3学部の人数を、大学院と分けて確認する

2025年度の学部別進路(2025年9月・2026年3月卒)
学部卒業者就職進学帰国その他
アジア太平洋学部(APS)589人393人36人160人
国際経営学部(APM)610人383人43人184人
サステイナビリティ観光学部(ST)1人1人0人0人
[1]

公式表は国内学生と国際学生を含む人数です。大学院の欄もありますが、ここでは学部卒業者の進路を比較しています。進学は大学院・大学への進学を指し、帰国その他には帰国、受験準備、就職活動の継続などが含まれます。[1]​​‌‌‌‌‌​‌‌‌‌‌‌‌‌​​​​‌‌‌​​‌​​​‌‌​​‌‌​​‌​‌​​‌‌​​‌‌‌‌​‌​​​‌​​​​‌​​‌

就職希望者数が示されていないため、就職人数を卒業者数で割って「就職率」とすることはできません。また、帰国その他をすべて就職できなかった人と扱うのも適切ではありません。率だけで大学の評価を決めず、進路の種類と人数を分けて読みましょう。[1]

STには卒業者1人・就職1人の記録があります。「卒業生がまだいない」とは言えませんが、1人の進路から学部全体の就職業界や大手への入りやすさを判断することもできません。[1]

APS・APM・STは、学びのテーマから準備を分ける

3学部の学びと経験を整理する入口
学部学びの構成就活で整理する経験
APS国際関係、文化・社会・メディア、グローバル経済社会課題を調べ、資料や立場を比較した経験
APM経営戦略・リーダーシップ、マーケティング、会計・ファイナンス、アントレプレナーシップ・オペレーションマネジメント企業や事業の課題を分析し、提案や判断をした経験
ST観光、環境、地域、情報など9つの専門分野現地調査や実習を通じ、地域や事業の課題を考えた経験
[2] [3] [4]

APSでは、調査した問い、資料の選び方、議論を通じて考えが変わった点を整理します。国際的なテーマを扱ったという説明に、具体的な方法と自分の判断を加えると、学びの内容が伝わります。[2]

APMでは、提案の根拠、比較した案、費用や運用の制約をどう考えたかが振り返りの材料になります。グループでの成果と本人の役割、提案段階と実施後の結果を分けて説明しましょう。[3]

STでは、観光や地域の課題について、誰の意見を聞き、何を観察し、どの提案へつなげたかを整理します。学外で学ぶ機会や連携先の存在を、そのまま本人の就職実績や参加経験としないことも大切です。[4]

大手を含む就職先一覧は、学部別実績とは分ける

APUの就職先一覧には、アクセンチュア、キーエンス、富士通、日本航空、楽天グループ、日本貿易振興機構(JETRO)などが掲載されています。これらは大学全体の一覧であり、企業別の学部・人数・職種をこの一覧から断定することはできません。[5]

掲載ページには、見出しの年度と冒頭に書かれた卒業年月の不一致があります。この記事では、特定年度の3学部それぞれの就職先とはせず、掲載企業を知る入口として参照しています。年度や所属を確認したい場合は、大学に問い合わせてください。[5]

大手企業の名前があることは、本人の内定を保証するものではありません。一方、大学名への不安だけで候補を狭める必要もありません。関心のある会社の採用情報を開き、募集職種、条件、選考内容を具体的に確かめましょう。

企業とグループ会社の名前も正確に区別します。同じブランドに見えても、募集する法人や業務、勤務地が異なる場合があるため、応募する相手を確認して経験との接点を考えます。

国内学生・国際学生と、働く国は別の情報

公式の進路資料にある国内学生・国際学生は、学生の区分です。国内学生なら日本勤務、国際学生なら海外勤務と読むことはできません。自分の希望する勤務地や業務は、募集情報で個別に確認する必要があります。[1] [5]

国際的な仕事を考えるときの比較表
確認すること
業務何を担当し、誰とやり取りする仕事か
言語応募条件と実際に使う場面は何か
勤務地初任地や将来の異動はどう決まるか
経験授業、調査、協働のどの行動を説明できるか
準備書類、面接、必要な確認事項は何か

英語を使いたいという希望がある場合も、話す、読む、書く、交渉するといった場面を分けて考えます。授業の発表経験と、応募条件に書かれた語学力をそれぞれ整理し、足りない部分を把握してください。

働く国を先に決める場合も、仕事内容を先に決める場合も、候補の採用情報で条件を確認します。国際的な会社というイメージだけで、海外勤務や希望職種への配属を見込まないことが大切です。

多文化で学んだことを、自分の行動として説明する

「多様な人と関わった」だけでは、自分が何をしたかが見えません。議論が進まないときに前提を確認した、役割を見直した、資料を共有したなど、実際の行動を取り出して整理しましょう。

意見の違いをすぐ国籍や文化だけで説明せず、その場で聞いた理由や置かれていた事情に基づいて話します。相手の考えをどう確かめ、自分の説明をどう変えたかは、協働の経験を伝える材料になります。

大きな受賞や役職がなくても、レポート、発表、授業内の課題から材料を探せます。目的、方法、自分の担当、結果、改善点を順に書くと、誇張せずに説明できる内容が見つかります。自分が参加していない留学や実習を学部の特徴から付け足さないようにしてください。

キャリア支援は、低学年の相談から使える

APUは低学年からキャリアを考えるプログラムを案内しており、進路への関心を整理する機会やインターンシップに関する支援などを設けています。就職先が決まってから使うものではなく、候補を探す段階で公式の案内を確認できます。[6]

個別相談は、事前予約で対面またはオンラインに対応し、履歴書・エントリーシートや面接についても相談できます。利用方法や現在の予約枠は公式案内で確認しましょう。[7]

相談前には、学部で取り組んだ課題を一つと、気になる求人を一つ用意します。「この経験はどの業務とつながるか」「企業に何を質問すればよいか」など、今決めたいことを短く書くと相談後の作業を決めやすくなります。

今日やることを、経験・求人・相談の3つに絞る

まず、所属学部のレポートや実習記録から、自分の判断を説明できる経験を一つ選びます。次に求人を一つ読み、業務と条件を書き出します。最後に、経験と仕事のつながりで分からない点を相談用の質問にします。

進学も考えている場合は、研究したいテーマと必要な学修を整理し、就職と別の欄で比較してください。就活への不安だけで進路を決めず、卒業後に取り組みたいことと準備の見通しを確かめます。

APUで学んだ環境そのものに説明を任せるのではなく、その中で自分が考え、調べ、協力した事実を伝えることが重要です。企業の知名度や大学への印象から離れ、仕事内容と本人の経験を一つずつ照らし合わせていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. APU 2025年度卒業生の進路確認日:2026-09-11 / 2025年9月・2026年3月卒。3学部と大学院を分離
  2. APU APS教育の特徴確認日:2026-09-11 / 社会課題を学ぶ3領域
  3. APU APMの学び確認日:2026-09-11 / 経営の4領域と実践
  4. APU STカリキュラム確認日:2026-09-11 / 観光・環境・地域・情報等9分野
  5. APU 就職先・進学先一覧確認日:2026-09-11 / 全学企業、年度表記の不一致あり
  6. APU キャリア形成支援プログラム確認日:2026-09-11 / 低学年からの進路支援
  7. APU 個別相談確認日:2026-09-11 / 対面・オンラインで事前予約、ES面接等