どの大学から入っているのか。大学の公表資料で確認できた8大学
大学が自分で公表している進路資料をたどりました。工学系の学科だけでなく、文学部やビジネス系の学群の一覧にも社名が出てきます。[7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14]
| 大学・学部 | 掲載されている資料 | 対象年度 |
|---|---|---|
| 二松学舎大学 文学部 | 2025年度 卒業生の主な就職先一覧<文学部>の製造の欄に「日産車体株式会社」 | 2025年度 |
| 桜美林大学 ビジネスマネジメント学群 | ビジネスマネジメント学群の卒業生の主な就職先の製造業の欄に「日産車体」 | 2023〜2025年度 |
| 文教大学 情報学部 情報社会学科 | 情報社会学科(2025年4月にデータサイエンス学科へ名称変更)の主な進路先の製造の欄に「日産車体(株)」 | 2023〜2025年度 |
| 大阪産業大学 システム工学科 | システム工学科の就職実績の自動車関連の欄に「日産車体(株)」 | 一覧に年度の記載なし(2026年9月取得) |
| 関東学院大学 理工学部 理工学科 先進機械コース | 先進機械コースの<主な就職先>に「日産車体(株)」 | 一覧に年度の記載なし(2026年9月取得) |
| 高知工科大学 システム工学群 | 就職先企業名一覧(学士・修士)のシステム工学群の製造業の欄に「日産車体(株)」 | 2024〜2026年度 |
| 日本大学 生産工学部 | 2024年卒業生進路一覧の生産工学部 就職(進路)先一覧に「日産車体(株)」 | 令和5年度(2023年度) |
| 東京電機大学 理工学部 機械工学系 | 機械工学系の主な就職実績に「日産車体」 | 2024年度 |
東京電機大学は、同じ理工学部 機械工学系について、2022年度の資料でも社名を確認できました。大学が発行する情報誌『学苑』vol.165の「2022年度 大学院・学部別就職内定先」の機械工学系の欄に「日産車体株式会社」と載っています。年度をまたいで同じ学系から入っているということです。[15]
文系の学部からも入っている
注目したいのは、二松学舎大学の文学部、桜美林大学のビジネスマネジメント学群、文教大学の情報学部情報社会学科です。いずれも理工系ではない学部・学群の一覧に社名が載っています。[7] [10] [9]
表に入れなかった資料
神奈川工科大学の就職実績のページにも、工学部 機械工学科、工学部 電気電子情報工学科、創造工学部 自動車システム開発工学科、創造工学部 ロボット・メカトロニクス学科の4学科で社名がありました。ただし見出しが「卒業生の主な就職先(過去5年)」で、どの年度の実績なのかが書かれていない累計の一覧のため、この記事の表には入れていません。このほか、部品メーカー数社の会社概要の主要取引先欄にも社名がありますが、これは取引先の記載であって大学の公表資料ではないため使っていません。[16]
会社が応募資格と職種について書いていること
2027年卒の求人情報には、募集職種として技術職コース10名程度(開発部門の設計・実験、生産技術部門のプレス部品・車体溶接・組み立て工程ラインの企画構築など)と、ビジネス職コース(経理、購買、人事、総務/法務・広報、IT推進等の管理系職種)が挙げられています。ビジネス職コースには「※応募の受付を終了しました。」と書かれています。[1]
技術職コースの応募資格は「2024年4月~2027年3月に高専、大学、大学院を卒業(見込)・修了(見込)の方」「理系全学部(特に機械・精密・電気・電子・金属・化学・情報)」です。その他特記事項として、技術職は推薦応募あり、留学生可と書かれています。[1]
初任給は学歴の区分だけで決まる
2026年度新卒の実績初任給(基本給)は、大学院修了275,000円、大学学部卒251,000円、高専卒217,400円です。諸手当は時間外手当、通勤手当、家族手当、在宅勤務手当、超過勤務手当などで、昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(7月・12月)です。[1]
2028年卒の日程も公開されている
採用サイトには2027年卒の技術系職種採用継続中という案内と、2028年卒向けの夏季仕事体験の日程が掲載されています。[2] [6]
募集要項と働く場所に書かれていること
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 募集職種 | 技術職コース 10名程度(開発部門:設計・実験/生産技術部門)、ビジネス職コース(管理部門)※応募の受付を終了 |
