まず募集要項とFAQを読む(引用)
募集要項の応募資格は「2027年3月に大学または大学院を卒業見込みで、2027年4月に入社可能な方」「(2026年9月卒業見込みも可)」です。学部・学科・専攻を限定する記載はなく、「全学部全学科」という書き方もされていません。書かれているのは学校の種類と卒業の時期だけです。[1]
募集職種は「総合職」の1本で、初回配属は営業系・開発系・製造系です。FAQの「研究職、事務職といった職種別での採用は実施していないのでしょうか?」への答えは「募集は、総合職ですが、エントリー時に初回配属の希望として「営業」と「研究・製造」の選択が可能です。」「初回配属以降、本人の適性に応じ勤務地、所属、業務内容変更の可能性がございます。」です。[1] [2]
転勤については「総合職では、全国転勤可能なUnlimited社員の募集となります。Unlimited社員は、何年で転勤するといった決まりはありません。」と書かれています。[2]
どの大学から入っているのか。大学側の公表資料で確かめる
会社が採用大学を公開していなくても、大学の側が「この会社に就職した」と公表していることがあります。逆転内定コラムでは、大学が自分で出している進路資料を集めて、そこに載っている企業名を1件ずつ確認しています。エバラ食品工業について、現時点で確認できたのは次の4大学です。[4] [5] [6] [7]
| 大学・学部(学科・専攻) | 掲載されている資料と見出し | 資料が示す対象年度 |
|---|---|---|
| 千葉大学 園芸学部 園芸学科 | 「令和7年度卒業園芸学部就職先一覧」の栽培・育種プログラムに「エバラ食品工業」 | 令和7年度(2025年度) |
| 岩手大学大学院 総合科学研究科 農学専攻 | 「令和5(2023)年度 総合科学研究科修了生 進路先一覧」の農学専攻に「エバラ食品工業株式会社」 | 令和5年度(2023年度) |
| 専修大学 文学部 | 「令和7年度 卒業生〔一部〕の学部別主な就職先」の文学部の列に「エバラ食品工業(株)」(列は座標で確認) | 令和7年度(2025年度) |
| 北海道大学 農学部(大学院修了者を含む一覧) | 「農学部卒業生、大学院修了者の主な就職先」に「エバラ食品工業」 | 一覧に年度の記載なし(学部案内2026) |
園芸学部・農学専攻・農学部という食品に近い理系と、専修大学の文学部が並びます。総合職1本で学部の条件が無いことと合っています。[1] [6]
大学名で差がつかない土俵と、公開情報から分かること
「学歴に頼らず勝負する」というのは気持ちの問題ではなく、選考のどの部分が大学名で動かないかを見つけて、そこに時間を使うということです。エバラ食品工業が公開している情報から言えるのは、次の3つです。
土俵1:会社がOB・OG訪問の紹介をしていない
FAQの「OB・OGの紹介について、会社から紹介していただけるのでしょうか?」への答えは「OB・OGの紹介は行っておりません。選考中に、社員と話をする機会(社員交流会)を設けています。」です。先輩が多い大学ほど情報が集まる経路を閉じて、選考に乗った人全員に同じ機会を用意しています。[2]
土俵2:職種別採用ではないので、専攻で入口が決まらない
募集は総合職1本です。研究職・事務職といった枠で分かれていないので、「この専攻でないと出せない」という壁がありません。希望はエントリー時に「営業」か「研究・製造」で出します。[1] [2]
土俵3:入社前に準備するものを会社が限定している
FAQの「入社前に取り組むべきものは?」への答えでは、仕事に必要な商品知識やビジネスマナーはOJTを含む新入社員研修で身につける、と説明されています。入る前に専門知識を積んでいることを前提にしていません。[2]
入社後の条件と会社の数字
| 項目 | 会社の記載 |
|---|---|
| 給与(2026年4月入社予定) | 修士卒236,000円/大卒220,000円 |
| 諸手当 | 住宅手当20,000円、営業手当 ほか |
| 昇給・賞与 | 昇給 年1回(4月)※人事評価による/賞与 年2回(7,12月) |
