立正大学の就職率97.0%の意味

大学公式の2025(令和7)年度卒業・修了データでは、学部の就職者は1,908人、進学者は72人、就職率は97.0%です。就職率の分母は就職希望者であり、卒業生全員に対する就職者の割合ではありません。進学者は大学院だけでなく、大学・専修学校・外国の学校等への入学者を含みます。[1]

大学院の修士・博士の表は学部と分けて掲載されています。学部卒で就職を考えるときに、大学院修了者の人数を足したり、その実績を自分と同じ条件として扱ったりしないでください。[1]

97.0%は、希望企業への内定率や就職後の満足度ではありません。大学名による選考の影響がないと証明する数値でもありません。就職状況を知る材料として使い、自分の応募は現在の募集要項と準備の状況から考えます。

9学部の実績から、自分の学部へ進む

2025年度・学部別進路
学部就職者進学者就職率
仏教53人2人93.0%
381人14人96.2%
経済279人8人95.5%
経営257人1人98.1%
253人4人98.4%
社会福祉200人2人98.5%
地球環境科学107人10人94.7%
心理217人28人96.4%
データサイエンス161人3人100.0%
[1]

率の違いだけで学部を順位づけても、自分が何を準備すべきかは分かりません。人数や進路の構成が異なるためです。学部別の記事では、さらに学科別の人数や企業名、授業・実習の経験をどう伝えるかを整理しています。

文学部は哲学・史学・社会・文学、心理学部は臨床心理と対人・社会心理、地球環境科学部は環境システムと地理など、学科単位の就職先を確認できます。自分の所属と一致する情報を選び、別学科の実績をそのまま自分の学科の実績として読まないようにしましょう。[2]

大手企業の名前は、仕事を調べる入口にする

令和7年度卒業者の公式一覧には、経済学科の富士通・日本たばこ産業、経営学科の良品計画・ニトリ、臨床心理学科の味の素、データサイエンス学科の日立製作所・SUBARUなどが掲載されています。一方、学科ごとに公務や福祉・教育などの進路も掲載されています。[2]

気になる会社を選んだら、今年の新卒採用ページで仕事内容と応募条件を読みます。会社を知っていることと、その会社で働きたい理由を説明できることは別です。「誰の課題に関わる仕事か」「自分は何に興味を持ったか」を一行ずつ書いてみてください。

学歴への不安を、確認できる項目に分ける

「立正大学だと無理なのか」と評判を調べ続けるより、求人の応募条件、書類、適性検査、面接のどこを準備するかに分ける方が、次の行動を決めやすくなります。選考の仕組みが公表されていない場合、学歴が原因だったと決めつけることもできません。

  • 応募条件:卒業時期、職種、資格、必要書類を確認する。
  • 仕事内容:顧客と業務を理解し、関心の理由を書き出す。
  • 働き方:勤務地、転勤、勤務時間、育成体制を比較する。
  • 準備:経験の説明、試験対策、面接練習の不足を一つ選ぶ。

「良い企業」を知名度だけで決めないことも大切です。自分が納得できる条件を先に選ぶと、有名企業と地域企業、専門分野と別の仕事などを同じ基準で比較できます。実績一覧にない会社でも、仕事内容や条件が合うなら調べる候補になります。

学部の特色を、自分が行った行動として説明する

大学や学部が用意している授業・制度を、そのまま自分の実績にはできません。実際に履修した授業、ゼミ、実習、研究、アルバイトから、自分が困ったことと工夫したことを一つ選んでください。

学びを整理する視点
経験具体化する内容
文献・事例の研究資料の違いや根拠をどう確認したか
調査・データ分析何を知りたくて、条件や限界をどう整理したか
実習・対人場面相手の反応を確認し、誰に相談してどう変えたか
グループ活動自分の役割と、意見や分担の調整

これは経験を振り返るための編集部の整理例です。数字の成果がなくても、具体的な行動は話せます。経験していない活動や評価を付け足さず、チーム全体の結果と自分の担当を分けてください。専門資格は取得済みと取得見込み・学習中を区別します。

学内支援は、今の課題に合わせて使う

大学は、就職ガイダンス、U・Iターン就職ガイダンス、面接対策セミナー、業界・企業研究フェア、学内合同説明会、筆記試験対策講座などを案内しています。対象者・開催日・申込方法は最新の学内案内で確認してください。[3]

候補の求人と自己PR案を持参し、「仕事の理解が浅いのか」「経験が抽象的なのか」「説明が長いのか」を確認しましょう。まだ文章がない場合は、経験や迷いのメモでも相談を始められます。

教職・福祉・心理などの専門分野を考える場合、資格や履修の条件は学部の担当窓口にも確認します。学内説明会への参加や対策講座の受講を、資格取得や採用の保証とは捉えず、参加後に何を直し、何に応募するかまで決めてください。

大学全体から、自分の学科と一件の応募へ

  • 全学と自分の学部の数字を、年度・分母と一緒に確認する。
  • 所属学部の記事で、学科別の実績と経験の整理方法を読む。
  • 勤務先の今年の募集職種・条件・締切を確かめる。
  • 経験の下書きを作って相談し、応募または面接練習を一つ進める。

逆転就活塾への相談でも、大学名や将来への不安を整理し、納得できる企業選びと経験の伝え方を考えられます。自分の学部、気になる求人、いま困っていることを持ってきてください。検索で不安を確かめる状態から、具体的な準備へ移していきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 立正大学:2025年度進路データ確認日:2026-09-09 / 9学部数値、全学計、分母・進学者定義
  2. 立正大学:令和7年度学部別進路確認日:2026-09-09 / 学科別就職先、企業名から職種は不明
  3. 立正大学:就職活動支援確認日:2026-09-09 / 全学支援