新学部の想定進路と、過去の就職実績を分ける

情報学部は2023年4月に新設された4学部の一つで、データサイエンス学科を設けています。大学の採用担当者向け2026–2027案内は、新4学部の第一期生が2027年3月に卒業予定と説明しています。[1] [2] [3]‌‌​‌‌​​‌‌‌‌‌​​​​‌​‌​‌​​‌‌‌​​‌​‌​‌​​​​​‌​​​​​​‌‌​‌​​‌​‌​​‌​​‌​‌‌‌

学部の想定進路には、情報通信、金融・保険、サービス、製造、教育、公務、教職、大学院進学などが挙げられています。現時点では、この一覧を卒業生が実際に進んだ就職先として扱うことはできません。[4]

旧教養学部情報科学科や工学部情報基盤工学科の実績も、新しい情報学部の実績へ移し替えないようにします。進路を選ぶ際は、想定される業界から興味のある仕事を調べ、自分の技能と募集条件を照合しましょう。

数理・情報・社会を、課題に沿って説明する

情報学部は、データを数学的に扱う数理科学、プログラミングやAIで処理する情報科学、社会の課題を発見して情報を役立てる社会科学を学ぶと案内しています。[5]

就活では、技術名を並べるだけでなく、解決したい問いと、そのために選んだ方法を説明します。どの情報が必要で、何を比較し、結果を誰に伝える想定だったかを整理しましょう。

分析が得意でも説明に苦手意識がある人は、相手が知りたいことから話す練習ができます。反対に、企画や説明への関心が強い人も、結果を支えるデータや処理を自分の言葉で説明できるように確認します。

成果物は、目的と自分の担当を一緒に見せる

授業や研究で作ったプログラム、分析レポート、図表などから、一つの成果物を選びます。目的、入力した情報、行った処理、出力、自分の担当を短くまとめると、技術を知らない相手にも概要が伝わります。

共同制作の場合は、チーム全体が作った機能と自分が担当した部分を分けます。既存の機能や道具を使った部分も区別し、自分がどこを考え、どこを確認したかを示しましょう。

成果物を公開・提出する前には、授業や共同研究の取り決め、資料の利用条件を確認します。外部へ出せないデータがある場合は、許可される範囲で方法や自分の役割を説明できる形に整理します。

見た目が完成していても、使う条件や限界が分からないと仕事の判断にはつながりません。どんな入力で動き、どこはまだ確認していないかを添えて説明すると、自分の理解が伝わります。

分析は、前処理と結果の確認まで説明する

データ分析の経験は、手法の名前だけでなく、使う前に何を確認したかを振り返ります。欠けた値、重複、単位、対象期間などをどう扱ったか、自分が実際に行った手順を整理しましょう。

結果がよく見える方法だけを選ばず、比較する条件をそろえたか、別の説明が成り立たないかを検討します。確認できていないことを残しておくことも、分析の結果を正確に伝えるために必要です。

編集部の架空の例です。複数のデータを結合した学生が、表記の違いで同じ対象が別々に集計されると気づき、統一の条件を定めて再集計しました。高度な手法を使った話ではなく、結果の前提を確かめた行動を示す例です。

プログラムで不具合が出た経験も、どの入力で起こり、どの箇所を調べ、修正後に何を確認したかを説明できます。エラーをなくしたという結論だけでなく、切り分けの過程を話しましょう。

技術を使う相手まで考えて、研究への関心を伝える

大学は2026年9月、データサイエンス学科の研究室が同年7月の科学イベントで体験ブースを出展したと報告しています。光や空気の実験、防災とドローンなど、技術を身近に体験してもらう活動です。[6]

また、2026年3月の報告では、同学科の教員が視覚特別支援学校でプログラミングの授業を行っています。研究室が開発した仕組みを教育の現場へつなげる活動として紹介されています。[7]

これらは教員・研究室の活動例であり、全学生の開発や参加実績ではありません。自分の研究で利用者を考えた経験があるなら、操作のしやすさ、説明の分かりやすさ、使う環境をどう確認したかを振り返りましょう。