| 勤務時間 | 本社・支店・営業所・研究所 9:00〜17:30/工場 8:30〜17:00(他 シフトあり) |
| 休日休暇 | 完全週休2日制、祝日、夏季、年末年始など、年間休日128日(2026年度)。有給休暇は初年度10日、年間最高20日 |
| 勤務地 | 横浜本社ほか各事業所(変更の範囲は会社が定める場所、出向先が定める場所) |
| 各種制度 | 退職金制度、在宅勤務制度、育児休業制度、育児短時間勤務制度、介護休業制度、時差出勤 ほか |
会社概要では、社名はエバラ食品工業株式会社、設立は1958年5月、所在地は横浜市西区みなとみらい4丁目4番5号 横浜アイマークプレイス14階、資本金は13億8,713万円、従業員数は517名(2026年3月31日現在)、売上高は連結500億5百万円・単体395億5百万円(2026年3月期)です。事業内容は調味料食品の製造販売で、工場は栃木・群馬・岡山(津山)にあります。[3]
明日からできること
- 募集要項の応募資格を開いて、学部の条件が無いことを自分の目で確かめる
- エントリー時に「営業」と「研究・製造」のどちらを希望するか決めておく
- 入社までに普通自動車免許が必須。取得の計画を立てる
- OB・OG訪問の紹介は無い。選考中の社員交流会で聞くことを用意しておく
- 全国転勤がある(Unlimited社員)ことを踏まえて働く場所を考える
この記事に書いたのは、会社が自分で公開している文書と、大学が自分で公開している進路資料だけです。どちらも今日この時点で誰でも開けます。出典はすべて下に並べてあるので、気になったところは自分で開いて確かめてください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- エバラ食品工業 新卒採用 募集要項確認日:2026-09-20 / 応募資格「2027年3月に大学または大学院を卒業見込みで、2027年4月に入社可能な方」「(2026年9月卒業見込みも可)」、募集職種「総合職」、初回配属(営業系・開発系・製造系)、業務内容、勤務地、「入社までに第一種普通自動車免許取得が必須となります」、給与、諸手当、昇給・賞与、勤務時間、休日休暇(年間休日128日)、福利厚生、各種制度
- エバラ食品工業 よくあるご質問確認日:2026-09-20 / 「募集は、総合職ですが、エントリー時に初回配属の希望として「営業」と「研究・製造」の選択が可能です。」「OB・OGの紹介は行っておりません。選考中に、社員と話をする機会(社員交流会)を設けています。」「総合職では、全国転勤可能なUnlimited社員の募集となります。Unlimited社員は、何年で転勤するといった決まりはありません。」、選考プロセス、配属先の希望、入社前に取り組むべきもの
- エバラ食品工業 会社概要確認日:2026-09-20 / 社名 エバラ食品工業株式会社、設立1958年5月、所在地 横浜市西区みなとみらい4丁目4番5号 横浜アイマークプレイス14階、資本金13億8,713万円、従業員数517名(2026年3月31日現在)、事業内容 調味料食品の製造販売、売上高(連)500億5百万円・(単)395億5百万円(2026年3月期)、工場・研究所・支店
- 千葉大学 園芸学部 進路状況確認日:2026-09-20 / 「令和7年度卒業園芸学部就職先一覧」の園芸学科 栽培・育種プログラムにエバラ食品工業
- 岩手大学 令和5(2023)年度 総合科学研究科修了生 進路先一覧確認日:2026-09-10 / 農学専攻にエバラ食品工業株式会社
- 専修大学 令和7年度 卒業生〔一部〕の学部別主な就職先確認日:2026-09-10 / 文学部の列にエバラ食品工業(株)(8学部が横に並ぶ表。列は座標で確認)
- 北海道大学 農学部 学部案内2026確認日:2026-09-11 / 「農学部卒業生、大学院修了者の主な就職先」にエバラ食品工業
掲載大学の就職先ガイド
この会社を就職先として資料に載せている大学のうち、逆転内定コラムに大学別の就活ガイドがある大学です。