最新実績は希望者を分母にした内定率で読む

大学の令和7年度就職内定状況は、2026年3月31日現在の集計です。ソフトウェア情報学部では卒業者144人、就職希望者121人、内定者116人で、内定率95.9%は就職希望者を分母とする値です。進学者は21人と記載されています。[1]‌‌‌‌‌​​​​‌‌​‌‌‌​​​​‌​​‌‌​‌‌​​​​‌‌​‌‌​​​‌​​​‌​‌​​​‌‌‌​​​​‌‌‌‌​​​‌

ソフトウェア情報学部の内定者116人から抜粋
項目人数
情報通信業72人
サービス業13人
製造業11人
内定先所在地が岩手県内26人
内定先所在地が岩手県外90人
[1]

業種の分類と内定先所在地の分類は別なので、表のすべての人数を足し合わせません。県内・県外の数値は内定先所在地の内訳であり、将来の転勤や働き方まで示すものではありません。[1]

学部紹介の「例年」の説明や過去数年の実績が、最新年度の人数と同じとは限りません。資料の年度と分母を確認し、大学院修了者の実績を学部卒業者の数字へ加えないようにしましょう。

情報系の会社を、担当する仕事で比べる

2025年度の主な内定先には、アイシーエス、SCSKニアショアシステムズ、NTTデータ・アイ、日鉄ソリューションズなどが掲載されています。これらは進路例であり、個人の職種や配属先まで示した一覧ではありません。[1]

同じ情報通信業でも、顧客の要望を整理する仕事、設計・開発、基盤の構築、運用など、担当する業務は応募先や募集職種で異なります。会社名だけで「開発職に就ける」と判断せず、採用案内で業務内容を確かめてください。

情報系の応募先を比較する項目(編集部の提案)
項目確認すること
担当業務企画・設計・開発・運用のどこを担う募集か
技術と学び必要な基礎と、入社後に学ぶ仕組みは何か
配属職種・部署・勤務地の決定方法はどうか
仕事の相手社内、顧客、利用者の誰と調整するか

大手かどうかに加え、自分が関わりたい仕事を比較の軸にします。学部の内定例にない会社でも応募条件を確かめ、逆に掲載企業であっても自分が希望する職種の募集があるかを別に確認しましょう。

4コースの学びを、具体的な経験へ落とし込む

学部はデータ・数理科学、コンピュータ工学、人工知能、社会システムデザインの4コースを設けています。1年次の共通基礎を経て2年次にコース、3年次から研究室で専門性を高め、4年次に卒業研究へ進む構成を案内しています。[2]

専門知識・技術を活かした演習の紹介では、C言語やJavaを扱うソフトウェア演習、複数学年のチームで地域課題の分析とICTによる解決の提案に取り組むプロジェクト演習が示されています。[3]

面接では、履修した言語や技術を並べるだけでなく、何を実現するために使ったかを説明します。課題の整理、設計上の選択、動作確認、利用者への説明など、自分が行った過程を取り出してください。

コースの説明は教育内容の案内です。所属していることだけで、その分野のすべての技術を身に付けたと述べる必要はありません。経験した範囲と、これから学びたいことを分ける方が、質問にも具体的に答えやすくなります。

開発・研究の自己PRは、判断と検証を示す

制作物を紹介するときは、目的、利用する人、担当範囲、困ったこと、試した対応を短く整理します。画面や機能の紹介に加え、なぜその方法を選んだか、どの条件で確かめたかを話せるようにしましょう。

編集部の架空の例です。「チームで作るアプリの入力部分を担当しました。最初は想定したデータでしか確認していなかったため、入力が欠けた場合の動作を整理し、確認項目を増やしました。修正内容を共有する際は、何を変更し、どの条件を確認したかを記録し、他の担当者が確かめられるようにしました。」

これは岩手県立大学の学生の実話ではありません。自分が行った作業に置き換え、チーム全体の成果を自分一人の実績にしないでください。共同制作物や研究資料を外部へ見せる場合は、公開してよい範囲を確認します。

研究で結果が想定と異なった経験も、検証方法や次の調査を説明できれば材料になります。よい結果だけを強調するより、何が分かり、何がまだ分からないかを整理することで、自分の考え方を伝えられます。

大学院と学部卒就職を、深めたい課題で比べる

学部は、学部と博士前期課程の接続を円滑にする6年一貫教育カリキュラムを案内しています。ただし、大学院進学が全員に自動的に決まるという意味ではありません。希望する研究科の入学条件を別途確認してください。[2]

進学と就職を比べる場合は、研究で深めたい問い、指導を受けたい環境、費用や生活条件、仕事で担いたい役割を整理します。「研究室に残るか、企業へ行くか」だけでは比較し切れないため、それぞれで何を学びたいかを言葉にします。

研究室の指導教員には研究の内容や準備を、就職支援の担当者には企業・職種の比較や選考の進め方を相談できます。両方を考える期間は、入試と採用の期限を別の欄に書き、提出物が重なる時期を確認しましょう。

教員とキャリアセンターへ、材料を持って相談する

学部では教員、就職委員会、キャリアセンターが連携し、就職やインターンシップの情報を提供すると案内しています。個々の希望を聞きながら教員が指導する体制も紹介されています。[4]

全学のキャリアセンターは1年生から利用でき、エントリーシートや面接などの相談に対応します。個別相談・模擬面接は就職ポータルサイトから申し込む案内になっています。[5]

  • 候補企業の募集職種と配属の条件を確認する。
  • 演習や研究から、担当範囲と判断したことを整理する。
  • 制作物を説明する短い文章と、追加で話せる根拠を準備する。
  • 進学との比較表や書きかけのESを持って相談する。

技術に自信が持てない場合も、何ができて何を学ぶ必要があるかを整理するところから始められます。大学の支援を使い、自分の経験を仕事に必要な行動として説明できるように準備しましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 岩手県立大学 令和7年度岩手県立大学の就職内定状況確認日:2026-09-11 / p1,p4全文画像。144卒121希望116内定95.9進21、情報72サービス13製造11、県内26県外90。学部内定例
  2. 岩手県立大学 コース制と6年一貫教育確認日:2026-09-11 / HTML全文。4コース、2年コース3年研究室4年卒研、学部院接続。進学保証なし
  3. 岩手県立大学 専門知識・技術を活かした演習確認日:2026-09-11 / HTML全文。C/Java、異学年プロジェクト。enPiT等旧事業不使用
  4. 岩手県立大学 就職指導確認日:2026-09-11 / HTML全文。教員委員会センター連携、例年率や旧企業名は不使用
  5. 岩手県立大学 学生生活 就職確認日:2026-09-11 / HTML全文。1年から利用、ES面接、就職ポータル申込

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