| 応募資格(技術職) | 2024年4月〜2027年3月に高専、大学、大学院を卒業(見込)・修了(見込)の方。理系全学部(特に機械・精密・電気・電子・金属・化学・情報) |
| 応募資格(ビジネス職) | 2024年4月〜2027年3月に大学、大学院を卒業(見込)・修了(見込)の方 |
| その他特記事項 | 技術職は推薦応募あり/留学生可 |
| 初任給 | 2026年度新卒 実績初任給(基本給)大学院修了275,000円/大学学部卒251,000円/高専卒217,400円 |
| 諸手当 | 時間外手当、通勤手当、家族手当、在宅勤務手当、超過勤務手当 等 |
| 昇給・賞与 | 昇給 年1回(4月)/賞与 年2回(7月・12月) |
| 勤務地 | 本社・湘南工場(神奈川県平塚市)、テクノセンター(同)、秦野事業所(神奈川県秦野市)、栃木分室(栃木県河内郡上三川町)、九州分室(福岡県京都郡苅田町) |
独身寮は水道光熱費込みで月約21,000円
福利厚生のページによると、独身寮・社宅が用意されており、独身寮は家賃・水道光熱費を含めて約21,000円/月です(年によって変動あり)。各事業所と社員寮に社員食堂があり、社内には従業員の子どもを対象とした保育園「きっずきゃらばん」があります。厚生棟にはファミリーマートが入り、社員が使えるグラウンドとBBQ場もあります。[4]
どんな会社なのか
職種紹介のページによると、開発部門は市場動向や国内外のお客様の声を車両設計・部品設計・実車評価に取り入れる部門で、設計・開発と実験の2つに分かれています。生産部門は開発段階から設計部署と協業して製造ラインの設備導入や量産準備、生産管理や物流システムの構築を担当します。管理部門は部品や資材の調達、資金計画、人財育成・教育、ITによる業務改善などを行います。[3]
新入社員は全員が工場の製造実習を経験する
研修・教育体制のページによると、新入社員研修は約2週間の集合研修のあと、製造実習に向けた技能訓練を行い、その後1か月間、工場での製造実習に入ります。実際に製造ラインに入る内容です。開発部門と管理部門に配属となる新入社員は6月から各職場へ正規配属、生産部門配属者は日産自動車の研修施設での集合教育を受けた後に製造実習を経て正規配属となります。[5]
同じページには、自己啓発の研修も含めると60種類以上の研修を実施していること、人事評価では年に3回の上司面談を設定し、期待値を伝えたりキャリアについて話し合う機会を作っていることが書かれています。[5]
働き方の制度
働きやすい職場づくりのページによると、2024年3月末時点で全管理職の約6%が女性管理職で、将来的には10%を目標にしています。2025年1月には神奈川労働局から「えるぼし認定」の最高位である3段階目(3つ星)を取得しました。経済産業省と日本健康会議による「健康経営優良法人〜ホワイト500〜」には2019年から継続して認定されています。[6]
独自の制度として、本人の結婚、妻の出産、育児(小6以下)、介護などを目的に年休とは別に年間最大12日取得できるファミリーサポート休暇があります。育児休職制度は養育する子が2歳に達した後の4月末までを限度とし、時短勤務は小学6年生年度末までの子を養育する従業員が1日最長3時間を30分単位で就業免除を受けられます。[6]
大学名で差がつかない土俵は、この会社では3つある
公開されている資料から、大学名が効かない部分を特定します。
土俵1:応募資格が「理系全学部」で、高専・既卒も対象
技術職コースの応募資格は理系全学部で、大学名の指定はありません。高専卒も対象で、2024年4月以降の卒業者まで応募できます。[1]
土俵2:大学側の資料に文系学部の実績がある
二松学舎大学の文学部、桜美林大学のビジネスマネジメント学群、文教大学の情報学部情報社会学科の一覧に社名があります。管理系の職種で文系学部から入った人がいるということです。[7] [9] [10]
土俵3:入社後に全員が同じ実習を受ける
新入社員は約2週間の集合研修と技能訓練のあと、1か月の製造実習を経て配属されます。[5]
今週やること
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1日目:2027年卒の求人情報を開き、技術職コースの応募資格に自分が当てはまるかを確かめる(理系全学部・高専可・2024年4月以降の卒業者も対象)
- 2日目:文系の人は、ビジネス職コースの受付が終了していることを確認し、2028年卒向けの案内が出ているかを見る
- 3日目:自分の大学に推薦応募の枠があるかを就職課で聞く
- 4〜6日目:開発部門(設計・実験)と生産技術部門のどちらに関心があるかを、職種紹介のページを読んで決める
