3学部8学科の中で、自分の専門を確認する

公式の学部案内では、海洋生命科学部に3学科、海洋工学部に3学科、海洋資源環境学部に2学科が置かれています。海洋生命科学部と海洋資源環境学部は品川キャンパス、海洋工学部は越中島キャンパスです。[1] [2] [3]​‌​​​​‌​‌​‌​‌​‌​‌‌​‌‌‌‌‌​​‌‌‌​‌‌‌‌​‌​​​‌​​‌​​​​​‌‌‌‌​‌‌​​​​​‌‌​‌

学部・学科と学びの確認点(編集部の整理)
学部学科進路を考える際の確認点
海洋生命科学部海洋生物資源・食品生産科学・海洋政策文化生物、食、政策・文化のどの課題に関心があるか
海洋工学部海事システム工・海洋電子機械工・流通情報工運航、機械・電気電子、物流・情報のどの仕事を希望するか
海洋資源環境学部海洋環境科学・海洋資源エネルギー環境の保全や資源・エネルギー利用をどう扱いたいか
[1] [2] [3]

学部名に海洋が入っていても、全員が船に乗る職業を目指すわけではありません。資格につながる課程と、一般企業等へ応募する進路、研究を深める進学を分けて確認しましょう。

まず、自分が学んでいることを「対象」と「方法」で一つずつ書きます。例えば生物を観察する、食品を実験で調べる、物流をデータで考えるなど、具体化すると関心のある職種を探しやすくなります。

学部卒の実績を、大学院や専攻科と混ぜない

キャリア支援センターの令和6年度進路状況は、各学部の卒業者と、大学院・海洋科学専攻科・乗船実習科の修了者を別々に掲載しています。学部の比較には、まず学部の行を使いましょう。[4]

令和6年度・学部別の進路
学部卒業者大学・大学院海洋科学専攻科乗船実習科就職者
海洋生命科学部165人119人4人0人39人
海洋工学部134人27人0人37人68人
海洋資源環境学部113人66人17人0人24人
[4]

上表以外に、海洋生命科学部には研究生等1人・就職未定2人、海洋工学部には就職未定1人・その他1人、海洋資源環境学部には研究生等3人・就職未定1人・その他2人がいます。原資料の「大学・大学院」は一つの区分です。[4]

就職者数を卒業者数で割った値は、就職希望者を分母とした就職率ではありません。進学する人が多い学部を、就職に弱いと解釈しないようにしましょう。将来研究をしたい人も、学部卒と修士・博士修了の求人条件を分けて調べます。

別行の乗船実習科修了者39人などを、同年度の学部卒業者へ追加して実績を大きく見せることも避けます。同じ人の長期的な進路を追いたい場合は、単年度の異なる課程の集計を足すだけでは確認できません。[4]

大学院・海洋科学専攻科・乗船実習科を区別する

東京海洋大学には、学部卒業後の海上技術に関する教育課程として、海洋科学専攻科と乗船実習科があります。名称が似ていても、主な対象学部と期間は異なります。[5] [6]

卒業後の課程を比較する入口
課程公式案内で確認できる点
海洋科学専攻科海洋生命科学部・海洋資源環境学部卒業後の1年。指定科目等の条件あり
乗船実習科海事システム工学科・海洋電子機械工学科の機関システム工学コース卒業生を対象とする6か月
大学院研究を深める進路。研究領域、入試、必要な学修を別に調べる
[5] [6]

海洋科学専攻科は三級海技士(航海)、乗船実習科は航海または機関の筆記試験免除について案内しています。筆記試験免除は資格の自動取得を意味しないため、対象課程、必要な履修、残る要件を確認してください。[5] [6]

卒業後の予定が変わるため、就活の日程だけでなく、実習や課程の修了時期も同じ表に書きます。学内の担当者に、自分の履修状況でどの進路を検討できるか確認することが出発点になります。

就職先一覧は、企業名だけでなく学科・職種まで見る

大学の就職先一覧は学部・課程ごとに分かれ、同じ学科・専攻内で同一企業・同一職種の実績が複数件あっても1件として掲載すると注記しています。掲載行数を採用人数とみなしたり、行数から大手率を計算したりしないでください。[7]

