就職率と企業一覧は、対象をそろえて読む

大学の就職実績ページは、就職率を二つの計算方法で掲載しています。一つは就職者数を就職希望者数で割る方法、もう一つは卒業者数から大学院等への進学者数を引いた人数で割る方法です。同じ「就職率」でも分母が異なるため、数字だけを他大学の資料と並べないようにします。[1]‌‌‌​‌‌​‌‌‌‌​​​‌‌‌​​‌​​‌​​​‌​​​‌‌​‌​​​‌​​​‌​​‌​​‌‌​‌​‌‌​​​‌‌‌​​‌​

企業一覧は、2021年4月1日から2026年3月31日までの5年間の主な就職先として掲載されています。加藤産業、ニトリ、富士通、ANA大阪空港、西日本旅客鉄道などが載り、金融、小売、卸売、製造、情報通信、観光などの分野が確認できます。[1]

これは全学の複数年度の一覧で、今年度の採用枠や学部別・職種別の人数ではありません。大学名から採用確率を推測するより、関心のある企業の採用ページを開き、仕事内容と応募条件を確認する入口として使ってください。

3学部の経験から、応募先との接点を探す

流通科学大学の商学部はマーケティングと経営、経済学部は経済と経済情報、人間社会学部は心理社会・観光・人間健康の学科を案内しています。学科やコースの名前だけで就職先を限定せず、自分が授業や活動で行った作業を振り返ってみましょう。[4] [5] [6] [7] [8]

経験を整理する入口(編集部の提案)
学部振り返る経験仕事を調べる視点
商学部顧客を調べ、商品・売り方・事業の案を比べるメーカー、卸、小売などで担う役割の違い
経済学部地域や企業の資料を調べ、データや情報を使う行政、金融、ITなどで何を分析・説明・運用するか
人間社会学部人の話を聞き、観光やスポーツ等の企画を動かす顧客対応、調査、企画運営のどこに関心があるか

例えばイベントに参加した経験なら、受付、企画、集計、連絡調整のどこを担当したかで話す内容が変わります。学部名を強みとして一言で済ませず、自分が何を見てどう動いたかを説明することが準備の土台です。

Wサポートは、経験の整理と応募準備に分けて使う

大学の就活サポートプログラムは、ゼミ担当教員とキャリア支援課の連携を特色として案内しています。就活相談は自己分析、応募書類、面接、OB・OG訪問、内定後の相談などを対象とし、Web・電話・LINEでも受け付けると説明されています。[2]

ゼミ教員には研究や企画の担当範囲、学びの特徴を相談し、キャリア支援課には求人と経験メモを持っていく使い方が考えられます。まだ志望先が決まらなければ、仕事内容の異なる求人二つを持ち、「どちらに関心があるか迷っている」と相談しましょう。

編集部の架空の例です。「ゼミで地域イベントを調べた際、私は参加者への質問を整理しました。答えづらい質問があったため表現を変え、回答をまとめ直しました。この経験の中でも、話を聞く仕事と情報を整理する仕事のどちらに関心があるかを考えたいです。」

この例は実在の学生の体験談ではありません。自分の経験では、誰に何を聞き、どこを変更したかを具体的に補います。相談で完成した自己PRを受け取るだけでなく、次の求人にも応用できるよう、何を直すと伝わりやすいかを確認してください。

個人面談の前に、求人・経験・予定をそろえる

公式の就活支援カレンダーでは、3年生の10〜12月に個人面談、10〜1月にゼミ訪問が示されています。夏のインターンシップやSPI対策、秋冬のガイダンス、業界研究、面接練習などの流れも掲載されています。具体的な実施日や申し込みは学内の最新案内を確認しましょう。[3]

面談を待ってから準備を始めるのではなく、求人二つ、経験メモ一つ、授業や活動の予定表を先に作っておくと、相談の時間を使いやすくなります。応募期限が近い、活動が止まっているなどの事情があれば、定例の面談時期に限らず相談方法を確認してください。

大学は1・2年生も受講できるSPI対策や、職種研究セミナーを案内しています。低学年は応募先を無理に決め切るより、仕事内容を知り、基礎的な準備を積む機会として使えます。[2]

先輩の経験は、答えの写しではなく確認事項に変える

4年生の就活アドバイザーは3年生へ準備のノウハウを伝える制度です。また、学内ポータルの就活レポートでは、先輩が書類や選考で気を付けたことなどを読めると案内されています。[2]

読むときは、いつ何を準備したか、企業研究で何を調べたか、面接で何を聞かれたかを分けてメモします。先輩の志望動機をそのまま使ったり、同じ選考が必ず続くと思ったりせず、自分の応募年度の情報と照合しましょう。

大学は個人面接やグループディスカッションの練習、Web選考などに使うプライベートボックスも案内しています。面接前に話す練習と参加する場所を確保できるか、利用方法を確認しておくと準備を進めやすくなります。[2]

地元と首都圏の就職は、働く場所から準備を具体化する

U・Iターン支援では、兵庫・岡山・島根・香川・鳥取・愛媛の各県との連携を掲載し、企業情報やイベントの周知、学内説明会、インターンシップ受け入れの支援等を案内しています。中四国の就職相談会や岡山の業界研究会も紹介されています。[9]

地元で働きたい人は、本社所在地と実際の勤務地を分けて確認しましょう。希望地域、通勤範囲、転勤について確認したいことを書き、企業情報を集めます。業界への希望と勤務地への希望のどちらを優先したいかが曖昧な場合も、相談の材料にできます。

首都圏での活動には東京オフィスの利用が案内され、オンライン面接や説明会、調べ物のほか、休憩・着替え・荷物の預かり等に使えると説明されています。訪問前に利用可能日と手続きを確認し、移動と選考をまとめて計画してください。[9]

今日進める準備を四つに絞る

  • 仕事内容の異なる求人を二つ読み、顧客・業務・勤務地・期限を比較する。
  • 授業や活動の一場面を200字程度にし、自分の担当を明らかにする。
  • 学内の就活案内と先輩のレポートを確認し、不明点を記録する。
  • キャリア支援課への相談事項と、必要な練習・場所の確認事項を決める。

学歴への不安を完全に解消してから動こうとせず、仕事と自分の経験を具体的に比べることから始めてください。流科大の支援を使いながら、足りない情報と次に行う準備を一つずつ明らかにしていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 流通科学大学 就職実績・内定先企業一覧確認日:2026-09-10 / 2026/6/8更新、就職率二分母、2021/4/1〜2026/3/31全学5年一覧。留学生表別掲載のため率の数値や全体人数断定なし
  2. 流通科学大学 就活サポートプログラム確認日:2026-09-10 / W支援、相談経路、先輩レポート、アドバイザー、低学年SPI、面接GD、プライベートボックス
  3. 流通科学大学 就活支援カレンダー確認日:2026-09-10 / 2026/1/22更新、3年10〜12月個人面談、10〜1月ゼミ訪問。日付確定表ではない
  4. 流通科学大学 マーケティング学科確認日:2026-09-10 / 商学部学科の学び
  5. 流通科学大学 経営学科確認日:2026-09-10 / 商学部学科の学び
  6. 流通科学大学 経済学科確認日:2026-09-10 / 経済地域学修
  7. 流通科学大学 経済情報学科確認日:2026-09-10 / 経済情報データ等学修
  8. 流通科学大学 人間社会学部確認日:2026-09-10 / 心理社会・観光・人間健康3学科
  9. 流通科学大学 U・Iターン支援確認日:2026-09-10 / 2026/3/5更新、6県連携、地域説明会、東京オフィスの利用内容

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