5学部のうち、自分の所属から調べる

三重大学は人文学部、教育学部、医学部、工学部、生物資源学部の5学部を設置しています。学部と大学院は別の課程なので、就職情報を見る際も卒業・修了の区分を確かめましょう。[1]​​‌​‌​‌‌‌‌​​​‌​‌​‌​‌​​​​‌‌​​‌​‌​‌​‌‌‌‌​​‌​​​‌‌​‌​‌‌‌‌‌‌​​​​​‌​​‌

学部別に最初に整理すること(編集部作成)
学部調べる入口
人文文化・法律経済の履修、研究経験、応募職種
教育志望校種・教科、企業や公務員との比較
医学科の研修先と看護学科の採用区分
研究を深める進学と、学部卒の募集条件
生物資源改組前後の所属、専門分野と希望業務

別学部の実績を参考にする場合も、そのまま自分の採用可能性とは考えないようにします。自分の経験、応募条件、これから準備できることを整理する方が、次の行動につながります。

2025年度の進路は、就職・進学・臨床研修を分ける

大学の2025年度就職状況は、2026年5月1日現在の資料です。学部合計は卒業1,347人、進学420人、臨床研修医123人、就職757人、その他47人と記載されています。[2]

2025年度の学部別進路
対象卒業者進学者就職者別に確認する点
人文学部261人20人231人その他10人
教育学部199人7人183人就職者全員が教員とは限らない
医学科128人表では空欄表では空欄臨床研修医123人、その他5人
看護学科79人表では空欄77人その他2人
工学部421人268人141人旧学科の卒業者も合計に含む
生物資源学部259人125人125人改組前の4学科の実績
[2]

全学の就職率97.7%は、就職者757人を就職者と未内定者18人の計775人で割った値です。卒業1,347人を分母とする割合ではありません。臨床研修医123人も、この算式の就職者とは別に扱われています。[2]

「その他」47人全員を未内定者とすることや、進学者を就職できなかった人とすることは避けます。大学全体の率を、自分の志望先の合格率へ置き換えることもできません。

コース変更前の卒業実績を、現在の名前へ移さない

人文学部は2024年度から両学科とも3コースになり、文化学科のコース構成が変わり、法律経済学科に公共政策コースが加わりました。現在のコース名と自分の入学年度の履修を照合します。[3]

工学部は現在、総合工学科の6コースです。電子情報工学コースは2025年4月に新設されました。2025年度の卒業表にはそのコースの卒業実績はなく、既存コースの数字を新設コースへ移すことはできません。[2] [4] [5]

生物資源学部は2024年に1学科4コースへ改組されました。生物資源総合科学コースは2年次に他の3コースのいずれかへ配属されます。一方、2025年度の卒業実績は旧4学科のものです。[2] [6]

先輩の実績を使うときは、学部だけでなく入学年度、所属、学部卒か大学院修了かを確認します。名称が近くても同じ集団とは限らないため、比較できる範囲を押さえましょう。

主な就職先の人数と採用職種を区別する

2025年度資料の主な就職先には、人文学部の百五銀行10人、名古屋市役所8人、教育学部の三重県教育委員会91人、三重県庁12人が掲載されています。[2]

看護学科では三重大学医学部附属病院34人、工学部では住友電装7人、清水建設4人、生物資源学部では三重県庁19人、山崎製パン3人などが示されています。[2]

ここでの人数は学部または看護学科の実績で、特定の職種や部署へ就いた人数ではありません。教育委員会の数を特定校種の正規採用数としたり、企業名から研究開発職の人数を推定したりしないようにします。

会社や機関の名前を入口に、仕事内容、配属、研修、勤務条件を調べましょう。掲載されていない応募先も含め、同じ項目で比較すると、知名度以外の違いが分かります。

三重・愛知と県外を、仕事と生活の条件で比べる

2025年度の学部就職者757人の地域別内訳は、三重県278人、愛知県230人、静岡・岐阜28人、関東140人、近畿49人、その他32人です。これは臨床研修医や大学院の就職者を含む地域分布ではありません。[2]

