学部の進路人数と、単年度の就職先を確認する

2025年度デザイン学部・2026年5月1日現在(人)
卒業者就職者大学院進学者
1941764
[1]

同資料の就職率92.63%は、卒業者から進学者等を調整した人数を分母にする数字です。就職希望者だけの割合ではありません。進路を考える際は、まず自分が企業への就職を希望するのか、制作・研究を深める進学も検討するのかを分けます。[1]​​‌‌​​‌‌‌​‌​‌‌​​​‌​​​​​​‌‌‌​​​​‌‌‌‌‌‌‌​​​​‌​​​​​‌‌​‌​​​‌‌​​‌​​​‌

2025年度学部卒業生の主な就職先には、IMAGICA GEEQ、立川ブラインド工業、東急Re・デザイン、東芝ライテック、トヨタ紡織、日テレWands、マイナビ、メンバーズなどが掲載されています。企業ごとの配属や採用職種はこの一覧では分からないため、希望する仕事の募集要項まで確認します。[1]

4コースの学びから、自分の制作の軸を見つける

2024年入学生から、視覚・情報・工業・空間デザインの4コースを案内しています。2025年度の就職先は学部全体の情報であり、新しいコース別の実績ではありません。自分が履修した内容から、関心のある表現と対象を整理しましょう。[3]

公式の学びを踏まえた編集部の振り返り
方向制作で振り返ること
視覚情報やブランドの意図を、文字・図・色でどう伝えたか
情報人と情報の関わりを、映像・Web・音・プログラムでどう作ったか
工業使う人の生活や動作を考え、形や機能をどう決めたか
空間人の移動や滞在、体験を考えて場所をどう構成したか
[3]

複数の分野に関心があっても、応募ごとに伝える軸は選べます。「表現の幅が広い」で終わらず、相手に伝えるために媒体を選んだのか、使いやすさのために形を変えたのかを、具体的な作品で示します。

基礎演習も、観察と試作の経験として使える

感性演習は観察や表現、素材を使った造形などを通じて考える基礎を育て、スキル演習では映像、Web、3D、CADなどの表現手法を学ぶ構成です。技術の習得と、何を見てどう判断するかを併せて振り返れます。[4]

大きな受賞歴がなくても、課題の条件を理解し、案を比較して作り直した経験は説明できます。初案のスケッチ、講評で出た意見、修正した箇所を見直してみてください。使ったソフト名だけでなく、表現を選んだ理由を話せると、自分の考え方を見せられます。

ポートフォリオは、作品ごとの役割を決めて編集する

編集部のポートフォリオ整理案
載せる情報読み手に伝えたいこと
完成図・使用場面何を作ったか、誰がどこで使うか
課題と条件対象者、期間、素材などの制約
比較した案なぜその表現・構成・形にしたか
試作・検証・修正どの意見を受け、どこを変えたか
自分の担当チームの成果のうち、自分が判断・制作した範囲

すべての作品を同じ分量で並べるより、応募する仕事とのつながりが強い作品を先に見せます。別の作品では異なる強みを示せるよう、調査が深い作品、形にする力が分かる作品、協働が伝わる作品など、載せる理由を一言で決めます。提出形式や容量は企業の指定に合わせて確認しましょう。

作品を選べないときは、友人や教員に説明して、どこで質問が出るかを確かめます。背景説明が長い割に結論が見えない場合は、最初に完成図と制作目的を置き、その後に検討過程を説明する順序を試せます。

実際に使う場まで考えた制作を振り返る

学部の公式ページには、2023年に大田区の銭湯で行ったプロジェクションマッピングの報告があります。学生は企画・制作・模型でのテストに加え、体験ツアーの運営にも関わったと紹介されています。制作が展示場所や来場者の体験とつながる活動例です。[3]

同じ活動に参加していなくても、自分の展示や発表で、設置場所、見える距離、説明の順序、当日の案内を工夫した経験はないか考えます。作品単体の美しさと、実際に見たり使ったりする人への配慮をつなげると、仕事で関わりたい対象も具体化します。

大手かどうかに加えて、何を担当する募集かを比べる

求人・説明会で確認する編集部の項目
方向比較する点
制作会社・デザイン会社顧客、担当媒体、企画から納品までの担当範囲
企業内のデザイン職扱う商品やサービス、他部署との分担、配属条件
Web・映像・コンテンツ表現と実装の分担、求める制作物、業務の範囲
企画・広報などデザインする場面、制作担当との協働、選考課題

デザイン学部出身だからという理由だけで、仕事を一つに絞る必要はありません。制作を続けたいのか、企画や調整にも関わりたいのかを考え、求人の担当業務と照合します。会社名から職種を想像せず、職種別採用か、入社後に配属が決まるかも確認しましょう。

授業とキャリア支援を使って、作品の伝わり方を確かめる

2026年5月のデザイン学部「キャリアデザインⅣ」では、TOPPANとチームラボの企業セミナーを開催しています。大学は事業や仕事の説明、学生からの質問対応を報告しています。こうした機会は、企業の名前からは見えにくい仕事を知る入口です。登壇は就職実績を意味しません。[2]

大学のキャリア支援には書類添削と模擬面接があります。今日は作品を一つ選び、目的・工夫・修正・担当を各一文にしてみましょう。教員には制作意図、キャリア相談では応募職種とのつながりを確認すると、次に直すところを分けて考えられます。大学名への不安を抱えたまま作品を増やすより、今ある作品で何を伝えたいかを明確にするところから始められます。[2]

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 東京工科大学 2025年度卒業者数・進学者数・就職者数・主な就職先確認日:2026-09-10 / 2026-05-01現在。p1学部人数、p2〜3学部就職先。p4大学院は別
  2. 東京工科大学 就職・キャリア支援確認日:2026-09-10 / 個別添削、模擬面接、キャリア教育、コーオプ、2026年開催済みイベント。満足度と年度表記の曖昧な実績は不使用
  3. デザイン学部確認日:2026-09-10 / 2024入学生からの4コース。2023銭湯プロジェクションマッピング実施報告
  4. デザイン学部 感性演習とスキル演習確認日:2026-09-10 / 観察・造形・表現の基礎、各種デジタル表現

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