経営学部の就職率と就職者数を確認する

大学公式の2025(令和7)年度卒業・修了データでは、経営学部経営学科の就職者は257人、進学者は1人、就職率は98.1%です。就職率は就職希望者に占める就職者の割合で、卒業生全員を分母にした数値ではありません。進学者は大学院以外の学校等への入学者を含む定義です。[1]

この数字は、特定企業や特定職種への採用率ではありません。大学全体や経済学部の結果とも分けて読みます。「経営学部からどんな応募先を調べられるか」を考える材料として使い、自分の希望する仕事の条件は別に確認してください。

小売・IT・金融など、学科の実績を入口にする

令和7年度卒業者の公式一覧には、マイナビ、セブン-イレブン・ジャパン、良品計画、ニトリ、大創産業、NTTドコモソリューションズ、日立ソリューションズ・クリエイト、東芝テック、日本製紙クレシア、三井不動産リアルティ、埼玉縣信用金庫、城北信用金庫、中央労働金庫などが掲載されています。国家公務員・地方公務員行政職の記載もあります。[2]

気になる企業を選んだら、どの商品・サービスを知っているかだけでなく、採用ページの職種、初期配属、研修を確認してください。利用者として好きな会社でも、働く人が担当する業務を理解できていなければ志望理由は曖昧になります。

実績に載る有名企業だけに候補を集中させず、似た顧客や課題を扱う会社も調べて比較します。同じ領域でも、店舗、法人営業、運用、システムなど仕事の形は違います。仕事内容と条件を読み、納得できる応募先を増やしていきましょう。

4つの学びを、企業研究の問いに変える

経営学部の公式説明では、戦略経営、マーケティング、会計、情報システム学の4領域を学び、ゼミやフィールドワーク、発表などを通じて理論と実践を結びつける教育を紹介しています。自分が学んだ領域は、企業を調べるときの視点にもなります。[3]

企業研究に使う問いの例
学び調べる問い
戦略経営この会社は誰に、何を強みとして選ばれているか
マーケティングどんな顧客の課題を、商品やサービスで解決しているか
会計売上だけでなく、費用や事業の仕組みをどう理解するか
情報システムどの業務を、どんな仕組みで支えているか

これは編集部による企業研究の整理例です。学んだ領域と採用職種が一対一で決まるわけではありません。会計を学んでも経理だけ、マーケティングを学んでも企画だけと限定せず、募集される仕事を具体的に調べてください。

「将来は企画に関わりたい」と考える場合も、その会社でどのような経験を積んで企画へ進むのかは別の確認事項です。希望部署への異動を当然の前提にせず、最初に担当する可能性がある仕事にも関心を持てるかを確かめましょう。

ゼミ・グループワークは、自分の担当を切り出す

学部では地域活性化に関わる商品開発・サービス提案や調査、ゼミでの発表などの学びを紹介しています。就活で使うときは、学部全体の活動を自分の実績にせず、実際に参加した活動と、自分の担当を選んでください。[3]

商品提案なら、顧客の声をどう集めたか、候補のどこを比較したか、最初の案をなぜ変えたかを整理します。共同作業なら、話し合いの進め方、期限の管理、資料の分担なども候補です。リーダーでなかったことを弱みと決めつけず、自分が貢献した場面を探しましょう。

売上や採用実績などの大きな結果がなくても、提案を検討する過程を説明できます。提案が実際に採用されなかった場合は、その事実を変えず、フィードバックをどう受け止めたかを話します。授業の企画を実際の事業成果に見せる必要はありません。

自己PR例は、工夫と変化が伝わる形にする

次は書き方を示す架空の例で、実際の内定事例ではありません。「相手の意見を整理し、提案を具体化することが強みです。グループでサービス案を考えた際、好みだけで案を選びかけていたため、想定顧客の困りごとと実施に必要な条件を表にしました。各案を同じ項目で比較し、説明が不足している点を追加調査しました。」

自分の文章にする際は、誰が顧客で、どのような条件を比較し、自分が何を担当したかを入れます。面接で詳しく聞かれても説明できる実体験を使いましょう。結果を示す数字がない場合、改善率や満足度を作って埋める必要はありません。

応募先には、この経験からどんな行動を再現できそうかを伝えます。例えば、顧客の要望を整理する仕事との接点を考えられますが、募集職種の実務を読む前に「どの仕事にも役立つ」とまとめないことが大切です。

寄附講座・資格講座と、採用実績を混同しない

学部公式では実務家を招く講義、企業等でのインターンシップ、会計や情報技術などに関わる資格取得支援を案内しています。野村證券による寄附講座の紹介もありますが、講座を提供する会社への採用実績や内定を意味するものではありません。[3]

資格がないことに焦るときは、先に応募職種で何が必要かを確認します。勉強と並行して企業研究・応募書類の準備を進め、資格取得まで就活を全部止めない計画を考えましょう。実施される講座や申込条件は、その年度の学内案内を確認してください。

全学の支援には、業界・企業研究フェア、学内合同説明会、面接対策セミナー、筆記試験対策講座があります。求人や自己PR案を持って参加すると、確認したいことを具体化しやすくなります。[4]

今週は、仕事内容を比較して一つ応募準備を進める

  • 実績にある企業などから、関心のある職種を三つ調べる。
  • 仕事内容・顧客・配属・条件を比較し、分からない点を記録する。
  • ゼミやアルバイトの経験から、自分の工夫を一つ文章にする。
  • 学内窓口や就活相談で文章を見てもらい、応募または面接練習の日を決める。

大学名への不安を抱えていると、他大学の学生と比べることに時間を使いがちです。まずは自分が応募できる仕事と、伝えられる経験を具体化しましょう。逆転就活塾への相談では、企画職に興味があるが仕事内容が分からない、ゼミの経験をうまく話せないなど、今の迷いから整理できます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 立正大学:2025年度進路データ確認日:2026-09-09 / 経営257人・98.1%・進学1、定義
  2. 立正大学:令和7年度卒業者の学部別進路確認日:2026-09-09 / 経営学科の就職先
  3. 立正大学:経営学部確認日:2026-09-09 / 4領域・実践教育・支援。連携先は採用実績ではない
  4. 立正大学:就職活動支援プログラム確認日:2026-09-09 / 全学支援