2025年度は旧学科を含む実績を確認する
北星学園大学社会福祉学部の2025年度卒業者は240人、就職希望者212人に対し就職決定者205人です。2026年5月1日現在の就職率は96.7%。この表は福祉計画学科、福祉臨床学科、心理学科の3区分なので、現在の学科一覧と同じ構成ではありません。[1]
| 表の学科名 | 卒業者 | 就職希望 | 就職決定 | 進学決定 |
|---|---|---|---|---|
| 福祉計画 | 92人 | 82人 | 79人 | 1人 |
| 福祉臨床 | 85人 | 75人 | 72人 | 1人 |
| 心理 | 63人 | 55人 | 54人 | 5人 |
| 学部計 | 240人 | 212人 | 205人 | 7人 |
現行の学部案内には社会福祉学科と心理学科があり、福祉計画・福祉臨床は2023年4月から募集停止と記載されています。上表の旧2学科を足した数字を、新しい社会福祉学科の卒業実績として紹介しないことが大切です。在学生は自分の所属学科・入学年度を添えて進路情報を確認しましょう。[2]
福祉専門職・一般企業・進学を、仕事内容から比べる
学科の目的を見ると、社会福祉学科は相談支援、地域づくり、制度への働きかけを関連付けて学び、心理学科は基礎から応用までの心理学と研究方法を学びます。学部名だけで応募先を福祉施設に限定せず、関心を持った課題と、その課題に関わる仕事の種類を整理しましょう。[3] [4]
| 方向 | 調べる仕事の中身 | 先に用意する問い |
|---|---|---|
| 福祉の現場 | 誰の生活を、どの範囲まで支援するか | 相談・訪問・記録・連携の割合はどうか |
| 一般企業 | 利用者や顧客の困りごとをどう把握するか | 現場の声を業務改善に反映する仕組みはあるか |
| 行政・団体 | 地域課題にどの制度や事業で関わるか | 募集区分と担当業務はどうつながるか |
| 大学院 | 研究したい問いをどの方法で検証するか | 指導分野と入試準備をいつ確認するか |
資格を軸に選ぶ場合は、自分の履修状況と応募要件を教務・担当教員に確認します。学科の学びと、個人が応募時点で満たす要件は別です。専門職志望と一般企業志望を並行する人は、実習、試験、応募締切を一枚の予定表に置くと、どの時期に準備が集中するか分かります。
社会福祉の学びは、個人と周囲の環境を結び付ける
社会福祉学科は、個人・家族、地域社会・学校・職場、制度・政策という異なる大きさの視点を結び付ける教育を掲げています。自己PRでは「人を助けたい」という動機に加え、一人の困りごとをどんな環境や仕組みと関連付けて考えたかを説明できます。[3]
実習や地域活動の振り返りでは、本人が希望していたこと、周囲が課題だと考えていたこと、自分が確かめたことを分けて書きます。すぐ解決策を提案する前に、立場によって望む結果が違うと気付いた経験も材料になります。成果を大きく見せるより、判断に必要な情報を丁寧に集めた過程を伝えましょう。
相談相手の個人情報を自己PRに載せる必要はありません。状況は一般化し、自分が行った確認や連携に焦点を当てます。「関係者に共有した」だけでなく、何を相談し、役割をどう整理し、その後何を見直したかまで書けば、協働の内容が伝わります。
心理学科は、測定から結論までの手順を示す
心理学科は3年次に心理科学コースまたは心理臨床コースを選び、実験・調査のデータを分析して仮説や理論を検討する学修を案内しています。企業への応募でも、データを扱う過程と、結論を言い過ぎない姿勢を説明する材料になります。[4]
たとえば調査なら、調べたいことを質問項目へ落とし込んだ理由、回答者の偏り、分析から言える範囲を整理します。数値処理の名前だけを並べるより、なぜその方法を選んだかを説明しましょう。期待と違う結果が出たときに仮説を修正した経験も、研究への取り組みとして伝えられます。
編集部の架空の回答例です。「授業の調査で、参加頻度と満足度の関係を予想しました。しかし回答者が一部に偏っていると分かり、全体の傾向と断定せず、追加調査が必要な点を分けて発表しました」。自分の研究に置き換えるときは、実際の対象、手法、修正を説明できる範囲で使ってください。
就職先の名前は、仕事を調べる入口にする
公式の2025年度卒業生紹介では、心理学科からホクレン農業協同組合連合会への事例が掲載されています。大学全体の「過去3年間の主な就職先」には福祉・医療以外の企業も多くありますが、それらを一律に社会福祉学部の実績に読み替えることはできません。[1]
知名度の高い企業を目指す場合も、採用コース、勤務地、入社後の担当、育成方法を確認します。自分が関心を持つ「人の生活を支える」というテーマは広いため、どの相手に、どんな場面で関わりたいかを絞ると志望理由が具体的になります。会社の理念と自分の経験の間に、仕事内容の説明を一段入れましょう。
次の相談には、進路を二案持っていく
大学は対面・オンラインの個別相談、学内企業セミナー、インターンシップ等の支援を案内しています。最初から一つの進路に決めていなくても、比較したい二案と迷っている理由を持ち込めます。専門職と企業を比べるなら、仕事内容に加え準備日程の違いも相談しましょう。[1]
| 書くこと | 具体的な材料 |
|---|---|
| 関心 | 誰のどんな困りごとに関わりたいか |
| 経験 | 実習・研究で判断を変えた場面 |
| 二つの進路 | 募集要項と一日の仕事の違い |
| 未確認点 | 履修要件、応募日程、業務範囲 |
大学名への不安が強いときほど、自分では変えられない評判を調べ続けるより、募集要項の条件と経験の説明に戻ると次の作業を決めやすくなります。まず一件、説明会や相談で仕事内容の疑問を解消し、その結果をもう一方の候補との比較に使ってください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 北星学園大学 就職実績確認日:2026-09-10 / 大学の2025年度卒業、2026年5月1日現在。率=就職決定/就職希望。短大・院は別表。
- 社会福祉学部確認日:2026-09-10 / 現行2学科と旧2学科2023年4月募集停止。
- 社会福祉学科確認日:2026-09-10 / 個人・地域・制度の連関と学び。
- 心理学科確認日:2026-09-10 / 心理科学・心理臨床、実験・調査・分析。