自分の入学学科と年度を確認して進路を考える

工学部は、機械知能工学科、電気電子工学科、環境建設工学科の学びを案内しています。情報基盤工学科は2023年4月募集停止と明示されていますが、大学は募集停止学科の在学生について卒業まで所属・教育環境と進路支援を維持すると説明しています。[1] [2]‌​‌​‌‌​‌​​‌​‌‌‌‌‌​​‌​‌‌‌​‌​‌‌​‌​​‌​​​​‌‌‌​‌‌​‌​​​‌​‌​‌‌‌‌​​‌‌‌​​

機械知能は機械の設計や運用、電気電子は電気エネルギーや情報通信、環境建設は土木・建築・環境などを扱います。情報基盤工学科で学んだ人も、データや通信など実際に履修した内容と研究を、卒業時の所属に沿って説明します。[1]

大学は2027年度の工学部を3学科7コースとする案内も公開しています。今の上級生の履修や所属を新しいコースへ置き換えず、自分の入学年度の案内を使いましょう。[3]

2025年度の就職状況は、希望者の人数と一緒に見る

大学の2025年度就職状況(2026年3月31日現在)では、工学部の卒業者408人、進学者39人、就職希望者360人、就職者357人、就職率99.2%が掲載されています。[4]

就職率の分母は就職希望者です。卒業者全員の割合ではなく、希望する企業に入れる確率でもありません。また、この学部合計には情報基盤工学科を含むため、現在募集する3学科だけの数値や新しい情報学部の実績とは区別します。[4]

就職と進学の選択では、数字の大小だけでなく、研究をさらに深めたいか、どんな業務を経験したいかを考えます。大学院を検討する人は、研究内容、指導体制、入試、費用、修了後の進路を教員へ相談しましょう。

企業例は2022〜2024年度の3年間として読む

学部の主な進路実績は、2022〜2024年度の3年間の一覧です。鹿島建設、清水建設、TDK、デンソー、東京エレクトロン宮城、トヨタ自動車東日本、任天堂、東北電力、NTTデータ東北などが掲載されています。[5]

この一覧を2025年度だけの就職先にしたり、企業ごとの採用人数や配属職種を付け加えたりしないようにします。学部全体の企業例なので、自分の学科からどの職種へ進んだかは別途確認が必要です。

関心のある会社を見つけたら、設計、開発、生産、品質、施工、保守など、募集される業務を調べます。地域区分が本社所在地による資料もあるため、勤務する場所は募集要項の勤務地・配属の説明で確認しましょう。[5]

研究説明は、目的・方法・担当・検証でまとめる

最初に、何を調べる、作る、改善する研究なのかを一文で示します。次に、使った方法や装置、自分の担当、確認した結果を説明すると、専門外の相手も話の流れを追いやすくなります。

研究室全体の成果と、自分が行った作業を分けます。共同で開発した装置の一部を担当したなら、その範囲を明確にし、他の担当者と何を確認したかを加えましょう。

編集部の架空の例です。測定結果が安定しないと気づいた学生が、測定条件と手順を記録し、変えた条件ごとに結果を比べました。原因を一度で特定したという話ではなく、再確認できる記録を残して検討を進めた行動を説明する例です。

大きな成果がまだなくても、うまくいかなかった点、試した対応、分かったこと、次に確かめたいことを話せます。確認していない効果や、チーム全体の技術を自分一人の成果として誇張しないようにしましょう。

学科名と職種を直結させず、業務を比べる

工学の学びから技術職を調べる例(編集部作成)
経験・関心比較する仕事確認する内容
機械の設計・製作機械設計、生産技術など使う道具、設計から検証までの担当範囲
回路・電気・制御電気設計、設備、制御関連など対象製品・設備、実験や現場での業務
建築・土木・環境設計、施工管理、調査関連など資格条件、勤務地、現場と内勤の割合
プログラム・通信・データ情報システム、通信関連など開発・運用などの区分、必要な技能
測定・評価・原因の検討品質、試験、保守関連など評価する対象、報告と改善の役割

