3コースの学びと、応募先の仕事を照合する

法学部は法律学科を設け、3年次から政策・行政、企業法務、法律専門職の3コースの履修モデルを参考に専門科目を学ぶと案内しています。進路や学問への関心に応じて選ぶ構成です。[1] [2]‌​‌‌‌​​​​​​‌‌​‌​​​‌​​​‌‌‌​‌​​​‌‌​‌‌‌‌‌​​​​‌‌‌​​​​​​​‌‌‌​‌‌‌‌‌​​​

政策・行政は行政や自治、企業法務は民法や会社法、法律専門職は基本となる法律分野を広く学ぶモデルとして紹介されています。ただし、コース名だけで就職先や入社後の配属が決まるわけではありません。[2]

自分が関心を持ったテーマと、求人で担当する業務を並べましょう。企業法務を学んだ人が民間企業を受ける場合も、法務職の募集か、入社後に配属が決まる採用かを確認します。

ゼミの経験は、根拠を探した手順から説明する

学部は1年次のリーガル・リサーチなどの導入科目と、各学年の少人数ゼミを案内しています。3・4年次のゼミでは専門分野を深く研究し、卒業研究や論文へつなげます。[2]

自己PRや学業の説明では、検討した問い、使った資料、自分の担当、考えた結論を分けます。資料を多く読んだことだけでなく、どの情報が必要かを判断したことや、根拠の弱い説明を直したことを示しましょう。

議論では、相手の意見を否定したことより、なぜ考えが違うのかを確かめた経験を振り返ります。同じ事実から異なる解釈が出たのか、参照している資料が違ったのかを整理した行動が材料になります。

編集部の架空の例です。ゼミで意見が分かれた学生が、各意見の根拠と前提を表にし、追加で確認すべき資料をまとめました。法律問題を実務で解決した経験ではなく、授業の議論を進めるために情報を整理した行動を伝える例です。

公務員・民間企業・専門職を、準備する内容で比べる

3つの進路を比べる視点(編集部作成)
進路先に確認すること授業の経験から整理する材料
公務員採用区分、担当業務、試験科目と日程制度や地域の課題を調べた根拠
民間企業募集職種、配属、応募条件、選考方法相手の意見や条件を確認した行動
法律専門職を目指す進路必要な学修・試験、進学、費用と期間関心のある分野と継続して学ぶ理由

公務員を希望していても、どの行政分野や業務に関わりたいかは調べる必要があります。民間企業に関心がある人も、企業の名前だけでなく、顧客やサービス、担当する仕事を確認しましょう。

複数の進路を並行する場合は、試験勉強、応募書類、面接、研究の予定を一つにまとめます。選考方式が違うため、講座を受ける時間と、自分の経験を整理する時間を両方確保します。

キャリアアップ講座は、受ける試験と学修状況から選ぶ

法学部はキャリアアップ支援制度を設け、法律基本科目の基礎講座、法科大学院入試や公務員試験の対策、宅建士試験対策、税務会計などの課外講座を案内しています。講座に関連するキャリアアップ奨学金も紹介されています。[2]

利用したい人は、現在の開講日程、対象者、申込条件、費用や奨学金の条件を確認します。制度が紹介されていることと、自分が今すぐ受講・受給できることは分けて確かめましょう。

相談前には、受けたい試験、自分の学年、学んだ科目、苦手な内容をまとめます。どの講座から始めるか、普段の授業やゼミとどう両立するかを具体的に相談できます。

講座を受けたことだけを自己PRにするより、学び方をどう変えたかを記録します。間違えた問題の根拠を確認し直した、計画を見直して継続したなど、自分の行動を説明できるようにします。

民間企業には、法律の知識と仕事の接点を説明する

志望理由で「法学を生かしたい」と書くときは、応募する仕事のどの場面で役立つと考えたかを具体化します。条件を確認する、資料を整理する、相手へ説明するなど、日々の業務を調べて自分の経験と照合しましょう。

例えば営業や顧客対応に関心がある場合は、誰に何を説明する仕事かを確認します。法的知識を持っているから独立して法律相談を担当できるという説明にせず、条件や情報を丁寧に確認する行動として伝えます。

