三つの学部から、自分の準備の入口を確認する

大学の現行学部一覧は、人間科学部、心理学部、保健医療学部です。人間科学部には社会創造、社会福祉、医療福祉の視能訓練専攻、子ども教育があり、心理学部には心理学科、保健医療学部には理学療法・作業療法・言語聴覚の学科があります。[1]​​​​​​​‌‌​‌‌​​​​‌​​​​‌​​‌‌‌​‌‌‌​​​​‌‌​​‌‌‌‌​​​​‌‌​​‌‌​​​‌‌‌‌‌‌‌‌

学部別に考えたい進路と準備
学部進路を考える視点先に準備すること
人間科学社会・地域の課題、福祉、視能訓練、保育教育所属学科の履修と資格条件、活動や実習の記録
心理心理専門職、教育、一般企業など学部卒業後の学修の必要性、研究や調査の経験
保健医療理学療法・作業療法・言語聴覚に関わる仕事国家試験の予定、関心領域、施設の比較
[1] [2] [3] [4]

医療に関わる学科がすべて保健医療学部に属するわけではなく、視能訓練専攻は人間科学部です。応募書類では所属を正確に記入し、自分の学科で実際に学んだことを説明しましょう。[1]

社会創造学科は2024年4月に開設されました。2026年度は第1期生が通常の4年間の課程を卒業する前です。地域や企業との連携、将来の職業イメージは、卒業生の採用実績と区別して読みます。[2] [5]

全学の就職人数を、学科や専門職の実績へ置き換えない

就職支援ページは、2026年3月卒業者について2026年5月1日現在の人数を公表しています。卒業者、就職希望者、就職者は次のとおりです。[6]

2026年3月卒業者の就職状況(大学全体・2026年5月1日現在)
項目人数
卒業者275人
就職希望者232人
就職者226人
[6]

就職希望者と卒業者全員は同じ集団ではありません。また、この就職者数から、希望する専門職へ進んだ人数や、学科別の就職率は分かりません。進学などを考える人も含め、就職以外の進路と区別する必要があります。

大学は専門分野だけでなく一般企業への就職もあると説明しています。学科のページにある就職率、専門職就職率、国家試験合格率はそれぞれ別の指標です。数値を比べる際は、対象年度と分母、何を達成した割合かを確認しましょう。[6]

過年度の卒業生インタビューは、働き方や活動の進め方を知る資料です。現在の求人や直近の卒業者だけの実績ではありません。企業・施設名だけから採用職種や配属先を推定せず、応募時は実際の募集要項を確認します。

専門職、企業、公務員、進学の条件を並べる

専門資格を目指す学科では、資格に必要な履修と、仕事を選ぶ準備を並行して行います。国家試験受験資格を得ること、国家試験に合格すること、採用選考に通ることは別です。実習、模擬試験、応募の日程を一つにまとめて教員に相談しましょう。

心理学科の公認心理師に関する案内は、大学・大学院で所定の科目を修める必要があると説明しています。学部卒業だけで資格取得が完了するわけではないため、専門職を目指す人は卒業後の学修と費用、入試準備まで含めて考えます。[3]

社会創造学科は、地域の課題を調べ、映像やWebなどで提案を伝える学びを案内しています。一般企業や行政への応募では、活動先の名前よりも、課題をどう見つけ、自分がどの作業を担ったかを説明する準備が役立ちます。[2]

進路ごとの比較項目(編集部の提案)
進路確認すること
医療・福祉等の専門職資格条件、対象者、担当業務、新人の指導体制
保育・教育免許・資格、園や学校の方針、採用区分と日程
一般企業募集職種、配属方法、研修内容、勤務地
公務員受験区分、必要な資格、試験日程と内容
大学院研究テーマ、指導分野、入試、費用

希望がまだ決まらない場合は、どの仕事をしたいかと、どの条件なら働き続けやすいかを分けて書きます。専門職に進むか迷っていることも相談の対象です。資格取得を予定しているから他の進路を考えてはいけない、と自分だけで決める必要はありません。

