2学科の学びと、自分が調べた課題をつなげる
地域総合学部は、地域コミュニティ学科と政策デザイン学科の2学科です。地理、社会、福祉、教育、経済、経営、政治など幅広い学問を学び、地域の課題を総合的に考えると案内されています。[1]
地域コミュニティ学科は自然、産業、教育、福祉などの関係を、地域住民の視点から考えます。政策デザイン学科は、幅広い専門分野と地域で活動する人との接点を通じて、社会の課題に取り組みます。[1]
自己PRでは、学問の名前を並べるだけでなく、自分が扱った課題を一つ選びます。地図や統計を見たのか、現地で話を聞いたのか、制度を比べたのかを示し、複数の情報をどうつなげたかを説明しましょう。
想定進路と新学部の就職実績を混同しない
地域総合学部は2023年4月新設の4学部の一つです。大学の採用担当者向け2026–2027案内は、新4学部の第一期生が2027年3月に卒業予定と示しています。[2] [3]
現時点で学部が掲載するのは、学科別の想定進路です。地域コミュニティ学科には公務、教職、地域コンサルタント、地図・測量など、政策デザイン学科には公務、地域企業、電力・ガス、社会福祉法人などが挙げられています。[4]
これは卒業生の就職企業一覧ではありません。旧学部や大学全体の率を新しい学部に当てはめず、関心のある分野の仕事内容や応募条件を確認する入口として使います。
現地調査では、見たことと解釈を分けて説明する
学部は、フィールドワークで地域の人々と関わり、課題や解決策を考える学びを案内しています。教室で得た知識と、現場で見聞きしたことを照合する機会です。[5]
大学の2026年9月7日の報告では、地域コミュニティ学科のゼミが同月1〜4日に函館市と青森市で現地調査を行っています。市場の違いを比較し、まちづくりや交通の変化を学んだ活動として紹介されています。[6]
参加した人は、訪問先の説明に加え、自分が何を観察し、誰にどんな質問をしたかを整理します。写真や聞き取りの記録を見直し、実際に確認した事実と、自分の解釈を分けましょう。
短い滞在で知ったことを、その地域全体の評価へ広げないことも大切です。比較した対象や期間、まだ聞けていない相手を示すと、調査の範囲を踏まえて考えた姿勢が伝わります。
地域との協働は、自分が担当した過程を話す
大学の2026年4月21日の報告では、政策デザイン学科の学生が商店街との商品開発プロジェクトに参加し、提案した商品が同月のマルシェで販売されたと紹介されています。[7]
これは参加学生の活動例です。学科の全員が商品開発を経験したとせず、自分が参加した活動の記録から説明を作ります。企画、準備、実施、振り返りのうち、どこを担当したかを明確にしましょう。
商品が完成したことと、その後の売上や地域への効果は別です。効果のデータを確認していない場合は、提案の根拠、関係者から受けた意見、修正した内容を正確に伝えます。
編集部の架空の例です。地域活動の案内文を作った学生が、初めて来る人には場所の説明が分かりにくいと気づき、関係者に確認して経路を追記しました。大きな企画を成功させたという話ではなく、利用する相手を考えて手順を直した行動を示す例です。
地元で働く希望と、地域に関わる業務を比べる
| 関心・経験 | 比較する仕事 | 求人や説明会で確かめる点 |
|---|---|---|
| 地図・現地調査 | 地図・測量関連、調査支援など | 必要な資格・技能、調査と報告の業務 |
| 地域の事業や商店街 | 地域企業、営業、運営など | 顧客、商品・サービス、勤務地 |
| 制度や政策の比較 | 公務員、公共性のある事業など | 採用区分、担当業務、試験の日程 |
| 人の暮らしや福祉 | 社会福祉法人、NPOなど | 募集職種、担当範囲、資格条件 |
| 聞き取りや企画 | 顧客対応、調査、企画関連など | 相手、必要な情報、新卒の役割 |
勤務地を地元にしたい希望と、地域の課題へ直接関わる仕事をしたい希望は、別々に整理できます。両方を満たしたい場合は、勤務地の決まり方と、担当する業務を募集要項で確認しましょう。
地域企業でも業務は多様です。事業の理念に共感するだけでなく、誰に何を提供し、自分はどの作業を担いたいかを考えると、志望理由が具体的になります。
