最初に、自分の学部の実績と年度を確認する
大学提供情報は、理工、情報工、人間科学、都市生活、環境、メディア情報、建築都市デザイン、デザイン・データ科学の8学部を掲載しています。下表は各学部の2025年度進路表から、卒業者数と大学院進学者数を整理したものです。人数の大小を、学部の優劣として読む表ではありません。[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]
| 学部 | 卒業者 | 大学院進学者 |
|---|---|---|
| 理工学部 | 658人 | 296人 |
| 情報工学部 | 190人 | 67人 |
| 人間科学部 | 96人 | 1人 |
| 都市生活学部 | 159人 | 19人 |
| 環境学部 | 178人 | 16人 |
| メディア情報学部 | 197人 | 20人 |
| 建築都市デザイン学部 | 244人 | 90人 |
| デザイン・データ科学部 | 0人 | 0人 |
デザイン・データ科学部は2023年4月開設です。通常の4年課程で学ぶ第1期生の卒業は2027年3月に当たります。2026年9月時点で卒業者数が0人であることは、就職に失敗していることを意味しません。在学生の内定情報と、卒業後に集計する実績を分けて確認する必要があります。[8] [10]
就職率・業種・職種は、それぞれ別の情報
大学の進路資料には、卒業者数、就職希望者、就職者、大学院進学者など複数の集計が登場します。就職率を見るときは、就職希望者を分母にした値か、卒業者全員を分母にした値かを確認してください。進学者が多い学部を、就職者の割合だけで評価することはできません。
| 確認するもの | 取り違えやすいこと |
|---|---|
| 対象 | 大学全体と学部、学科、大学院を混ぜない |
| 年度 | 単年度実績と過去数年の合計を混ぜない |
| 分母 | 就職希望者と卒業者全員を混ぜない |
| 法人 | 会社本体とグループ会社を分ける |
| 業種と職種 | 建設業への就職を設計職への採用と決めつけない |
確認した大学提供情報には、説明文と進路表の人数が一致しない学部もあります。たとえば理工学部の就職者は説明文335人に対し表では331人と7人、情報工学部では説明文117人に対し表では115人と3人です。本記事ではこれらを無理に統一せず、全学の就職率や大手就職率を再計算していません。[1] [2]
自分の進路を考える際は、統計を応募先を調べる入口に使い、その先は企業の募集要項へ進みます。就職先として掲載された会社があることは、今年も同じ条件で募集していることや、自分に内定が出ることの保証ではありません。
旧工学部・知識工学部と現在の学部は範囲が違う
2020年の改組では、旧工学部が理工学部へ名称変更し、建築学科と都市工学科から建築都市デザイン学部が新設されました。旧知識工学部は情報工学部へ名称変更し、自然科学科は理工学部に新設されています。旧学部の集計全体を現在の学部へ移すと、対象学科がずれてしまいます。[9]
先輩の就職体験や過年度の企業一覧を参考にするときは、卒業年と当時の学科名を確認します。「旧名称だから役に立たない」と捨てる必要はありませんが、現在の学部の実績として数え直す前に、どの組織に属していた人の情報かを照合しましょう。
学部の特徴を、自分が説明できる経験に変える
| 所属学部 | まず振り返る題材 | 選考で具体化すること |
|---|---|---|
| 理工学部 | 実験、設計、自然科学の研究 | 条件設定と結果の検証、自分の担当 |
| 情報工学部 | 開発や情報分野の研究 | 作ったもの、比較した方法、評価の条件 |
| 人間科学部 | 子どもや人に関わる実習・学習 | 相手の状況を捉え、関わり方を変えた過程 |
| 都市生活学部 | 街の調査や空間・事業の企画 | 生活者の課題と実現・運営の考え方 |
| 環境学部 | 現場調査や企業・地域との課題検討 | 調査範囲と関係者の意見、提案の根拠 |
| メディア情報学部 | 社会調査、情報発信、システムの学習 | 調べた相手と情報の扱い方、検証方法 |
| 建築都市デザイン学部 | 設計課題や都市・建設分野の研究 | 条件を案へ反映した判断と修正 |
| デザイン・データ科学部 | データ分析や利用者を考えた制作 | 問い、データ、提案・試作、確認した結果 |
この表は履修済みの内容や職種を全員に当てはめるものではなく、本人の経験を探すための提案です。授業名や技術名を並べるより、一つの経験について、目的、自分の役割、判断、結果、限界を説明できる状態にしましょう。