表は求人を調べるための比較例であり、学部から各職種への採用実績ではありません。学科名だけで応募先を狭めず、募集条件と、自分が実際に使える知識・技能を照合します。

技術職でも仕事の進め方は異なります。研究に近いテーマかだけでなく、顧客や現場との調整、成果物、評価の方法、入社後の教育を確認すると、働く姿を具体的に考えられます。

推薦を考えるときは、応募前に担当教員へ確認する

工学部は、研究室担当教員から企業への推薦、学科の就職担当教員による個別相談、チューターによる助言、進路目標に沿った履修ガイドなどを案内しています。[6]

推薦を希望する人は、対象企業・職種、学内の手順、期限、必要書類、他の応募との関係を担当教員に確認します。推薦制度があることを、全学生がどの企業へも推薦されるという意味には取りません。

教員へ相談する前に、希望する業務、研究との接点、勤務地などの条件を簡単にまとめます。「どこに就職できますか」だけでなく、候補の求人と比較して相談すると、確認すべき点が明確になります。

自由応募も含めて検討する場合は、募集元と学内の手続きに沿って進めます。推薦が採用を保証するものと考えず、研究説明や面接の準備も並行して進めましょう。

基礎に不安があるときは、学修と選考準備をつなげる

工学部は数学・物理などの基礎演習と、工学基礎教育センターによる学修相談・支援を案内しています。少人数のチューターによる支援も説明されています。[6]

就活で研究を説明しようとして基礎の理解が曖昧だと気づいたら、分からない用語や原理を整理して学修相談につなげます。「何となく使った」操作を、自分の言葉で説明できるように確かめましょう。

学修支援を、履歴書の添削窓口と同じものとして扱わないことも大切です。技術の理解や履修は教員・学修の担当へ、応募資料や面接の伝え方は就職の担当へ相談し、必要な準備を進めます。

模擬面接では、専門外の相手へ研究を話す

全学の就職キャリア支援部は、対面・オンライン相談、履歴書の添削・アドバイス、模擬面接を案内しています。先輩の試験報告書やキャリア支援サイトも利用できます。[7]

面談へは、研究の目的、自分の担当、工夫、結果を一枚に整理して持参します。技術の正確さは教員にも確認し、模擬面接では専門用語が多すぎないか、行動が伝わるかを見てもらいましょう。

先輩の試験報告書は、聞かれる内容を考える材料として読みます。今年も同じ質問とは限らないため、暗記するより、自分の判断や手順を具体的に話せるように準備します。

大学はオンライン就活用の個別ルームも案内しています。実験や授業と面接が重なる場合は、予約方法や利用条件を確認し、移動や接続確認の時間も予定に入れましょう。[7]

研究の一つの工夫を、求人と並べてみる

今日は実験、設計、開発の一つについて、目的、方法、自分の担当、確認できたことを短く書きます。求人を一つ読み、どの業務でその経験を使えそうか、追加で学びたいことは何かを挙げましょう。

学歴や研究テーマの知名度に不安があっても、条件を確かめ、検証し、改善した経験は説明できます。研究室と大学の支援を使い、自分の技術と考え方が伝わる準備を進めていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 東北学院大学 工学部確認日:2026-09-10 / 現行3学科と募集停止情報基盤工学科の教育紹介。
  2. 東北学院大学 学生募集停止のお知らせ確認日:2026-09-10 / 情報基盤2023募集停止、卒業まで所属・支援維持。
  3. 東北学院大学 2027年度理系学部の案内確認日:2026-09-10 / 2027年度工学3学科7コース。現行上級生へ適用なし。
  4. 東北学院大学 学科別の就職状況2025年度確認日:2026-09-10 / 2026年3月31日、工卒408進39希望360就職357率99.2。旧情報基盤含む。
  5. 東北学院大学 工学部の就職状況確認日:2026-09-10 / 企業例2022〜2024年度の3年間。学部全体、地域は本社所在地。
  6. 東北学院大学 学部の特色確認日:2026-09-10 / 基礎演習・工学基礎教育センター、研究室推薦、学科就職教員、チューター。
  7. 東北学院大学 東北学院大学の就職力確認日:2026-09-10 / 個別相談、履歴書添削、模擬面接、試験報告書、個別ルーム。

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