就職率は希望者が分母。二つの学科を分けて読む

大学公式の2025年度データでは、社会福祉学部の就職者200人、進学者2人、就職率98.5%です。就職率は就職希望者に占める就職者の割合で、卒業生全員の進路決定率や国家試験合格率ではありません。[1]

2025年度卒業者の進路
学科就職者進学者就職率
社会福祉132人2人98.5%
子ども教育福祉68人0人98.6%
[1]

進学者の定義は大学院以外の大学・専修学校・外国の学校等を含みます。また、この表だけでは資格を使う職種への就職人数は分かりません。自分が希望する職種の実績を知りたい場合は、学科の担当窓口へ別に確認してください。[1]

学科別に見る福祉・教育・民間の実績

令和7年度の社会福祉学科の公式一覧には、公務員の行政職・専門職、公立特別支援学校、社会福祉事業団や社会福祉協議会、法人・病院等の福祉職、病院事務職等が掲載されています。企業名ではコープみらい、スノーピーク、東和銀行、村田製作所も記載されています。[2]

子ども教育福祉学科には、地方公務員保育士、公立小学校、私立保育園・認定こども園・幼稚園のほか、群馬銀行、埼玉トヨペット、セキ薬品、ソフトバンクなどが記載されています。[2]

専門職と企業就職で迷っている場合は、どちらかを先に消すのではなく、気になる求人を一つずつ読んでみます。誰を支え、どんな業務を担当し、どの資格が必要かを並べると、比較が具体的になります。

福祉・教育を学んだことと、進路の決め方は別

学部公式では、社会福祉学科はソーシャルワークと教育福祉・社会デザインの2コース、子ども教育福祉学科は教育・福祉・心理を総合的に学ぶ構成を説明しています。実習や演習、ボランティアなどを通じた実践を重視しています。[3]

実習を通じてその仕事への関心が高まることも、別の仕事を考え始めることもあるでしょう。迷う場合は、実習で負担だった点を「業務内容」「環境」「自分の準備不足」に分けてみてください。一度の経験を分野全体への向き不向きと決めつけず、仕事内容の違いを調べます。

資格や免許については、必要な履修・実習・試験等の条件と、自分の取得見込みを大学へ確認します。資格を目指す課程で学ぶことと、取得済みであることは別です。求人に必要とされる条件を読み、応募書類には現在の状態を正確に記載してください。

求人は仕事内容と、支援・育成の体制で比較する

応募前の比較項目
項目確認すること
仕事内容利用者・子ども・顧客の対象と、担当する業務
必要条件資格・免許の種類、取得見込みで応募できるか
勤務条件勤務地、勤務時間、休日、交替勤務の有無
育成新人の研修、相談できる相手、業務の覚え方
選考提出書類、面接等の内容、締切

同じ分野でも、職場や担当業務によって働き方は異なります。理念に共感することに加え、日常の仕事と育成体制を確かめましょう。見学や説明会では「新人はどのような順序で仕事を覚えるか」など具体的に質問すると、入職後の姿を考えやすくなります。

一般企業も検討する場合は、福祉の学びを無理に専門職の志望理由に合わせる必要はありません。人の要望を聞く、状況を整理する、関係者と協力するなど、自分の経験と職種の接点を探します。

実習の自己PRは、守秘と自分の役割を守る

実習を話すときは、利用者や子どもを特定できる名前、病歴、家庭事情、施設の内部情報などを入れず、自分がどのように行動したかに焦点を当てます。発表・面接で説明してよい範囲は、実習先と大学の取り決めも確認してください。

次は説明方法を示す架空の例で、実際の内定事例ではありません。「相手の反応を確かめて伝え方を調整することが強みです。活動の説明が伝わりにくかった際、指導者に相談し、説明を短く区切って見本を示すようにしました。その後も様子を確認し、必要な説明を加えました。」

自分の経験にするときは、何を観察し、誰に相談し、どこを変えたかを具体化します。学生として関わった範囲と、職員・指導者が判断した範囲を分けましょう。支援の成果を自分一人が生み出したように語らず、確認できた事実だけを使います。

実習の話を使いにくい場合は、ゼミやアルバイトの経験を選べます。特別な体験かどうかよりも、相手の状況を確認して工夫した場面を、質問されても説明できることが大切です。

専門分野と選考の相談先を使い分ける

学部は実習・演習に加え、子育て支援センターやボランティアセンターなどの活動機会を紹介しています。参加条件や現在の募集は学内で確認してください。これらの活動への参加を採用の保証として扱わず、関わった内容から自分の学びを振り返ります。[3]

全学の支援には面接対策セミナー、業界・企業研究フェア、学内合同説明会、筆記試験対策講座などがあります。資格・履修・実習の相談と、求人・面接の相談を分け、必要な資料を持参しましょう。[4]

今週は二つの求人と実習の振り返りを用意する

  • 専門分野と、比較したい別の仕事の求人を一つずつ読む。
  • 必要資格、仕事内容、働き方、研修を並べる。
  • 実習や授業で自分が行った工夫を、個人情報なしで書く。
  • 大学や就活相談で、選択肢と次の準備を整理する。

学歴への不安や、専門分野を離れることへの迷いだけで結論を急ぐ必要はありません。逆転就活塾への相談では、今の求人候補と気になっている点を伝えてください。納得できる仕事の選び方と、自分の経験の伝え方を具体化していきます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 立正大学:2025年度進路データ確認日:2026-09-09 / 2学科の就職者・率と定義
  2. 立正大学:令和7年度学部別進路確認日:2026-09-09 / 学科別就職先、職種明記と企業名のみを区別
  3. 立正大学:社会福祉学部確認日:2026-09-09 / 学科・教育・実習支援
  4. 立正大学:就職活動支援確認日:2026-09-09 / 全学支援