共同制作やグループ研究では、班全体の成果と自分の担当を分けます。企画を提出しただけなら実施済みの事業とは書かず、分析のみなら売上や社会への効果まで測定したようには書かないでください。数字がない経験は、手順や変更点を具体的に示す方法があります。
大手企業・専門職・大学院を、希望条件で比較する
大手企業を目指す場合は、知名度のある会社名から始めても構いません。その後で、採用法人、対象学位、専門分野、職種、勤務地、選考方法を一覧にします。条件が合うか不明な点は、募集窓口や学内のキャリア担当者に確認しましょう。
| 選択肢 | 判断材料 |
|---|---|
| 学部で就職 | 募集されている仕事と、今説明できる経験の接点 |
| 大学院へ進学 | 深めたい研究、研究室、費用、修了後の職種 |
| 資格を使う仕事 | 自分の履修条件、受験・登録条件、応募要件 |
| 専門と異なる仕事 | 関心を持った理由、活用できる経験、追加準備 |
大学院進学者は理工学部296人、建築都市デザイン学部90人、情報工学部67人などですが、これだけで進学の必要性は判断できません。自分が研究したい内容と、希望職種が求める学位を具体的に照合します。[1] [2] [7]
学歴への不安があっても、応募条件と選考対策は分けて確認できます。「大学名だけで無理」と応募を諦めたり、「実績があるから大丈夫」と準備を省いたりせず、募集に合う経験をどこまで示せるかを点検してください。
学内支援を、具体的な質問を持って使う
大学提供の支援案内には、面接指導、履歴書添削、個別相談、企業研究会、卒業生による支援などがあります。学部や学科ごとの取り組みもあるため、自分が利用できる案内を確認しましょう。ここに掲載されている支援は、内定を保証する制度ではありません。[1] [3] [5]
相談前に、応募先候補の募集要項、経験をまとめた一枚メモ、選考の状況をそろえます。「何からすればよいか」だけでなく、「研究概要が専門外の相手に伝わるか」「希望する配属を募集から確認できるか」のように、判断したい点を一つ決めると準備が進みます。
まずは、自分の学部の資料を確認し、経験を一つ整理し、関心のある募集を比較するところから始めましょう。逆転就活塾へ相談する場合も、卒業予定時期、学部・学科、希望職種、困っている選考段階を伝えると、応募先選びと説明の改善を具体化できます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 東京都市大学 理工学部 進路・就職情報(大学ポートレート)確認日:2026-09-10 / 大学提供情報。2025年度進路と確認時点の支援案内。本文・表の相違は本文で区別
- 東京都市大学 情報工学部 進路・就職情報(大学ポートレート)確認日:2026-09-10 / 大学提供情報。2025年度進路と確認時点の支援案内。本文・表の相違は本文で区別
- 東京都市大学 人間科学部 進路・就職情報(大学ポートレート)確認日:2026-09-10 / 大学提供情報。2025年度進路と確認時点の支援案内。本文・表の相違は本文で区別
- 東京都市大学 都市生活学部 進路・就職情報(大学ポートレート)確認日:2026-09-10 / 大学提供情報。2025年度進路と確認時点の支援案内。本文・表の相違は本文で区別
- 東京都市大学 環境学部 進路・就職情報(大学ポートレート)確認日:2026-09-10 / 大学提供情報。2025年度進路と確認時点の支援案内。本文・表の相違は本文で区別
- 東京都市大学 メディア情報学部 進路・就職情報(大学ポートレート)確認日:2026-09-10 / 大学提供情報。2025年度進路と確認時点の支援案内。本文・表の相違は本文で区別
- 東京都市大学 建築都市デザイン学部 進路・就職情報(大学ポートレート)確認日:2026-09-10 / 大学提供情報。2025年度進路と確認時点の支援案内。本文・表の相違は本文で区別
- 東京都市大学 デザイン・データ科学部 進路・就職情報(大学ポートレート)確認日:2026-09-10 / 大学提供情報。2025年度進路と確認時点の支援案内。本文・表の相違は本文で区別
- 東京都市大学 2020年4月 学部・学科改組図確認日:2026-09-10 / 全1頁。旧工学部・旧知識工学部と新組織の対応
- 東京都市大学 デザイン・データ科学部 開設特設サイト確認日:2026-09-10 / 2023年4月開設、教育の方向。年度別就職実績ではない