面接で専門的なテーマを話すときは、背景を短く示した後、自分が何をしたかへ進みます。学説や制度の説明に時間を使いすぎず、根拠の確認や考えを修正した過程を伝える練習をしましょう。

大学の卒業生紹介も、仕事との接点を考える材料になります。ただし、他人の体験を自分の経験として語らず、参考にした点と自分が実際に行ったことを分けます。

2025年度の就職状況と、3年間の企業例を分ける

大学の2025年度就職状況(2026年3月31日現在)では、法学部の卒業者364人、進学者5人、就職希望者319人、就職者308人、就職率96.6%が掲載されています。分母は就職希望者です。[3]

学部の主な進路実績は2022〜2024年度の3年間の一覧です。アイリスオーヤマ、東京ガス、東北電力、東日本旅客鉄道、七十七銀行、日本政策金融公庫、農林中央金庫、国家公務員一般職、国税専門官、地方公務員などが掲載されています。[4]

企業一覧を2025年度だけの就職先にせず、企業名から配属職種や採用人数を推定しないようにします。法律事務所への就職も、弁護士資格の取得と同じ実績として扱うことはできません。

大手企業や公務員に関心がある人も、大学名だけで採用の有利・不利を決めつけず、応募条件と準備内容を確認しましょう。実績を眺めるだけで終わらず、募集される仕事へ進みます。

専門職や進学は、必要な条件と時間を具体化する

法律専門職を目指す場合は、職業ごとの試験や学修の条件を確認します。法学部の卒業と、資格の取得や採用は同じではありません。関心のある分野を教員へ伝え、準備の順序を相談しましょう。

大学院や法科大学院を考える人は、学びたいテーマ、指導体制、入試、費用、期間を整理します。進学先の正式な募集案内を読み、自分の学修状況と照合することが必要です。

現在の成績や学修時間に不安がある場合も、漠然と諦める前に、不足する内容を具体的にします。どの科目で理解が曖昧か、どの資料から学び直すかを相談し、仕事選びと学修計画を一緒に考えましょう。

学部の学修支援と、選考の相談を組み合わせる

全学の就職キャリア支援部は、対面・オンラインの進路相談、履歴書の添削・アドバイス、模擬面接を案内しています。先輩の選考内容をまとめた試験報告書や、キャリア支援サイトも利用できます。[5]

法の理解や研究は教員に確認し、面談には自分の経験メモと求人を持参します。「議論の内容だけで自分の行動が見えなくなっていないか」「相手が法学を知らなくても伝わるか」を確認してもらいましょう。

試験報告書は、質問の意図や準備方法を考える材料です。今年も同じ質問が出ると決めつけず、募集元の現在の条件を確かめます。公務員と企業を並行する人は、両方の予定表を見せて準備の順序を相談できます。

大学はオンライン就活用個別ルームも案内しています。面接と授業が重なる場合は利用条件や予約方法を確認し、移動と接続確認の時間も含めて計画しましょう。[5]

一つの論点と一つの求人を並べてみる

今日は授業やゼミの一つを選び、問い、根拠資料、自分の行動、考えが変わった点を短く書きます。求人や採用案内を一つ読み、その経験がつながる業務と追加で調べたい条件を挙げましょう。

学歴や資格の数に自信がなくても、資料を確かめ、異なる意見を理解し、説明を直した経験は伝えられます。法学部の支援と全学の相談を使い、自分が担いたい仕事を具体的に比べていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 東北学院大学 法学部確認日:2026-09-10 / 法律学科・3コースの名称。
  2. 東北学院大学 学部の特色確認日:2026-09-10 / 導入科目、3年次コース、全学年ゼミ、キャリアアップ講座・奨学金。
  3. 東北学院大学 学科別の就職状況2025年度確認日:2026-09-10 / 2026年3月31日、卒364進5希望319就職308率96.6。
  4. 東北学院大学 法学部の就職状況確認日:2026-09-10 / 2022〜2024年度企業・公務例。法律事務所を弁護士取得としない。
  5. 東北学院大学 東北学院大学の就職力確認日:2026-09-10 / 個別相談・履歴書添削・模擬面接・試験報告書・個別ルーム。

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