地元で働きたい場合は、採用窓口の所在地だけでなく、実際の勤務地や転勤、職種別採用の条件を確認します。県外を考える場合は、選考での移動、住まい、入社後の生活も比較しましょう。

勤務先を比較する質問(編集部作成)
観点確認すること
業務誰に何を提供し、自分はどの作業を担うか
配属職種や勤務地を選べるか、決定時期はいつか
育成入職後の研修、相談する相手、学ぶ機会
生活勤務時間、休日、住居、移動などの条件

地域別の人数が多いことから、地元なら必ず採用されるとはいえません。希望条件の中で優先するものと、相談できるものを分けて考えます。

学部の専門を、自分が行ったことに分けて伝える

人文学部での資料の比較、教育学部の実習の振り返り、工学部の設計・実験、生物資源学部の調査なども、専門名だけでは取り組みが伝わりません。問い、作業、判断、結果、残る課題を短く説明しましょう。

医学科や看護学科の実習も、観察したことと指導の下で行ったことを区別します。学生本人の役割を超えた成果を主張せず、学んだことと今後伸ばしたい力を伝えます。

編集部の架空の例です。グループの調査で資料の年代がそろっていないことに気づいた学生が、出典と対象期間を確認し直しました。比較できる条件を整理して説明し、結論に使える情報と残る疑問を班で共有しました。

この例は実際の三重大学生の体験談ではありません。自分の活動へ置き換え、全体の成果と個人の担当を分けて書きます。応募職種を調べた上で、その行動がどの場面で必要かを考えましょう。

学部の担当と全学相談を、困りごとに応じて使う

大学は卒業・修了年度別に、学部・学科ごとの就職担当教職員一覧を公開しています。自分の対象年度と所属を確認して窓口を探します。[7]

教職なら校種・教科や実習の学び、研修先ならプログラム、進学なら研究テーマと費用など、専門的な条件を整理して相談しましょう。履歴書や面接の表現だけで解決しない点は、学部の担当と募集元に確認します。

全学のキャリア支援部門は、進路・就業相談、ES添削、個別面接指導を案内しています。キャリア・カウンセラーへの相談は就職支援ナビから予約できます。[8]

応募先が未定でも、関心のあることと迷っている点を整理して相談できます。応募先が決まっている人は求人票と経験の要約を持参し、必要な情報や伝わり方を確認してもらいましょう。

求人情報と締切を、自分の年度に合わせる

全学の就職情報コーナーでは、企業等の求人、公務員の募集要項、インターンシップ情報、就活参考書などを案内しています。学内企業説明会や就職ガイダンスも、仕事や応募の準備を知る機会になります。[8]

募集年度、応募資格、提出方法、締切、選考内容を一つの表にします。過年度のガイダンスや先輩の体験をそのまま今年の手続とせず、募集元の最新案内を確認してください。

今日は自分の学部の進路表を読み、関心のある仕事か進学先を一つ調べます。経験の要約と、まだ分からない質問を用意して相談を予約すると、情報収集だけで止まらず次の準備へ進めます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 三重大学 学部・大学院等確認日:2026-09-10 / 5学部の一覧、大学院との区別。
  2. 三重大学 令和7年度就職状況確認日:2026-09-10 / 1頁学部1347卒420進123臨床757就47他18未。率757/775=97.7。5学部医学2学科と地域内訳、4頁就職先人数。大学院と分離。画像確認。
  3. 三重大学 人文学部について確認日:2026-09-10 / 2024両学科3コース。
  4. 三重大学 工学部 総合工学科確認日:2026-09-10 / 6コース。
  5. 三重大学 工学部トップ確認日:2026-09-10 / 電子情報工学2025年4月新設。
  6. 三重大学 生物資源学部 学部について確認日:2026-09-10 / 2024改組1学科4コース、総合科学2年次他3配属、旧4学科。
  7. 三重大学 就職担当教職員一覧確認日:2026-09-10 / 卒業修了年度別担当一覧入口。
  8. 三重大学 キャリア支援部門について確認日:2026-09-10 / 相談、ES添削、個別面接指導の就職支援ナビ予約。求人・公務員・インターン等の資料。

次の選考準備に役立つ記事