2学科の学びから、仕事を見る視点を選ぶ
マーケティング学科はブランド戦略と流通ビジネスの2コースを案内し、消費者に商品やサービスを届ける仕組みを学ぶ構成です。経営学科には、経営戦略、起業・事業承継、グローバル経営、会計、フードビジネスの5コースが掲載されています。[1] [2]
マーケティングを学んだ人は、誰が何を求め、どう届けるかを考えた経験を振り返れます。経営を学んだ人は、人や組織、費用、事業の進め方を比較した経験が入口になります。商品企画や管理部門を希望する場合も、新卒の採用区分や配属方法は企業ごとに確認してください。
| 企業・業務の例 | 比較したい役割 | 説明会で聞きたい点 |
|---|---|---|
| メーカーの営業 | 商品の価値を取引先へ提案する | 取引先は誰か、提案に使う情報は何か |
| 卸売企業の営業・業務 | 仕入先と販売先をつなぐ | 品ぞろえ、納期、在庫にどう関わるか |
| 小売企業の店舗運営 | 売場で顧客の反応を捉える | 販売以外に人員や数値をどう管理するか |
| 企業の会計関連業務 | 取引や費用を数字で整理する | 担当範囲と必要な知識、入社後の研修は何か |
候補二社について、顧客、扱う商品、担当業務、勤務地を同じ順で書き出しましょう。大学名への不安から有名企業だけを避けたり、一社へ決め打ちしたりする前に、自分が調べた仕事の違いを言葉にすることができます。
食品卸の内定事例は、企業比較と両立の工夫に注目する
2026年3月27日公開の公式記事では、マーケティング学科の学生が加藤産業株式会社の内定を得た例が紹介されています。本人は食に関わる業界への関心から食品卸を志望し、各社のホームページ等で違いを調べ、部活動との両立をキャリア支援課へ相談したと説明しています。[3]
この事例は学科の個人の内定紹介で、入社後の配属職種や学部全体の採用傾向を示すものではありません。参考にしたいのは、関心の出発点から業界を選び、企業ごとの違いを分析し、予定の重なりは相談しながら準備した点です。
自分も食に関心があるなら、メーカー、卸、小売、外食のどこに関わりたいかを並べて考えられます。部活動やアルバイトが忙しい人は、企業研究と応募書類をいつ進めるか、活動予定と一緒にキャリア支援課へ持参しましょう。
実務家のセミナーを、求人を読むための準備にする
大学のキャリアアップセミナーは、業界の実務家から学ぶプログラムです。公式案内のマーケティング分野では、ファンマーケティングや、企業の課題について企画から発表まで取り組むワークショップの実施例が紹介されています。[4]
参加する場合は、事前に関心のある求人を一つ読み、知らない業務や用語をメモしておきます。当日は「面白そうだった」だけでなく、誰の課題を扱い、どんな情報を集め、どのように提案を判断するのかを確認しましょう。
セミナー後は、企業や業界について理解が変わった点を三つに絞ります。企画を考えた経験があれば、最初の案、指摘された条件、修正した内容を残します。参加そのものを採用上の実績にせず、そこで得た理解と自分の行動を応募書類へ生かしてください。
企画は、成果だけでなく修正した理由を伝える
編集部の架空の例です。「商品の販売促進を考える授業で、私は購入する人への聞き取りを担当しました。最初の案は見た目の話に偏っていましたが、持ち運びや保管のしやすさも気にされていると分かりました。聞いた内容を整理してチームへ共有し、使う場面が伝わる説明へ修正しました。」
これは実在の学生の体験談ではありません。自分の経験では、調べた人数や方法を分かる範囲で示し、少数の聞き取りから全消費者の意見を把握したとは言わないようにします。発売や販売まで行っていなければ、提案段階の成果として説明してください。
営業の仕事なら顧客の条件を確認した点、小売の仕事なら使う場面や売場での伝え方、企画を伴う業務なら案を修正した理由へつなげられます。「マーケティング力がある」という言葉だけより、相手の情報を受けて考え直した過程が伝わるようにします。
簿記会計の支援は、学修段階に合わせて相談する
大学の簿記会計プログラムは全学部を対象に、日商簿記検定や税理士試験の科目合格を目標としています。3・2級の学内講座と、1級・税理士試験科目に向けた学外スクールの活用が案内され、条件を満たして選考に合格した学生への受講料支援も説明されています。[5]
掲載されている料金表は2025年度のもので、2026年度以降は変更の可能性があると明記されています。現在の対象講座、選考、費用、支払いと補助の時期は受講前に確認しましょう。資格サポートコーナーや専任教員による相談も、自分の学修段階に応じて利用できます。[5]
資格の勉強をしている人は、取得済みと勉強中を分け、企業の応募期限も一緒に管理します。会計を学んだ経験は経理だけに限らず、企業を比較する際にも使えますが、どの業務でどこまでの知識が必要かは求人と相談で確かめてください。
教員とキャリア支援課へ、経験と求人を持っていく
大学はゼミ担当教員とキャリア支援課によるWサポートを案内しています。職種研究セミナーや個人面接練習、学内ポータルの先輩の就活レポートなども利用できるため、学修内容の整理と選考準備をつなげて進められます。[6]
- メーカー・卸・小売などから求人二つを選び、担当業務の違いを書く。
- 企画や調査で、自分が情報を集めて考え直した一場面を選ぶ。
- 経験を200字程度にし、担当範囲と確認できた結果を区別する。
- 授業・部活・資格学修・応募の予定を一枚にして相談する。
商学部の学びを仕事へ結び付けるには、業界名を多く知るだけでなく、商品やサービスが届くまでの役割を理解することが役立ちます。自分がどの役割に関心を持つかを確かめながら、学内の支援で説明の仕方を磨いていきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 流通科学大学 マーケティング学科確認日:2026-09-10 / 2026/7/21更新、2コース、消費者流通学修
- 流通科学大学 経営学科確認日:2026-09-10 / 2026/7/21更新、5コース、経営の理論と実践
- 流通科学大学 キャリア支援課の助言で部活と就職活動を両立確認日:2026-09-10 / 公開2026/3/27マーケ学科加藤産業内定、食品卸研究と部活両立。職種の推定なし
- 流通科学大学 キャリアアップセミナー確認日:2026-09-10 / マーケ分野のファンマーケ・企業課題企画実施例。過年度と2026概要リンクがあるため実施日や募集中断定なし
- 流通科学大学 簿記会計プログラム確認日:2026-09-10 / 全学部対象。3/2学内、1税科目学外、条件選考支援、専門相談。表は2025年度、現行料金に流用しない
- 流通科学大学 就活サポートプログラム確認日:2026-09-10 / Wサポート、職種研究、面接練習、就活レポート