技術の面白さに加え、誰がどんな場面で役立てるのかを話せると、応募先の業務との接点が見つかります。本人が関わっていない事例は、関心を持った研究の紹介と、自分の経験を分けて説明します。

開発・分析・運用は、同じ情報系でも業務を比べる

情報学部の経験から仕事を調べる例(編集部作成)
関心・経験比較する仕事求人で確認すること
プログラムの制作開発関連担当する機能、技術、テストやチーム作業
データの整理と分析分析・調査支援分析の目的、使用する道具、報告する相手
仕組みを安定して動かす運用・保守関連監視、問い合わせ対応、勤務条件
利用者への説明導入支援、顧客対応など顧客、説明する内容、必要な技術知識
社会課題や教育への関心公務、教育関連、進学など採用区分、資格、学修や試験の条件

データサイエンス学科卒という名称だけで、データサイエンティストとして採用されるとは限りません。職種を指定する募集か、配属が後で決まるかを確認し、必要な技能と自分の経験を比べます。

企業規模や知名度に加え、どの成果物を作り、誰と協力し、何を基準に評価する仕事かを調べましょう。学んだ技術を使いたい理由と、その会社の業務に関心を持つ理由を両方説明します。

教職や進学は、別の準備予定を組む

学部は、中学校・高校の数学、高校の情報の教員免許、社会調査士を取得可能な資格として案内しています。必要な履修と自分の取得見込みを確認し、採用の条件や試験とは分けて準備します。[4]

教職を目指す人は、技術や内容を知っていることに加え、相手の理解を確かめて説明を直した経験を整理します。企業も検討するなら、実習、採用試験、応募書類の予定を一つにまとめましょう。

大学院を考える場合は、続けたい問い、研究方法、指導体制、入試、費用を教員へ相談します。就職を先延ばしにするという理由だけでなく、さらに何を学びたいかを具体的にして比較します。

技術の確認と面接の伝え方は、相談先を使い分ける

大学の就職キャリア支援部は、対面・オンライン相談、履歴書の添削・アドバイス、模擬面接を案内しています。先輩の試験報告書、キャリア支援サイト、オンライン就活用個別ルームも利用できます。[8]

技術の正確さや研究の説明は教員に確認し、面談には成果物の概要と求人を持参します。「自分の担当が分かるか」「技術名の羅列になっていないか」「募集業務との接点があるか」を確認してもらいましょう。

試験報告書は大学の先輩の選考例として読み、新学部の卒業実績とは分けます。現在の選考内容や提出物の条件を確かめ、自分の成果物をどのように説明するかを練習します。

一つの成果物を、短く説明するメモにする

今日はプログラム、分析、レポートの一つについて、目的、データや入力、自分の処理、確認した結果、残った課題を書きます。求人を一つ読み、接点のある業務と追加で学びたいことを挙げましょう。

学歴や使える技術の数に不安があっても、目的を考え、結果を確認し、説明を直した行動は伝えられます。情報学部の学びを成果物と手順から説明し、自分が担いたい仕事を比べていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 東北学院大学 学生募集停止のお知らせ確認日:2026-09-10 / 2023年新4学部と旧情報系学科の区別。
  2. 東北学院大学 情報学部確認日:2026-09-10 / データサイエンス学科、文理の学び。
  3. 東北学院大学 企業採用担当者向け2026–2027案内確認日:2026-09-10 / PDF1頁、新4学部第一期生2027年3月卒業予定。
  4. 東北学院大学 想定就職先確認日:2026-09-10 / 想定進路、数学・情報教免と社会調査士。
  5. 東北学院大学 学部の特色確認日:2026-09-10 / 数理科学・情報科学・社会科学。
  6. 東北学院大学 科学イベントの出展報告確認日:2026-09-10 / 2026年9月7日公表、7月19日研究室ブース。学生全員参加に拡張しない。
  7. 東北学院大学 視覚特別支援学校でのプログラミング授業確認日:2026-09-10 / 2026年3月18日報告、2月の教員授業・研究室開発。個々の学生実績ではない。
  8. 東北学院大学 東北学院大学の就職力確認日:2026-09-10 / 個別相談・履歴書添削・模擬面接・試験報告書・個別ルーム。

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