経済と情報の学びを、業務の違いに結び付ける
経済学科は現代経済と地域まちづくりの2コースを案内し、金融・財政や地域の課題などを学びます。経済情報学科はデータサイエンスと情報システムの2コースで、経済の知識とデータ分析・プログラミング等を結び付ける構成です。[1] [2]
| 学修・経験 | 比較する仕事 | 確認したい業務 |
|---|---|---|
| 地域の課題を調査する | 自治体の行政と地域企業の営業 | 住民全体への施策か、顧客への提案か |
| 金融や企業活動を学ぶ | 金融機関の顧客対応と企業内の数値管理 | 相手に説明するのか、社内で確認するのか |
| データを整理・分析する | 調査を伴う業務と業務改善 | 集計結果を誰がどの判断に使うのか |
| プログラムを作る | ITサービスの開発・導入・運用 | 作る、使い始めるのを支える、動かし続けるのどれか |
学科で情報を学んだから開発職に限定する、地域を学んだから公務員に限定する必要はありません。求人の採用区分と日常業務を読み、自分が経験した作業との接点と、これから学ぶ必要のある点を分けてください。
金融・ITの内定事例は、本人の準備を参考にする
2026年4月22日公開の大学公式記事では、経済学科の学生が中国銀行の内定を得た例を紹介しています。本人は地域まちづくりコースで学び、金融の資格学修、就職ガイダンスでの自己分析、図書館の対策本等を活用したと説明しています。[3]
また、2025年3月11日公開の記事には、経済情報学科の学生が経済と情報を学び、ゼミでは起業についても実践的に学んで、富士通の内定を得た例があります。記事の将来の希望を、入社後の担当業務が確定した情報とは扱いません。[4]
どちらも個人の内定事例であり、学部全体の企業別人数や採用確率を示しません。自分の準備では、学んだ内容、企業を選んだ理由、使った支援を分けて振り返る参考にしましょう。先輩と同じ企業だけを目標にするより、自分が比較する仕事内容を具体化することが大切です。
データや地域調査は、前提を確かめた過程を話す
編集部の架空の例です。「地域の利用施設について調べる授業で、私は利用者数の資料を整理しました。施設ごとに集計期間が違うと気付き、同じ時期の資料があるか確認しました。比較できる範囲を表にし、足りない情報は追加調査の項目として発表しました。」
これは実在の学生の体験談ではありません。自分の経験では、どの資料を使い、どの作業を担当し、何を根拠に判断したかを補います。利用者数が多いことだけで満足度や施策の効果が高いと結論付けるなど、調べていないことまで成果にしないようにします。
行政を検討する人なら、住民の状況を理解するために資料の条件を確認した点を説明できます。民間企業なら、顧客や事業の状況を比較する際に前提をそろえた点へつなげられます。採用担当者が専門知識を持っている前提にせず、何を知るための調査だったかから話しましょう。
情報分野の経験は、目的と自分でできた範囲を示す
経済情報学科は、プログラミングやデータサイエンスを学び、企業でITエンジニアの業務を体験する機会も案内しています。「業界研究(情報通信業)」では、業界の関係者から仕事内容などを学ぶと説明されています。[2]
プログラムや分析の成果物がある人は、何のために作り、どこを担当し、どの入力で動作を確認したかを短くまとめます。授業の見本を使った場合は、自分で変更した部分を示してください。完成していない機能や、まだ試していない条件も分けておくと、面接で説明しやすくなります。
求人を見るときは、開発、導入支援、運用といった言葉の違いを調べ、業界研究の授業やキャリア支援課で疑問を確認します。使った言語の数だけで自分を評価せず、困ったときに調べた手順や、結果を確かめた行動も説明材料にしましょう。
公務員対策は、正課と課外の違いを確認して組み込む
大学の公務員試験対策プログラムは、正課カリキュラムと正課外カリキュラムを組み合わせています。教養科目の「基礎技能B」と、1年生後期から4年生前期までの「公務員特別演習Ⅰ〜Ⅵ」が案内され、正課は追加受講料なしとされています。[5]
正課外は提携スクール講師による対策で、無料受講は対象の入試方式や奨学金の条件に結び付いています。全員が無条件で無料とは考えず、自分の入学年度と条件、受講できる講座を確認してください。[5]
公務員と民間企業で迷う場合は、採用案内と求人を一つずつ開き、仕事内容と準備日程を比較します。筆記対策の時間だけでなく、志望先の調査、応募書類、面接の準備を予定に入れ、両立が難しい部分を早めに相談しましょう。
ゼミの成果を、キャリア支援課で伝わる説明にする
大学はゼミ担当教員とキャリア支援課によるWサポートを案内し、個人面接練習、職種研究セミナー、学内ポータルの先輩の就活レポートなどを用意しています。ゼミでは調査や分析の中身を整理し、支援課では応募先に伝わる説明かを確かめる使い方が考えられます。[6]
- 地域・金融・情報の学びから、自分が調べた一場面を200字程度にする。
- 求人や採用案内を二つ並べ、担当業務と応募期限を比較する。
- 分析資料や成果物がある場合は、目的・担当・未確認の点を一枚にする。
- 授業と選考の予定を整理し、教員と支援課への相談事項を決める。
学歴への不安で動けないときも、手元の資料や作ったものを整理することから始められます。何を知りたくて、どう確かめたかを自分の言葉で話し、仕事を調べながら応募先を選んでいきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 流通科学大学 経済学科確認日:2026-09-10 / 2026/7/21、現代経済・地域まちづくり、金融財政等
- 流通科学大学 経済情報学科確認日:2026-09-10 / 2026/7/21、データサイエンス・情報システム、プログラミング、IT業務体験、情報通信業界研究
- 流通科学大学 地元岡山に戻って貢献したいという思いで 知識を重ね、学ぶ力を育みました確認日:2026-09-10 / 2026/4/22公開、経済学科中国銀行内定、資格学修自己分析図書館。公務員カテゴリー表示は本文と不一致のため本文優先
- 流通科学大学 興味がある分野を組み合わせて学ぶことで 夢の実現に少しずつ近づいています確認日:2026-09-10 / 2025/3/11公開、経済情報4年富士通内定。将来希望・グローバル企業限定応募を一般推奨にしない
- 流通科学大学 公務員試験対策プログラム確認日:2026-09-10 / 正課基礎技能B・演習I〜VI追加0、正課外無料は対象入試・奨学金条件あり。全学対応は一部2024入学以降
- 流通科学大学 就活サポートプログラム確認日:2026-09-10 / Wサポート、面接職種研究レポート