就職先一覧から応募先を調べる手順(編集部の提案)
確認すること次の行動
年度・課程自分と同じ学部卒か、大学院等修了かを確認する
法人名グループ会社をまとめず正式な応募先を調べる
職種欄資料の分類を読み、実際の業務を募集元で確かめる
応募条件学位、専門、資格、取得見込みの扱いを調べる
配属と働き方担当、勤務地、異動、指導体制を質問する

大手企業への実績は、関心のある業界を知る入口です。一方で、その法人に過去の卒業生が就職したことが、自分の採用や希望配属を保証するわけではありません。知名度と仕事内容を別々に確認しましょう。

専門企業や公的機関も含め、同じ項目で比較すると自分が重視する条件が分かります。大学名への期待や不安だけで応募を決めず、正式な条件と自分の経験に焦点を当ててください。

海の学びを、自分が解いた課題として説明する

自己PRに使える経験は、乗船や目立つ研究成果に限りません。実験、調査、演習、資料の比較、共同発表などから、自分が考えて行動した場面を一つ選びましょう。

経験をまとめる項目(編集部の提案)
項目整理する内容
課題どんな対象について何を知りたかったか
条件使った資料、方法、制約は何か
担当自分が行った作業は何か
工夫何を調べ直し、誰と相談したか
結果確認できたことと残った疑問
仕事との接点希望業務でさらに学びたいこと

編集部の架空の例です。「共同発表でデータの解釈が分かれたとき、私は資料の対象と条件を表にしました。比較できる箇所を班で確認し、分からない点は結論から分けて示しました。根拠を共有することが、意見をすり合わせる土台になると学びました。」

これは東京海洋大学の学生の体験談ではありません。自分の実際の経験に置き換え、チームの成果と個人の担当を分けます。研究や実習で得た非公開情報を、外部に出せるか確認することも必要です。

志望理由では、経験から生まれた関心と応募職種を結び付けます。「海が好き」「専門を生かしたい」という思いに、具体的な対象と業務への理解を加えて説明しましょう。

キャリア相談と学科の担当教員を活用する

キャリア相談は学部生・大学院生の全学年が利用でき、インターンシップや就活の対策、自己分析、企業研究、ES添削、面接練習などに対応しています。予約制で50分以内、オンラインまたは対面と案内されています。[8]

専門に関する進路は、学科の就職担当教員、指導教員、学生支援教員にも相談できます。品川のキャリア支援センターと越中島の学生支援窓口の案内があるため、自分の所属で利用する窓口と最新の予約方法を確認しましょう。[8]

インターンシップの大学申込は企業締切の10日前が学内締切です。個人申込との違い、保険や届出、オンラインの場合の扱いも案内されています。募集元の締切だけを見て手続を遅らせないようにしてください。[9]

  • 自分の学部・学科・コースを確認する。
  • 就職、大学院、海技士に関わる課程の目的を分ける。
  • 年度と学位段階をそろえて実績を読む。
  • 候補の条件と、研究・実習・選考の予定を表にする。
  • 経験メモと未確認の問いを持って相談する。

方向が決まっていない段階でも、迷っている候補や分からない条件を整理すれば相談できます。必要な情報を一つずつ集め、自分の専門と納得できる条件に合う進路を探していきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 東京海洋大学 海洋生命科学部確認日:2026-09-11 / 3学科品川、自然科学~人文社会
  2. 東京海洋大学 海洋工学部確認日:2026-09-11 / 3学科越中島、運航機械流通
  3. 東京海洋大学 海洋資源環境学部確認日:2026-09-11 / 2学科品川、環境資源
  4. 東京海洋大学 令和6年度卒業修了者進路確認日:2026-09-11 / PDF1画像、3学部表と除外区分、乗船39。大学院等合算表記維持、希望率なし
  5. 東京海洋大学 海洋科学専攻科確認日:2026-09-11 / 対象学部卒後1年指定科目三級航海筆記免除
  6. 東京海洋大学 乗船実習科確認日:2026-09-11 / 対象学科コース卒後6月航海機関筆記免除
  7. 東京海洋大学 進路状況就職先一覧確認日:2026-09-11 / 同企業同職種複数件を1行、課程別
  8. 東京海洋大学 キャリア相談確認日:2026-09-11 / 全学年50分予約オンライン対面/専門教員/品川越中島窓口
  9. 東京海洋大学 インターンシップ確認日:2026-09-11 / 大学締切10日前、保険届出オンライン区別

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