全学の就職率96.8%を、学部別の人数と読む
北星学園大学が公表した2025年度卒業者の就職率は、2026年5月1日現在で96.8%です。大学の卒業者832人のうち、就職希望者743人、就職決定者719人という集計です。短期大学部と大学院は別の表に掲載されているため、比較するときも大学の数字を使います。[1]
| 学部 | 卒業者 | 就職希望 | 就職決定 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 文学 | 228人 | 202人 | 193人 | 95.5% |
| 経済 | 364人 | 329人 | 321人 | 97.6% |
| 社会福祉 | 240人 | 212人 | 205人 | 96.7% |
| 大学計 | 832人 | 743人 | 719人 | 96.8% |
就職率の分母は就職希望者です。大学全体の進学決定者は9人ですが、それ以外の卒業者の状況をこの表から細かく分類することはできません。就職率は進路の一面として捉え、自分が検討する仕事、働く地域、進学の希望を別に整理すると判断しやすくなります。[1]
現在の学部と、卒業実績がある学部は分ける
2026年9月時点の大学公式サイトは、文学部、経済学部、社会福祉学部に加え、国際学部を案内しています。国際学部は2026年開始です。上の2025年度卒業実績を、その新学部の成果として紹介することはできません。[2] [6]
情報科学部は2027年4月開設と案内されています。入学を検討する人は新しい教育内容を確認し、就活中の在学生は自分の学科・入学年度の経験を中心に説明します。また社会福祉学部は、旧福祉計画・福祉臨床学科の募集停止と現行の社会福祉学科を区別する必要があります。[5] [7]
| 知りたいこと | 確認する対象 |
|---|---|
| 自分に近い就職実績 | 卒業年度と学科名が一致する表 |
| 授業や履修条件 | 自分の入学年度のカリキュラム |
| 新学部の学び | 開設年度と現在の学生の活動 |
| 企業の採用 | 応募年度の募集要項と採用コース |
学部の学びを、仕事で使う行動へ置き換える
文学部は英文学科と心理・応用コミュニケーション学科を持ち、ことばとコミュニケーションを軸に専門演習や卒業研究へ進みます。文章の読み方、相手に合わせた説明、観察した内容の整理など、自分が繰り返し行った作業を振り返ると、学業の説明を作れます。[3]
経済学部は経済学科、経営情報学科、経済法学科の3学科です。社会の動きを考える、企業の活動を分析する、制度と実態の関係を調べるなど、どの視点で問いを立ててきたかを整理しましょう。3学科共通のデータサイエンス科目群も案内されています。[4]
社会福祉学部は、社会福祉学科の個人・地域・制度への視点と、心理学科の科学的な人間理解を、それぞれの学びとして案内しています。関係者の立場を整理した経験や、調査の方法を選んだ理由を示すと、単に「人に関わる仕事がしたい」より具体的になります。[5]
| 学びの題材 | 面接前に書く問い |
|---|---|
| 英語や文章の発表 | 読み手に合わせて何を修正したか |
| 経済・企業・制度の研究 | どんな根拠を比較して結論を出したか |
| 地域活動や実習 | 誰の意見を確認し、役割をどう整理したか |
| 心理学の調査 | なぜその測定方法を選び、何が分かったか |
大手企業や北海道の企業を、同じ軸で比較する
公式の過去3年間の主な就職先には、ニトリ、北海道銀行、北洋銀行、全日本空輸、日本航空などが掲載されています。これは大学全体の複数年の一覧です。自分の学科から毎年入社している、特定の職種へ配属される、といった情報まで示すものではありません。[1]
北海道で働きたい人は本社の場所だけで判断せず、勤務地を選べる範囲、転勤、地域限定の採用コースの有無を確認します。道外も検討する人は、仕事の内容に加えて選考への参加方法や生活面の条件を整理しましょう。就職先の名前と、実際の働く場所は別に調べる必要があります。
候補を絞るときは「有名だから」と「やってみたい仕事があるから」を分けてメモしてみてください。仕事内容がまだ分からない企業には説明会で質問し、関心がある仕事は別の企業でも探します。同じ仕事を複数社で比較すると、自分がどの条件を重視しているかが見えます。
就職支援は、迷いが整理できる前から使える
大学は個別相談を重視し、対面とオンラインに対応しています。予約制に加え、予約がなくても相談できる体制を案内しています。1・2年生への支援、学内企業セミナー、インターンシップやオープン・カンパニーへの支援も掲載されています。[1]
相談の材料は、完成したエントリーシートでなくても構いません。授業で取り組んだこと、避けたい働き方、気になった企業を一つずつ持っていき、「どこから調べればよいか」を具体化しましょう。応募を始めている人は、提出した書類と面接で答えにくかった質問を持参すると、改善箇所を見つけやすくなります。
| 現在地 | 相談で決めたいこと |
|---|---|
| 仕事を知らない | 比較する職種と、参加する説明会 |
| 経験を話せない | 自分の判断が見える題材と説明順 |
| 応募先を絞れない | 譲れない条件と、追加で調べる項目 |
| 選考が進まない | 書類・回答のどこを具体化するか |
今週は「経験一つ・企業二つ・相談一回」から
最初に授業、ゼミ、アルバイトなどから、自分が考えて動いた経験を一つ選びます。結果だけでなく、迷ったこと、比べた案、行動後に分かったことを書いてください。次に企業を二つ選び、仕事内容と条件を同じ項目で比較します。
最後に、その二つのメモを就職相談へ持っていきましょう。大学名への不安は、過去の就職先を眺めるだけでは解消しないことがあります。自分が説明できる経験と、実際の募集内容の接点を増やすことが、次の応募に向けた具体的な準備になります。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。