- 7〜9日目:勤務地(神奈川県平塚市・秦野市、栃木、福岡)と独身寮の条件を見て、住む場所を含めた働き方を考える
- 10〜12日目:新入社員が1か月の製造実習を受けることを踏まえ、自分が一から何かを覚えた経験を1つ書き出す
- 13〜14日目:志望動機と学生時代の取り組みを、面接で1分で話せる形に整える
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、日産車体の採用サイトと各大学の公式サイトで確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の募集要項を確認してください。自分の学部からどう話を組み立てるかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 日産車体 求人情報(2027年卒 新卒採用募集要項)確認日:2026-09-19 / 募集職種(技術職コース10名程度/ビジネス職コースは応募の受付を終了)、応募資格、その他特記事項(技術職は推薦応募あり・留学生可)、2026年度新卒 実績初任給、諸手当、昇給・賞与、勤務地
- 日産車体 採用サイト トップ確認日:2026-09-19 / 2027年卒 技術系職種採用継続中の案内、エントリーの入口
- 日産車体 職種紹介確認日:2026-09-19 / 開発部門(設計・開発と実験)、生産部門、管理部門の仕事内容
- 日産車体 福利厚生確認日:2026-09-19 / 独身寮・社宅(家賃・水道光熱費含め約21,000円/月)、社員食堂、社内保育園「きっずきゃらばん」、ファミリーマート、グラウンド・BBQ場
- 日産車体 研修・教育体制確認日:2026-09-19 / 人財育成の考え方、研修体系(60種類以上)、新入社員研修(約2週間の集合研修・技能訓練・1か月の製造実習・6月正規配属)、年3回の上司面談
- 日産車体 働きやすい職場づくり確認日:2026-09-19 / 女性管理職比率(2024年3月末時点で約6%・目標10%)、えるぼし認定3段階目(2025年1月)、健康経営優良法人ホワイト500、ファミリーサポート休暇(年間最大12日)、育児休職制度、時短勤務、DE&Iの推進
- 二松学舎大学 2025年度 卒業生の主な就職先一覧<文学部>確認日:2026-09-19 / 2025年度 卒業生の主な就職先一覧<文学部>の業種「製造」の欄に「日産車体株式会社」
- 大阪産業大学 就職実績確認日:2026-09-10 / システム工学科の就職実績の「自動車関連」の欄に「日産車体(株)」。ページに年度の記載はない
- 文教大学 情報学部 取得できる資格・主な進路先確認日:2026-09-19 / 情報社会学科(2025年4月にデータサイエンス学科へ名称変更)の主な進路先の「製造」の欄に「日産車体(株)」。2023〜2025年度の主な就職先の一部との注記あり
- 桜美林大学 ビジネスマネジメント学群 進路・就職確認日:2026-09-11 / ビジネスマネジメント学群の卒業生の主な就職先(2023〜2025年度卒業生実績)の「製造業」の欄に「日産車体」
- 関東学院大学 学部・学科別の進路確認日:2026-09-10 / 理工学部 理工学科 先進機械コースの<主な就職先>に「日産車体(株)」。一覧そのものの対象年度は書かれていない
- 高知工科大学 就職先企業名一覧(学士・修士)確認日:2026-09-10 / システム工学群の「製造業」の欄に「日産車体(株)」。2024年度〜2026年度 卒業・修了
- 日本大学生産工学部 2024年卒業生進路一覧確認日:2026-09-19 / 令和5年度就職状況・2024年卒業生進路一覧の生産工学部 就職(進路)先一覧に「日産車体(株)」(製造業・スタンダード・神奈川)
- 東京電機大学 理工学部 機械工学系確認日:2026-09-11 / 機械工学系の「主な就職実績」に「日産車体」。直前の見出しは卒業後の就業者の業種別割合(2024年度卒業者実績)
- 東京電機大学 学苑 vol.165(2022年度 大学院・学部別就職内定先)確認日:2026-09-12 / 説明用。表の行ではなく本文で触れている資料。大学が発行する情報誌で、2022年度の大学院・学部別就職内定先を特集しており、理工学部 機械工学系のところに「日産車体株式会社」と記載。表には入れず本文でのみ触れている
- 神奈川工科大学 就職実績確認日:2026-09-12 / 入れなかった理由。工学部 機械工学科ほか4学科の一覧に社名があるが、見出しが「卒業生の主な就職先(過去5年)」で対象年度が書かれていない累計のため表に入れていない
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