全体の数字を確認したら、自分の学部へ絞る
2025年度の学部卒業者は1,680人、就職者は1,429人、大学院進学者は166人、専修学校・外国の学校等への入学者は1人です。就職と進学を分けて見ることで、卒業後の選択肢を確認できます。[1]
| 学部 | 卒業者 | 就職者 | 大学院進学者 |
|---|---|---|---|
| コンピュータサイエンス | 321 | 265 | 46 |
| メディア | 333 | 284 | 16 |
| 工学 | 281 | 235 | 42 |
| 応用生物 | 240 | 184 | 49 |
| デザイン | 194 | 176 | 4 |
| 医療保健 | 311 | 285 | 9 |
工学・医療保健は公開表の学科行を合計しています。PDFの就職率94.45%は、卒業者から進学者等を調整する式であり、就職希望者だけが分母ではありません。異なる分母の率を並べて優劣を判断せず、自分の学部と希望進路の情報を見ていきましょう。[1]
大手を含む就職先は、学部ごとに異なる
| 学部 | 企業・機関例 |
|---|---|
| コンピュータサイエンス | 三菱電機、ソフトバンク、SCSK |
| メディア | NHK、四季、コーエーテクモホールディングス |
| 工学 | 東海旅客鉄道、東京エレクトロン、AGC |
| 応用生物 | 森永乳業、山崎製パン、オルビス |
| デザイン | トヨタ紡織、IMAGICA GEEQ、日テレWands |
| 医療保健 | 東京都立病院機構、虎の門病院、初台リハビリテーション病院 |
これは大学全体の企業名を各学部へ推定で割り振った表ではなく、公式の学部別一覧から選んだ例です。ただし採用人数や配属職種は分かりません。知っている名前を見つけたら、募集する仕事と応募条件を調べ、自分の経験とのつながりを確かめます。
6学部で、応募時に見せる材料を変える
現在の学部構成は、コンピュータサイエンス、メディア、工学、応用生物、デザイン、医療保健の6学部です。それぞれの専門に応じて、制作物、研究・実験、実習など、選考で説明したい材料を選びます。[2]
| 学部 | 最初に整理する材料 |
|---|---|
| コンピュータサイエンス | 制作したシステム、分析、検証、自分の担当 |
| メディア | 作品制作・技術・企画のどの役割を担ったか |
| 工学 | コーオプ実習と研究で関心を持った仕事 |
| 応用生物 | 実験条件、評価・分析、希望する製品と職種 |
| デザイン | 制作意図、試作・修正、ポートフォリオ |
| 医療保健 | 学科・専攻、実習での学び、応募施設の教育体制 |
大学が2028年4月の設置構想として案内するデジタルエンターテインメント学部は仮称で、現行学部の卒業実績とは別です。専攻やコースの改訂もあるため、在学生は自分の入学年度・履修内容を基準に経験を整理しましょう。[5]
会社名に加えて、仕事内容と条件を並べる
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 担当する仕事 | 具体的な作業、相手、使う専門知識 |
| 応募条件 | 学位、資格、作品や研究概要の提出条件 |
| 配属と教育 | 希望の扱い、新人研修、相談相手 |
| 働く場所と時間 | 勤務地、異動、勤務時間帯 |
| 選考準備 | 締切、提出物、面接や試験の予定 |
同じ分野の会社でも、自分で作る、評価する、運用する、説明する仕事では日々の業務が違います。求人を二つ並べて、どちらの仕事内容を詳しく知りたいかを考えます。大手だけで候補を閉じず、同じ技術や顧客に関わる企業まで調べると、選ぶ理由を具体化できます。
コーオプ実習は、実際の仕事を知る材料にする
大学は、工学部では必修で約2か月、コンピュータサイエンス・メディア・応用生物学部では選択で約3週間のコーオプ実習を案内しています。いずれも事前・事後教育を組み合わせ、仕事での経験を学修へつなげる仕組みです。[4]
参加した人は、仕事で使われた知識、他の人との分担、判断の基準を振り返ります。実習先に入社することだけを目標にせず、そこで感じた関心を他の求人とも比較しましょう。実習前の人は「何を知りたいか」を一つ決めると、担当する作業を進路の材料として見やすくなります。
専門の経験は、目的と自分の行動を平易に説明する
研究・制作・実習の説明は、目的、自分の担当、困ったこと、確認や改善、学びの順で整理できます。成果が大きくなくても、自分で考えた部分と、周囲へ相談した部分が分かれば、取り組み方を伝えられます。
例えば制作なら、完成図とともに修正前後を示す。実験なら、条件と比較方法を説明する。実習なら、観察・記録・報告をどう行ったかを話す。専攻名や専門用語だけに頼らず、専門外の人にも「何のためにしたのか」が分かる一文を先に置いてみましょう。
大学名への不安から経験を小さく見積もる前に、実物や記録を見直します。人と比べて派手かどうかより、応募する仕事に必要な行動を示せるかという視点で材料を選べます。
キャリア窓口へ、求人と経験メモを持っていく
大学は八王子・蒲田のキャリア支援窓口で、書類添削、模擬面接などの個別支援を実施し、学部には就職指導を担当する教員を配置しています。授業や企業との交流機会に加えて、一人ひとりの準備を相談できる体制を案内しています。[3]
今日の一歩は、自分の経験一つと求人二つを選ぶことです。「この経験がどの業務につながるか」「別の職種も候補になるか」の二点を相談してみましょう。進学を迷う人は、研究内容を教員に、求人の条件を窓口に確認し、両方の情報を合わせて判断できます。相談後には、次に調べる企業と修正する書類を一つずつ決めると、準備を進めやすくなります。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 東京工科大学 2025年度進路・就職先確認日:2026-09-10 / 2026-05-01現在p1学部人数、p2〜3企業・機関、p4大学院は別
- 東京工科大学 学部・大学院案内確認日:2026-09-10 / 現行6学部
- 東京工科大学 就職・キャリア支援確認日:2026-09-10 / 個別支援、学部教員、実践型キャリア教育。曖昧な2026年度3月実績欄は不使用
- 東京工科大学 コーオプ実習確認日:2026-09-10 / 工学部必修約2か月、CS・メディア・応用生物選択約3週間
- 東京工科大学 デジタルエンターテインメント学部構想確認日:2026-09-10 / 2028年4月設置構想中、仮称。現行6学部の実績と別