単年度の進路人数と就職先から、選択肢を知る

2025年度メディア学部・2026年5月1日現在(人)
卒業者就職者大学院進学者
33328416
[1]

大学の情報公開資料には就職率89.58%も掲載されています。これは卒業者から大学院進学などを調整した人数が分母で、就職希望者だけを分母にする数字とは異なります。就職と進学を分けて確認し、自分の希望する進路を考えましょう。[1]​​​​‌​​‌​‌‌​​​‌​​‌​‌​​​​​‌‌‌‌‌​​‌‌​‌​​​​​​​​​​​​​‌​‌‌​​​‌​​‌‌​‌‌

2025年度学部卒業生の主な就職先には、NHK、四季、コーエーテクモホールディングス、GMOペパボ、マーベラス、パナソニックコネクト、フリー、東京地下鉄、クリーク・アンド・リバー社などが掲載されています。会社名から配属を決めつけず、希望する業務の募集があるかを確認します。[1]

コンテンツ・技術・社会の学びを、仕事の役割へ分ける

学部はメディアコンテンツ、メディア技術、メディア社会の3コースを学びの指針として案内しています。2024年度からのカリキュラムでは、関心に応じて科目を選び、外部企業と実社会の課題に取り組む社会連携プロジェクトも設けています。[3]

公式の学びを踏まえた編集部の整理
方向経験を振り返る視点
コンテンツゲーム・映像・音楽などで、どんな表現を作ったか
技術アプリ・音声・機器などを、どう実装・検証したか
社会広告・教育・サービスなどで、誰に何を届けたか
[3]

例えばゲームに関わりたい場合も、企画を考える、プログラムを書く、音や映像を作る、利用者へ届けるという仕事があります。自分が時間をかけて取り組んだ工程と、もう一度やりたい工程を別々に書くと、得意なことと関心の違いを確かめられます。

同じ業界でも、採用される役割と提出物を比較する

募集要項で確認する編集部の項目
候補の仕事確認すること
映像・音・ゲーム等の制作担当領域、作品提出の指定、制作体制
ソフトウェア・技術開発必要な技術、担当工程、学部卒の募集区分
企画・制作進行企画と調整の分担、スケジュール管理、関わる相手
宣伝・サービス運営届ける対象、施策の評価方法、担当媒体

これは掲載企業の配属実績を分類した表ではなく、求人を調べるための比較項目です。「エンタメだから楽しそう」という印象から一歩進め、納期、協働相手、日々の作業が自分の関心と合うかを確かめます。大手企業と併せて、同じ制作工程を担う会社や、別業界で同じ技術を使う会社も候補にできます。

上映企画の事例から、好きな作品を届ける仕事を知る

2023年の公式取材記事では、ヒューマックスシネマと連携し、学生が映画の特集上映を企画・宣伝する取り組みを紹介しています。学生は対象者やコンセプトを定めて案を出し、企業の評価を受けて絞り込み、SNSや館内告知などの担当に分かれて準備しました。[4]

この例から読み取れるのは、作品への愛着に加え、誰が見に来るか、どんな理由で興味を持つかを考える過程です。自分の企画でも、思いついた案、他の案と比べた基準、相手からの意見、その後の修正を振り返ると、企画や調整の経験として説明できます。記事は上映前取材なので、集客の成功を前提にした事例としては扱いません。

制作物には、自分の担当と判断を添える

編集部の経験整理シート
項目残す材料
目的対象者と、見た後・使った後に期待したこと
自分の役割担当工程、協働した人、引き受けた課題
判断採用した案と、見送った案の違い
確認試写・試遊・テスト等で得た反応
改善反応を受けて変えた部分と、残った課題

チーム作品は全体の成果だけを示すと、自分の行動が見えにくくなります。映像なら編集、音、進行など、担当が分かる資料を用意します。完成していない研究や制作も、試した方法と現時点で分かったことを説明できます。受賞や大きな再生数がないことだけで、経験を候補から外さないようにしましょう。

面接では、受け手の反応で変えたことを話す

編集部の架空の回答例です。「授業で短い紹介動画を作り、構成と編集を担当しました。初版を見てもらうと、紹介したい内容が最後まで分からないという意見が出ました。冒頭に要点を置き、映像と説明の順序を整理して再度見てもらいました。この経験から、作り手の順序より受け手の理解を確かめる大切さを学びました。」

実際には、自分が受けた意見と修正に置き換えます。応募先に合わせて、表現の工夫を詳しく話すか、意見を集めて整理した行動を中心にするかを決めます。同じ経験でも、採用する仕事が違えば、聞き手が知りたい部分も変わります。

職種を決め切れない段階から、キャリア支援を使う

学部は専任の就職担当教員とキャリアコーオプセンターによる支援を案内しています。大学の共通支援には、書類添削・模擬面接があります。また2026年1月にはバンダイナムコピクチャーズの説明会が開かれ、制作に加えて企画・運営等に関心のある学生も参加したと報告されています。説明会の参加企業と就職先の一覧は別の情報です。[2] [3]

今日は気になる求人を二つ選び、それぞれに示せる制作・技術・企画経験を一つ書きます。「業界は好きだが役割が決まらない」と相談し、この二つの仕事の違いを確認しましょう。大学名だけで向き不向きを決めず、自分が担当したい業務と、今から補う準備を具体化できます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 東京工科大学 2025年度卒業者数・進学者数・就職者数・主な就職先確認日:2026-09-10 / 2026-05-01現在。p1学部人数、p2〜3学部就職先。p4大学院は別
  2. 東京工科大学 就職・キャリア支援確認日:2026-09-10 / 個別添削、模擬面接、キャリア教育、コーオプ、2026年開催済みイベント。満足度と年度表記の曖昧な実績は不使用
  3. メディア学部確認日:2026-09-10 / 3コース、2024新カリキュラム、社会連携・プロジェクト演習、学部支援
  4. 映画の特集上映を学生がプロデュース確認日:2026-09-10 / 2023-10-27掲載、10月2日取材。企画・宣伝と企業による評価。上映後成果は不使用

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