就職・進学の人数と資格の結果を分ける

大学の「令和8年3月卒・修」の進路表では、看護学部は卒業者94人、就職希望者86人、就職者83人、進学者8人です。掲載就職率96.5%は就職希望者を分母とする値で、国家試験合格率を示すものではありません。[1]‌‌‌​‌‌​​​‌​‌​​​‌​​​​‌​‌​‌‌‌‌‌‌​‌‌​​‌‌‌‌​​‌‌​​‌​​​‌‌​​‌​‌​​​‌‌​‌​

2026年3月卒業者の産業別就職者数
産業人数
医療・福祉79人
公務3人
宿泊業・飲食サービス業1人
合計83人
[1]

産業分類の人数と資格別の職種の人数は同じではありません。看護学部の就職者全員が看護師として就職した、と読み替えず、学部の進路の全体像として確認しましょう。大学院や助産学専攻科の修了者も別の行に掲載されています。

自分が進学も考えている場合は、就職するかどうかの比較に加え、進学で何を学ぶか、出願に何が必要かを整理します。友人の内定時期だけを基準に焦らず、自分の応募先や課程の正式な予定から準備を組み立ててください。

入学年度の資格課程を確かめる

看護学部の紹介では、保健師と養護教諭一種について選考や人数の制限があると案内しています。学部に入学したことだけで、紹介されるすべての資格・免許を取得できるという意味ではありません。履修する課程と必要条件を学内で確認しましょう。[2]

同ページは2022年度入学生から学部での助産師教育課程がなくなったことを示しています。一方、現在は別の公式ページで助産学専攻科が案内され、1年間の教育について説明されています。学部の4年間の課程と、専攻科での教育を区別して考えます。[2] [3]

助産師を目指す場合は、専攻科など希望する進学先の最新の入試案内で、出願資格、必要な書類、試験日程を確認してください。学部の紹介に残る将来計画の記述だけから、現在の課程や入試条件を判断しないことが大切です。

看護師や保健師の採用を考える場合も、国家試験受験資格、免許・資格の取得、採用選考は分けて管理します。取得見込みで応募できるか、その後に提出する書類があるかは応募先によって確認が必要です。

病院と地域の仕事を、職種まで確認して比較する

大学の内定先欄には、看護師の勤務先例として山梨県立中央病院や山梨大学医学部附属病院、保健師の例として笛吹市役所などが掲載されています。これらは進路を調べる入口になる例示であり、今年度の募集や配属を保証する一覧ではありません。[1]

見学や説明会での質問(編集部の提案)
項目確認する内容
仕事内容新人が担当する業務、関わる対象
指導体制相談する相手、振り返りや研修の機会
希望と配属希望を伝える時期と調整の仕組み
働く条件勤務地、異動の範囲、勤務の案内

病院を比べるときは、規模や知名度に加えて、自分が学びたい領域と新人への支援を見ます。地域の仕事では、募集されている職種と担当する業務を確認します。同じ組織名でも複数の仕事があるため、名称だけで仕事内容を推測しないようにしてください。

実習で良い印象を持った施設も、学生として学ぶ立場と職員として働く立場では、確認すべき内容が異なります。実習時に見たことに加え、採用案内や説明会の情報を使って判断材料をそろえましょう。

実習の経験は、観察・確認・学びを分けて話す

看護学部は、講義・演習・実習を組み合わせた学びや、フィールドワークを取り入れた教育を紹介しています。選考で学びを話す際は、教育の特色を挙げるだけでなく、自分が何に気付き、どのように理解を深めたかを説明します。[2]

編集部の架空の例です。「実習で説明の意図を十分に理解できなかった場面があり、私は疑問をまとめて指導者に確認しました。助言を受けて学修資料を調べ、振り返りでは理解できたことと、まだ分からないことを分けて共有しました。今後も曖昧な理解のまま進めず、確認する姿勢を続けたいです。」

これは山梨県立大学の学生の実話ではありません。自分の体験へ置き換え、患者や家族を特定できる情報を含めずに伝えてください。指導を受けた行動と独立して判断した行動を混同しないことも大切です。

面接では、なぜ疑問を持ったのか、確認後に何が変わったのかを聞かれることがあります。結論だけを暗記せず、背景、自分の役割、確認した内容、次に学びたいことを整理しておくと、経験を正確に説明しやすくなります。

学びたい内容を、応募先の環境と結び付ける

志望理由は「患者に寄り添いたい」という思いに、関心を持った経験と応募先で学びたい内容を添えて作ります。どこでも使える理念の引用だけで終わらせず、見学や説明で確認した事実を一つ選んで結び付けましょう。

例えば新人への指導に関心があるなら、どのような場面で助言を受けられるのか、自分が伸ばしたい力とどうつながるのかを整理します。教育が手厚いという印象だけでなく、その印象のもとになった説明や仕組みを確認してください。

希望する診療領域や配属がまだ決まっていない場合は、無理に一つへ絞った志望理由を作る必要はありません。これまでに関心を持った場面と、今後経験して確かめたいことを分けて話します。配属の決まり方は応募先へ確認し、希望が通ると断定しないようにします。

進学を選ぶ場合も同じように、なぜ今その学びが必要なのかを整理できます。就職する友人との違いではなく、自分の課題と進学先の教育内容の接点を確かめて考えましょう。

学修・国家試験・選考の予定を一緒に管理する

看護学部は、複数の教員によるチューター制で学修・学生生活・就職を支える体制を紹介しています。キャリア支援の案内では、池田キャンパス4号館1階に進路資料・相談室があり、求人や進学などの情報を得られると説明しています。[2] [4]

  • 入学年度の履修課程と資格に関する条件を確認する。
  • 応募先の職種、提出書類、期限をまとめる。
  • 実習と試験、見学・面接の予定を一枚にする。
  • 実習経験と志望理由を整理して学内で相談する。

講座や相談の開催日、申込み方法は最新の学内案内で確かめましょう。準備が重なって困る場合は、締切と未着手の項目を具体的に示して相談すると、優先して確認することを決めやすくなります。資格と働く場の両方を見ながら進路を選んでください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 山梨県立大学 卒業生の進路・就職先確認日:2026-09-11 / 令和8年3月。看護94卒86希望83就8進96.5%。産業79/3/1。内定先例と修了課程別表を分離
  2. 山梨県立大学 看護学部確認日:2026-09-11 / 本文全文。保健師・養護一種選考制、2022入学助産なし、教育チューター。「専攻科検討」は古く不使用
  3. 山梨県立大学 助産学専攻科確認日:2026-09-11 / 本文全文。現存する別課程、1年間の教育。入試資格・画像内計画は不使用
  4. 山梨県立大学 キャリア形成支援確認日:2026-09-11 / 本文全文。池田4号館1階進路資料・相談室、求人進学情報。画像の年度予定未使用

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