3学科の就職希望者329人に対し321人が就職決定
北星学園大学経済学部の2025年度卒業者は364人です。2026年5月1日現在、就職希望者329人、就職決定者321人で、就職率は97.6%。学部内には経済・経営情報・経済法の3学科があり、学びの方向も進路を考える材料も異なります。[1]
| 学科 | 卒業者 | 就職希望 | 就職決定 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 経済 | 139人 | 122人 | 118人 | 96.7% |
| 経営情報 | 109人 | 101人 | 101人 | 100.0% |
| 経済法 | 116人 | 106人 | 102人 | 96.2% |
| 学部計 | 364人 | 329人 | 321人 | 97.6% |
経営情報学科の100%は就職希望者101人を分母にした結果で、卒業者109人全員の就職を意味しません。学部の進学決定者は2人で、いずれも経営情報学科です。数字は過去の進路を理解するために使い、自分の応募先は仕事内容と準備状況から選びましょう。[1]
金融と公務の事例を入口に、採用区分まで調べる
公式の2025年度卒業生紹介では、経済学科に日本生命保険相互会社、経営情報学科に北洋銀行、経済法学科に国家一般職の札幌管区気象台が掲載されています。学科が明記された事例として参考にできます。一方、同じページの過去3年間の企業一覧は大学全体の情報です。[1]
金融機関でも、顧客への提案、審査、事務、システムなど仕事の場面は多様です。卒業生の企業名だけで本人の配属を想像せず、現在募集されている採用コースと、自分が関心を持つ仕事のつながりを確認します。公務志望も、試験の区分と採用後の仕事を両方調べることが必要です。
| 項目 | 集める情報 |
|---|---|
| 関わる相手 | 個人、企業、地域、行政機関のどこか |
| 課題 | 資金、販売、業務運営、制度など何を扱うか |
| 最初の担当 | 配属の決め方と初期研修 |
| 選考準備 | 応募書類、試験、面接の期限と内容 |
大手企業を候補に含めることと、有名企業だけで候補を固めることは別の判断です。まず興味のある仕事を二つ挙げ、規模や知名度が異なる企業も同じ項目で比べてみましょう。企業名への憧れを、仕事内容を選ぶ理由へ変えるための調査になります。
経済学科は、ニュースへの感想を根拠のある説明に変える
経済学科には新聞を使った議論を行う「新聞活用」があり、2年次から3年間のゼミを通して読解、発表、議論を深めると案内されています。経済の理論だけでなく、情報の扱い方を就活で説明する材料にできます。[3]
たとえば物価や地域産業について学んだ場合、ニュースの結論をそのまま繰り返すのではなく、誰にどんな影響があるかを分けて整理します。家計と企業で影響は同じか、短期と長期で見方が変わるか、使った統計はいつのどの範囲か。この比較をした経験があれば、企業研究でも事業環境を具体的に考えやすくなります。
面接では専門知識を多く並べるより、一つの疑問から何を調べ、見方がどう変わったかを説明しましょう。結論に自信がない部分があっても、情報が不足している点を把握し、次に確かめる資料を考えたことは、調査への取り組みとして話せます。
経営情報学科は、企画と実行の間にある判断を示す
経営情報学科は経営、マーケティング、会計、情報を学び、企業と協働する商品開発・販売や、情報処理の理論と実践を案内しています。履修した授業やプロジェクトに応じて、どんな情報を使って提案を具体化したかを整理できます。[4]
商品企画なら「アイデアを出した」で終えず、想定する利用者、価格や原価、販売方法、実行上の制約をどう比べたかを書きます。情報処理なら、作った機能の数より、誰の作業を改善するために何を実装し、どう確かめたかを示しましょう。グループの成果と、自分が担当した部分を分けることも必要です。
編集部の架空の回答例です。「販売案を検討する際、好みだけで案が決まらないよう、利用場面と費用の比較表を作りました。実行に必要な条件を整理し、準備できる範囲へ企画を修正しました」。実際の経験では、比較した項目と自分の担当を説明できるように置き換えてください。
経済法学科は、制度と現実の両方から考えた経験を使う
経済法学科は経済学と法律学を組み合わせ、学修計画をもとに教員と個別面談を行うスタディ・プランニングを設けています。授業をどう選び、学んでから関心がどう変わったかも、学業への主体的な取り組みとして整理できます。[5]
制度を扱ったレポートでは、ルールが何を目的とし、誰に利益や負担が生じるかを分けて説明します。「法律を学んだので法務に向く」と直結させるより、意見が異なる人の根拠を比較し、条件を整理して結論を出した過程を示す方が、仕事内容との接点を伝えやすくなります。
学修計画の振り返りを就活にも使い、当初の関心、授業で見つけた疑問、次に調べたい仕事を一列につなげてみましょう。進路が変わった場合も、理由を説明できれば、迷っていた期間に何を考えたかを伝えられます。
ゼミの成果物と募集要項を、同じ相談に持ち込む
学部は3学科共通のデータサイエンス科目群も案内しています。数値を扱った人は、手法の名前に加えて対象、比較条件、結論の限界を確認しておくと、専門外の相手にも説明しやすくなります。[2]
大学の就職支援は対面・オンラインの個別相談に対応しています。候補企業の募集要項と、ゼミの発表やレポートを一つ持っていき、「この経験のどの部分が仕事内容に結び付くか」を相談しましょう。自己PRだけを完成させてから企業を探すより、両方を行き来して具体化できます。[1]
| 順序 | 残すもの |
|---|---|
| 経験の整理 | 自分が根拠を比較した場面を一つ |
| 企業研究 | 仕事内容が異なる候補2件の比較表 |
| 説明の練習 | 専門用語を言い換えた1分の説明 |
| 相談後 | 追加で確認する仕事内容と次の締切 |
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。