大学名や規模への不安を、求人の確認に置き換える

大手企業や大きな医療法人に関心がある場合は、名前の知名度と、実際の仕事を別に確認します。募集職種、応募条件、配属、勤務場所、教育体制を比較し、希望する経験を積めるかを調べましょう。過去の就職先に載っていても採用の保証にはなりません。

施設見学では「新人はどの業務から担当しますか」「判断に迷ったときに誰へ相談できますか」「配属希望はどう扱われますか」と具体的に聞くと比較しやすくなります。説明で分かった事実と、自分の印象を分けて記録します。

企業を比べる場合も、事業内容だけでなく募集する仕事に注目します。情報を調べる、相手の困り事を聞く、関係者と調整する、提案を伝えるなど、自分の経験との接点を探しましょう。大学名への漠然とした不安だけで、応募条件を満たす候補を外さないことが大切です。

応募先は複数の条件で比較し、試験や実習と両立できる日程を組みます。進路が一つに決まらない場合も、候補ごとの準備を可視化すれば、先に取り組むことを決めやすくなります。

実習・研究・活動を、判断と行動の記録にする

自己PRの材料は、大きな成果だけではありません。実習で助言を受けて対応を変えたこと、調査方法を見直したこと、チームで資料を整理したことなど、自分の行動を具体的に説明できる経験を選びます。

経験は、課題、自分の担当、工夫、結果、次に改善することの順にまとめます。専門職の応募では実習から関心を持った領域と、見学先で確かめたことをつなぐと、志望理由を考えやすくなります。企業への応募では、募集する仕事に関係する行動を選んで伝えます。

編集部の架空の例です。「グループ発表で、資料の説明が人によって違っていることに気付きました。私は全員の資料を並べ、用語と根拠をそろえる作業を提案しました。担当箇所を確認しながら構成を見直し、発表後に出た疑問を次の調査課題として記録しました。」

これは大阪人間科学大学の学生の実話や内定事例ではありません。自分が行ったことだけに置き換えます。実習先の患者、利用者、子どもの情報や、連携企業の非公開資料は応募資料へ持ち出さず、説明できる範囲を教員と確認しましょう。

担当制のキャリア支援を、具体的な相談に使う

大学は学生一人に就職支援専門スタッフ一人が担当する体制を案内しています。個別面談、応募書類の添削、面接練習などを利用でき、教員とキャリアセンター課が目標の実現に向けて支援すると説明しています。[6]

OHSポートフォリオは、1年次から4年次にかけて目標や進み具合を教職員と確認する仕組みです。前に書いた希望と現在の関心が違っていても、その変化を相談材料にできます。求人票はキャリアセンター課のWebシステムで検索できるとされています。[6]

在学生向け案内では、卒業予定者の進路登録、採用試験後の内容報告、進路が決まった際の届けも求められています。現在の提出方法と期限は窓口で確認しましょう。[7]

  • 所属学科と資格・免許の履修条件を確認する。
  • 候補の進路と、応募や実習・試験の日程をまとめる。
  • 実際の求人を調べ、比較したい条件を書き出す。
  • 経験を一つ文章にし、担当スタッフに相談する。
  • 教員とキャリアセンター課で進み具合を確認し、計画を更新する。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 大阪人間科学大学 公式サイト 学部学科一覧確認日:2026-09-10 / 3学部8学科・視能は人間科学
  2. 大阪人間科学大学 社会創造学科確認日:2026-09-10 / 地域社会学・映像ICT、連携と将来像は採用実績ではない
  3. 大阪人間科学大学 心理学科確認日:2026-09-10 / 公認大学大学院所定科目、統計実験・教育ビジネス
  4. 大阪人間科学大学 理学療法学科確認日:2026-09-10 / 保健医療学部の専門学修と国家試験受験資格
  5. 大阪人間科学大学 社会創造学科の実践情報処理Ⅰの授業確認日:2026-09-10 / 2024/7/17同年4月開設第1期、通常2026未卒業
  6. 大阪人間科学大学 就職支援体制・実績確認日:2026-09-10 / 2026/3卒2026/5/1全学275希望232就226、担当制・ポートフォリオ・求人Web
  7. 大阪人間科学大学 キャリアセンター課 在学生の方確認日:2026-09-10 / 登録カード、試験内容報告、決定届

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