就職383人・進学43人の対象を確認する
| 卒業者 | 就職 | 進学 | 帰国その他 |
|---|---|---|---|
| 610人 | 383人 | 43人 | 184人 |
これは国内学生と国際学生を含む国際経営学部の進路です。進学は大学院・大学への進学を指し、帰国その他には帰国や受験準備、就職活動の継続などが含まれます。就職しなかった人数を、すべて就職に失敗した人数と見ることはできません。[1]
公式表には就職希望者数が示されていないため、この人数から就職率を計算して紹介することはできません。卒業者数に対する割合と、就職を希望する人に対する割合は意味が異なります。学部の規模と進路の種類を確認する資料として読みましょう。[1]
また、過去の率や全学の人数が、今年自分が応募する職種での採用可能性を示すわけではありません。自分の経験、募集条件、選考の準備を分けて確認し、足りない情報を具体化します。
4領域での学びを、意思決定の経験へ落とし込む
| 領域 | 学びの方向 | 選考で説明したいこと |
|---|---|---|
| 経営戦略・リーダーシップ | 組織や資源を踏まえた戦略と人の協働 | 複数案を何で比較し、チームをどう動かしたか |
| マーケティング | 顧客理解、製品・価格・販売など | 誰の需要をどの調査で捉え、提案に反映したか |
| 会計・ファイナンス | 会計情報、資金、企業活動の分析 | どの数値と前提を使い、判断の限界をどう考えたか |
| アントレプレナーシップ・オペレーションマネジメント | 事業の構想や運営の改善 | 事業や工程の課題をどう分解し、改善策を検討したか |
APMは、授業での実践、正課外の活動、多文化の環境での学びなどを組み合わせています。履修した領域だけで応募職種を決めるのではなく、実際に取り組んだ課題から自分が説明できる行動を拾い出しましょう。[2]
マーケティングを学んだ場合も、商品を考えたことと顧客の反応を確かめたことは別です。アンケートや資料を使ったなら、対象、設問、比較方法を確認します。提案を作った段階なのか、実施して結果まで見たのかを分けて話すと、経験を正確に伝えられます。
会計や財務の分析なら、対象期間や比較する企業、用いた指標を整理してください。知識の名称だけではなく、その数値を使う理由と、数字に表れない点も考えたかを説明できるようにしておきます。
企業課題への提案は、根拠と実現可能性を示す
2023年春以降に入学した新入生向けのカリキュラムでは、企業の実課題に取り組むキャップ・ストーンなど、実践的な学びを案内しています。専門科目には、ビジネスデータ分析やビジネスケース分析・コミュニケーションなども掲載されています。[3]
就活でプロジェクトを取り上げる際は、課題、制約、比較した案、提案した理由を順に整理します。「新しい案を出した」という説明だけで終わらず、顧客や費用、運用する人の負担をどう考えたかまで振り返ると、判断の内容が伝わります。
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 課題 | 誰が何に困っていたのか |
| 根拠 | どの資料・調査・数値を使ったか |
| 比較 | ほかの案と比べた基準は何か |
| 役割 | 自分が作った資料や調整したことは何か |
| 結果 | 提案、採用、実施、効果検証のどこまで行ったか |
多文化チームでの経験は、調整した行動を具体化する
メンバーの背景が異なる場で学ぶことは、APMの教育の特徴の一つです。ただし、多国籍のチームに所属した事実だけでは、自分が何をしたかは伝わりません。役割、合意の取り方、説明の工夫を具体化します。[2]
例えば議論が進まなかった経験を振り返るなら、言語の問題と、前提や優先順位の違いを分けて考えてください。相手の国籍から性格を決め付けず、確認した発言や行動に基づいて、何をすり合わせたかを説明します。
英語を使う仕事を希望する場合は、語学のスコアと実際の使用経験をそれぞれ整理します。発表を担当した、議事をまとめた、資料を読んだといった具体的な場面を示し、募集要項の条件も確認しましょう。授業で使った言語が、そのまま希望職種の応募条件を満たすとは限りません。
掲載企業名は、大学全体の情報として参照する
APUの就職先一覧には、アクセンチュア、キーエンス、富士通、みずほ証券、楽天グループなどが掲載されています。これは大学全体の一覧で、APMに限った企業別人数や職種を示すものではありません。国内学生・国際学生の区分も、勤務地の国内・海外とは別です。[4]
一覧には、見出しの年度と冒頭に記された卒業年月の食い違いがあります。この記事では特定年度のAPMの就職先として断定せず、企業研究の入口として扱います。企業別人数や卒業年度を知りたい場合は大学へ確認してください。[4]
大手企業に関心があるなら、企業名だけでなく職種単位で募集情報を読みます。営業、企画、経理、事業運営など、どの業務に配属される可能性があるのか、採用時に職種が決まるのかを確認します。経営を学んだからすぐ企画職に就けると推定しないことも大切です。
大学名への不安から応募を諦める前に、条件を満たしているかと、経験をどのように説明できるかを点検しましょう。企業一覧の知名度を安心材料にするだけでなく、一社ずつ仕事内容を比較する作業へ進めます。
大学院進学は、学びたいテーマと必要条件で比較する
公式の進学先一覧には、APMの区分で神戸大学、立命館大学などが掲載されています。ただし、一覧だけでは専攻や学位の詳細は分かりません。年度表記の不一致もあるため、2025年度の進学43人を個々の大学へ割り振って捉えないでください。[4]
進学を考える場合は、経営のどの課題を研究したいか、研究方法をどこまで身に付けているかを整理します。実務経験が必要か、出願書類は何か、費用と準備期間はどれほどかを志望先で確認し、就職と進学の目的を比較しましょう。
求人と授業成果を並べて、相談する問いを作る
APUの個別相談では、事前予約で対面またはオンラインの相談を利用でき、エントリーシートや履歴書、面接について相談できます。資料を一つ持参し、どの経験を応募先へ伝えるかを確認する場として活用しましょう。[5]
最初にプロジェクトやレポートを一つ選び、課題と自分の行動を短くまとめます。次に候補の求人を読み、仕事との接点に印を付けます。「この分析経験はどの業務とつながるか」「提案の結果をどこまで説明すべきか」など、相談したいことを具体化します。
志望動機は、企業を褒める言葉を並べるより、関心のある事業・業務と、その理由になった自分の経験を結び付けて考えます。まだ分からない点は説明会で質問し、回答を受けて応募理由を見直しましょう。
今ある学修成果の中から、根拠を示して判断した場面を一つ取り出すことが出発点です。大きな成果を作り足す必要はありません。自分がしたことと、次に改善したいことを正確に説明する準備を進めてください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- APU 2025年度卒業生の進路確認日:2026-09-11 / 2025年9月・2026年3月卒APM610/383/43/184
- APU 国際経営学部の学び確認日:2026-09-11 / 4領域と3つの教育手法。SOM大学院を分離
- APU 国際経営学部カリキュラム確認日:2026-09-11 / 2023年春以降新入生適用。企業課題のキャップ・ストーンと専門科目
- APU 就職先・進学先一覧確認日:2026-09-11 / 全学企業とAPM進学先。見出し年度と冒頭卒業年月の不一致
- APU 個別相談確認日:2026-09-11 / ES・履歴書・面接の相談、対面/オンライン事前予約