不動産などの進路は、業種の集計として読む
| 項目 | 人数 | 分母・注意点 |
|---|---|---|
| 卒業者 | 159人 | 2025年4月〜2026年3月 |
| 就職者 | 137人 | 正規の職員・自営業主等137人、非正規0人 |
| 大学院進学者 | 19人 | 卒業者159人の約11.9% |
| 不動産業・物品賃貸業 | 33人 | 就職者137人の24.1% |
| 学術研究・専門・技術サービス業 | 23人 | 就職者137人の16.8% |
| 建設業 | 18人 | 就職者137人の13.1% |
大学ポートレートに掲載された就職率99.3%は、就職希望者を分母とした値です。卒業者全員に対する就職の割合ではなく、大学院進学者も別の進路として掲載されています。[1]
不動産業・物品賃貸業33人の内訳は、不動産取引・賃貸・管理33人、物品賃貸業0人です。この産業分類だけで、都市開発の企画職に33人が就いたと解釈することはできません。学術研究・専門・技術サービス業23人も、全員を研究職や設計職と見なす数字ではありません。[1]
大手企業を検討するときも、大学全体の企業一覧を学部実績として扱わず、採用法人と年度を確認します。グループ会社か本体か、総合職か職種別募集かを確かめ、知名度と仕事内容を分けて比べましょう。
都市生活学部の学びは、空間とビジネスをつなぐ
学部公式の教育理念は、商学・経営学を軸に、生活者や市場の視点と工学・芸術の方法を用い、都市の空間、商品、サービスを企画し、実現・運営する力を育てるとしています。建築物そのものだけでなく、その場所を誰がどう使い、事業としてどう続けるかも学びの対象です。[2]
| 領域 | 公式案内の重点 | 就活で振り返る問い(編集部) |
|---|---|---|
| 都市のライフスタイル | 文化・商品・サービスとビジネス | 誰の好みや利用行動を調べて提案したか |
| 都市のマネジメント | 開発・運営やコミュニティ | 関係者の役割や実施手順をどう考えたか |
| 都市のデザイン | 景観や空間の設計・表現 | 利用者の条件を形にする際に何を比較したか |
| 都市のしくみ | 制度、政策、交通など都市を支える仕組み | 空間だけでは解決できない条件をどう捉えたか |
これは4つの別学科の就職先を示す表ではありません。公式には領域を横断した履修が案内されています。自分が実際に履修・研究した内容を選び、一つの経験に絞って「何を学び、どう使ったか」を説明しましょう。[3]
街の調査を、訪問の感想で終わらせない
公式のフィールドワーク紹介では、自由が丘や代官山などで、景観、建築デザイン、環境、ファッション等を調査するとしています。就活では街の名前より、見た事実をどのように記録し、課題を考えたかを整理することが役立ちます。[5]
たとえば観察をしたなら、時間帯、場所、対象を分けて記録します。自分の感想と、実際に確認した利用行動を区別し、「にぎわっていた」だけでなく、何を見てそう判断したのかを話せる状態にしましょう。これは説明方法の提案で、特定授業で必ず人数計測を行うという意味ではありません。
| 確認項目 | 書いておくこと |
|---|---|
| 問い | 誰にとっての使いやすさや魅力を調べたか |
| 記録 | 観察、写真、図、聞き取りのうち何を使ったか |
| 比較 | 場所や時間の違いをどう比べたか |
| 仮説 | 観察からどんな理由を考えたか |
| 限界 | 未調査の利用者や時間帯は何か |
限られた時間の観察から「利用者は全員こう考えている」と広げないようにします。聞き取りで得た意見も、地域全体の総意とは別です。調査範囲を示し、次に何を確かめると提案が改善するかまで説明できれば、学んだ方法を具体的に伝えられます。
企画書や作品には、運営まで考えた過程を添える
公式案内では、3年次のプロジェクト演習で専門知識と演習のスキルを結びつけ、4年次の卒業研究で深める流れが示されています。応募書類では完成した提案だけでなく、比較や修正の過程から、自分が判断した場面を選びます。[4]
| 項目 | 面接で説明する内容 |
|---|---|
| 対象 | 誰が、いつ、何のために利用するか |
| 課題 | 既存の空間やサービスで何が満たされていないか |
| 提案 | どの点を変える案で、他案より何を重視したか |
| 実現方法 | 運営する人、費用、維持管理をどこまで検討したか |
| 自分の担当 | 調査・構想・図化・発表などのうち担当した範囲 |
作品資料を求められた場合は、見栄えのよい完成図に説明を添えます。共同課題なら、班全体の成果と本人の担当を明確にします。展示や授業で発表しただけの提案を、実際に建設・運営された事業として説明しないでください。
企画を実施していない場合でも、利用者の指摘を受けて案を変更した、運営の負担に気づいて実施範囲を絞ったなど、検討の過程は伝えられます。売上や集客の効果を測定していなければ、見込んだ効果と確認済みの結果を分けましょう。
不動産・空間・サービスの募集で見る条件
| 関心 | 確認する条件 |
|---|---|
| 不動産・街づくり | 開発、売買・賃貸、管理のどの事業か。配属はどう決まるか |
| 空間・インテリア | 企画、設計、施工、営業の分担。作品提出や履修条件はあるか |
| 施設や地域の運営 | 日常の管理とイベント企画の比率、現場勤務、関係者との調整 |
| 商品・サービス | 誰を顧客とするか、企画に関わるまでの仕事、評価の指標 |
これらは学部の職種別内定実績ではなく、求人を調べるための観点です。「街づくり」という言葉でも会社ごとに事業は違うため、志望動機では、その会社のどの事業で何をしたいかまで具体化します。
資格が必要な仕事を検討する場合は、履修によって得られる受験資格と、試験合格や登録によって得る資格を分けて確認しましょう。学部に資格対応科目があることだけで、卒業時に免許が自動的に得られるとは判断できません。個別の条件は自分の入学年度の学修要覧と担当窓口で確認してください。
学内相談で、希望する仕事と経験の接点を探す
大学提供情報は、主に3年生を対象とした学部推薦のインターンシップを案内しています。候補企業には東急グループ企業などが含まれ、企業内または学内の選考を経て参加する仕組みです。インターンシップ先として案内されていることは、その企業への入社や内定を保証するものではありません。[1]
面接指導や履歴書添削などの個別支援もあります。相談には、企画・研究の一枚メモ、募集要項、質問したい点を用意します。「この企画経験は、開発と運営のどちらの志望理由に結びつくか」など、迷っている部分を具体的に持ち込むと整理しやすくなります。[1]
学歴への不安がある場合も、大学名への評価を想像するだけでなく、応募条件を満たすか、経験を説明できるかを順に点検しましょう。逆転就活塾へ相談する際は、希望業界だけでなく関心のある仕事、授業や研究での担当、選考状況をそろえておくと、次の準備を具体化できます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 東京都市大学 都市生活学部 進路・就職情報(大学ポートレート)確認日:2026-09-10 / 大学提供の2025年度進路と支援
- 東京都市大学 都市生活学部 教育の特徴確認日:2026-09-10 / 商学・経営学を軸に都市の空間、商品、サービスを学ぶ
- 東京都市大学 都市生活学部 4つの専門領域確認日:2026-09-10 / 4領域の重点と科目例
- 東京都市大学 都市生活学部 3・4年次のプロジェクト確認日:2026-09-10 / プロジェクト演習と卒業研究
- 東京都市大学 都市生活学部 街で学ぶフィールドワーク確認日:2026-09-10 / 街での景観・建築・環境・ファッションなどの調査