公務員志望は、調べた地域と応募先の業務を結び付ける
学部の進路案内は、学科の学びを通じて公務員試験の行政職の専門科目の多くを学べると説明しています。ただし、授業を履修すれば試験対策がすべて終わるわけではありません。[4]
受けたい採用区分、試験科目、日程を確認し、学んだ内容と追加の準備が必要な内容を分けます。民間企業も受ける場合は、応募書類と面接の予定を同じ予定表へ入れましょう。
現地調査を志望理由に使うなら、調べた課題に関心を持った経緯と、応募先の業務の理解を示します。研究で扱った分野へすぐ配属されると決めつけず、組織全体の仕事を調べます。
地域への愛着に続けて、どの情報を確認し、どのような立場から関わりたいと考えたかを話しましょう。住んでいたことだけで、その地域の課題をすべて理解したとする必要はありません。
資格の名称と学科ごとの条件を確認する
地域コミュニティ学科は測量士補、地域調査士、GIS学術士、教員免許などを案内しています。政策デザイン学科には教員免許や社会福祉主事任用資格の案内があります。[4]
資格は学科や履修によって条件が異なります。自分がどの科目を履修し、何を取得・認定される見込みなのかを担当窓口で確認し、応募資料へ正確に記載しましょう。
社会福祉主事任用資格を社会福祉士と同じ名称で書かないようにします。求人に資格条件がある場合は、大学の取得可能資格の一覧だけで判断せず、募集元が求める条件と照合してください。
調査や実習を説明するときは、学生として担当した範囲を明確にします。地域の人や利用者を特定する情報を出さず、どのように確認し、指導を受けて学んだかを伝えます。
相談には、現場の記録を一枚に整理して持参する
大学の就職キャリア支援部は、対面・オンラインの進路相談、履歴書の添削・アドバイス、模擬面接を案内しています。キャリア支援サイトや、先輩の選考をまとめた試験報告書も利用できます。[8]
現地調査の写真や報告書をそのまま持ち込む前に、課題、自分の担当、工夫、分かったことを一枚にまとめます。「地域全体の成果を自分の成果にしていないか」「仕事内容との接点があるか」を確認してもらいましょう。
大学の先輩の試験報告書は、選考の準備に役立つ材料です。ただし、新学部の就職実績とは分け、現在の募集条件や試験内容を確認して使います。オンライン就活用の個別ルームも、利用条件を確認して予定に組み込めます。[8]
地域で気づいた一つのことから準備を始める
今日は現地調査、実習、地域活動の一つを選び、どこで何を見たか、誰に確認したか、自分が何を変えたかを書きます。求人や採用案内を一つ読み、その経験とつながりそうな業務を探しましょう。
目立つ成果や役職がなくても、相手の話を聞き、現場を確かめ、考えを直した行動は伝えられます。地域総合学部の学びを具体的な経験として説明し、自分が関わりたい仕事を比べていきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 東北学院大学 地域総合学部確認日:2026-09-10 / 地域コミュニティ・政策デザインの2学科と学問の広さ。
- 東北学院大学 学生募集停止のお知らせ確認日:2026-09-10 / 2023新4学部と旧学部の区別。
- 東北学院大学 企業採用担当者向け2026–2027案内確認日:2026-09-10 / PDF1頁2027年3月第一期生卒業予定。
- 東北学院大学 想定就職先確認日:2026-09-10 / 学科別想定先・資格。社会福祉主事任用資格と社会福祉士を区別。
- 東北学院大学 学部の特色確認日:2026-09-10 / フィールドワークと地域の人との協働。
- 東北学院大学 函館市・青森市でのフィールドワーク確認日:2026-09-10 / 2026年9月1〜4日のゼミ活動。大学本文のみ、転載新聞本文は引用せず。
- 東北学院大学 河原町の商品開発プロジェクト確認日:2026-09-10 / 2026年4月21日報告、参加学生とマルシェ販売の例。販売継続や売上は推定せず。
- 東北学院大学 東北学院大学の就職力確認日:2026-09-10 / 進路相談・履歴書添削・模擬面接・試験報告書・個別ルーム。