背景の相手と、どう理解を確かめたか
教養(募集停止)所属学科の研究と複数分野の学びをどう結び付けたか

各学部の説明は経験を整理する入口です。全学生が同じ活動をしたわけではないので、自分の授業、研究、実習、課外活動から一つ選び、具体的な行動を挙げます。[4]

企業名の一覧は、期間・学部・職種を分ける

各学部の主な進路実績には、2022〜2024年度の3年間の企業一覧が掲載されています。例えば工学部にはTDKや東京エレクトロン宮城、経営学部には三井住友信託銀行や星野リゾートなどが掲載されています。[5] [6]

これらを2025年度単年の就職先として足し合わせたり、ほかの学部の実績へ移したりしないようにします。企業名から配属職種や採用人数を推定せず、興味を持った会社の募集要項へ進みましょう。

新4学部のページにある想定進路は、卒業生の就職実績とは別です。想定される業界を調べる材料にしながら、自分が学んだ内容と、募集される仕事を具体的に比較します。

地元で働く希望と、地元企業への関心を分ける

東北で働きたい場合は、本社の場所だけでなく、求人の勤務地、配属、転勤の説明を確認します。学部の進路資料では地域区分が本社所在地によると注記されているため、卒業生の勤務地とは限りません。[5] [6]

同じ企業でも採用区分によって勤務の条件が異なることがあります。自分が応募する区分の説明を読み、勤務地についてまだ決まっていない部分は採用担当者へ確認します。

地域に関わる仕事をしたい人は、その会社や組織が誰に何を提供するかを調べましょう。住みたい場所と担当したい業務を別々に整理すると、両方を満たす候補を探しやすくなります。

大手企業は、大学名より応募条件と業務を確認する

大手企業を目指すときも、大学名から有利・不利を先に決めつけず、募集職種と必要条件を確認します。技術、営業、管理など、同じ会社でも仕事内容や準備することが違います。

企業規模だけで応募先を固めず、業務、顧客、育成、勤務地を同じ項目で比較します。関心を持った会社があれば、似た仕事を担う別の会社も調べると、自分が大切にする条件が分かります。

大学は同窓生のつながりを就活の情報収集に生かせると案内しています。先輩の話を聞ける機会は、仕事を知る材料です。採用の優遇や推薦を保証するものとは考えず、現在の選考条件を確認しましょう。[7]

研究や活動は、目的・担当・工夫・確認でまとめる

大きな実績がなくても、授業や活動で何を確かめ、どう進めたかを説明できます。研究なら問いと方法、活動なら相手と自分の担当を示し、工夫した点と確認できた結果を分けましょう。

編集部の架空の例です。グループ発表の準備で資料の比較条件が違うと気づいた学生が、対象と期間を整理し、比較できる項目をそろえました。役職や受賞がなくても、情報を確認して説明を直した行動を伝える例です。

企画したことと実施したこと、実施と効果の確認も分けます。参加しただけの活動を運営全体の実績にしたり、効果を測っていないのに改善を断定したりせず、自分の担当を具体的に説明します。

相談の目的を決めて、大学の支援を使う

就職キャリア支援部は、対面・オンラインの進路相談、履歴書の添削・アドバイス、模擬面接を案内しています。経験のある職員や専門のキャリアカウンセラーが相談に対応すると説明されています。[7]

準備段階に合わせた相談の例(編集部作成)
困っていること持参するもの・相談する内容
仕事を選べない関心のあることと活動記録を持ち、候補の業務を比べる
自己PRが抽象的自分の担当と行動を書き、具体的に伝わるか確認する
研究説明が長い問い・方法・結果をまとめ、模擬面接で話してみる
複数の選考が重なる試験・書類・研究の予定表を持ち、優先順を考える
オンライン面接の場所が必要個別ルームの利用条件・予約方法を確認する

学修や研究内容の正確さは教員へ、選考での伝え方や応募予定は就職の窓口へ相談します。求人を一つ持参すると、経験と業務の接点を具体的に確認してもらえます。

試験報告書と支援サイトを、現在の募集情報と組み合わせる

大学は、先輩が受けた選考内容や面接の質問などをまとめた試験報告書を保管しています。キャリア支援サイトでは企業や求人の情報を検索でき、学外から使う情報提供も案内されています。[7]

試験報告書は、どんな経験を具体的に話すかを考える材料にします。今年も同じ質問が出ると決めつけず、自分の判断や行動を説明できるように準備しましょう。

TG就職支援講座や、アナウンサー・キャビンアテンダントを目指す学生向けの講座も紹介されています。希望職種に合う内容か、現在の開講・申込条件はどうかを確認します。[7]

オンライン就活用の個別ルームもあります。授業や研究の間に面接を受ける場合は、利用条件と予約方法を確認し、移動・接続確認の時間を含めて予定を組みます。[7]

公務員・専門職・進学は、必要な条件を分けて準備する

公務員を希望する人は採用区分と試験科目、教職や専門的な仕事を考える人は必要な履修・資格と採用条件を確認します。大学で学べること、資格を得ること、採用されることを一つにまとめないようにします。

大学院進学では、深めたい研究、指導体制、入試、費用を整理します。企業の応募も並行するなら、研究と選考の予定を一つにし、どの時期に何を準備するか相談しましょう。

2027年度の教育学部や理系学部の新しい案内は、現在の在学生の履修と分けて確認します。所属や取得見込みの資格は、自分の入学年度の案内と正式な書類を基準にします。[8] [9]

一つの経験と求人を持って、次の行動を決める

今日は授業、研究、実習、活動から一つ選び、目的、自分の担当、工夫、確認できたことを短く書きます。求人を一つ読み、つながりそうな業務と分からない条件を挙げましょう。

そのメモがあれば、面談で相談したいことも具体的になります。学歴への不安だけで進路を決めず、大学の支援を使い、経験と仕事の条件を確かめながら選択肢を広げていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 東北学院大学 学科別の就職状況2025年度確認日:2026-09-10 / 2026年3月31日、全学卒2584進75希望2290就職2230率97.4。旧6学部。
  2. 東北学院大学 企業採用担当者向け2026–2027案内確認日:2026-09-10 / PDF1頁、新4学部2027年3月第一期生卒業予定。
  3. 東北学院大学 学生募集停止のお知らせ確認日:2026-09-10 / 2023年9学部15学科、旧教養4学科・共生社会経済・情報基盤の募集停止と支援維持。
  4. 東北学院大学 学部・大学院確認日:2026-09-10 / 現行学部と学び。旧教養は別の学部ページで照合済み。
  5. 東北学院大学 工学部の就職状況確認日:2026-09-10 / 2022〜2024企業例、地域は本社所在地。
  6. 東北学院大学 経営学部の就職状況確認日:2026-09-10 / 2022〜2024企業例、地域は本社所在地。
  7. 東北学院大学 東北学院大学の就職力確認日:2026-09-10 / 相談・履歴書添削・模擬面接・試験報告書・支援サイト・講座・個別ルーム・卒業生のつながり。
  8. 東北学院大学 教育学部FAQ確認日:2026-09-10 / 2027計画、現行文学部教育学科へ転用なし。
  9. 東北学院大学 2027年度理系学部の案内確認日:2026-09-10 / 2027新構成、現在の在学生へ転用なし。

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