三学科で目指す資格と、進路の違いを確認する

大学の現行案内では、保健医療学部は理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚学科です。視能訓練専攻は人間科学部の医療福祉学科に属し、本学部とは異なります。[1]‌​‌‌​​‌‌‌​‌​‌​​‌​‌​​​​​​​​‌​‌​‌​‌‌​​​‌‌‌‌​‌‌‌‌‌‌​‌​‌​‌​​‌​‌‌​​​​

学科の学びと進路を考える視点
学科案内されている学び求人・見学で確かめること
理学療法身体機能、基本動作、臨床・地域・スポーツへの応用対象者、担当領域、経験を積む過程
作業療法身体・精神・発達・地域などの領域と生活への支援生活目標をどう共有し、どの活動を扱うか
言語聴覚ことば、きこえ、食べる機能などに関わる専門的な学び成人・小児などの対象と、担当する業務
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各学科は、それぞれ理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の国家試験受験資格を案内しています。学部卒業だけで免許が自動的に得られるという意味ではありません。自分の履修状況と受験までの予定を、学科で確認しましょう。[2] [3] [4]

就職率、専門職就職率、国家試験合格率を分ける

大学の就職支援ページにある2026年3月卒業者の集計は、卒業者275人、就職希望者232人、就職者226人です。2026年5月1日現在の大学全体の人数であり、保健医療学部だけの実績ではありません。[5]

各学科のページには国家試験合格率や就職に関する率も掲載されていますが、それぞれの対象者や時点は別に確認する必要があります。国家試験に合格した人数を就職者数としたり、就職者を卒業者全員と同じ集団にしたりしないようにしましょう。[2] [3] [4]

就職先を調べる際も、将来の活躍分野、過年度の卒業生紹介、実際の採用実績を区別します。理学療法学科と作業療法学科のページは、病院や福祉施設、スポーツや地域などのキャリアの方向を紹介しています。これらすべてへ毎年採用されているという意味ではありません。[2] [3]

言語聴覚学科の主な就職先には、東和会グループ、大西脳神経外科病院、愛仁会などが掲載されています。ただし当該一覧に対象年度が明記されていないため、2026年卒業者だけの実績や、現在の求人一覧とは扱いません。[4]

大学共通の就職支援ページには、2021年3月に理学療法学科を卒業し、国立病院機構近畿グループに勤務する卒業生の紹介もあります。活動の進め方を知る参考例として読み、今年度の採用条件は別に確認しましょう。[5]

学科の実践的な学びから、希望する領域を考える

理学療法学科は、基礎科目と臨床をつなぐ初年次教育、実習施設との情報交換による支援を案内しています。実習で関心を持ったことを、対象者の年齢や状態、生活場面、学びたい技術に分けて書くと、働く場所の比較につなげられます。[2]

作業療法学科は、身体、精神、発達、地域などの分野を扱い、ものづくりを体験する演習も案内しています。活動そのものが好きというだけでなく、それを通じて何を考え、対象者の生活をどう理解したかを振り返りましょう。[3]

言語聴覚学科には、学内の「ことばときこえの発達支援センター」があります。教員の指導のもとで子どもと家族への支援を学ぶ機会として紹介されています。参加条件や自分が担える範囲を確認し、履修・参加していない活動を経験したように説明しないことも重要です。[4]

理学療法学科と作業療法学科は、JATAC認定のアスレチック・トレーナー資格や公認初級パラスポーツ指導員も案内しています。資格の条件は学科で確認し、取得すればプロスポーツの仕事に必ず就けるという理解は避けましょう。[2] [3]

見学では、対象者と新人教育の仕組みを具体的に聞く

就職先は、病院の知名度や規模だけでなく、自分がどの経験を積みたいかで比較します。同じ法人でも施設や配属先によって業務が違う場合があるため、募集する施設・職種まで確認しましょう。希望する領域がある場合は、その希望がどのように考慮されるかも確かめます。

病院・施設見学で使える質問例(編集部の提案)
比較する項目質問例
対象者と業務新人は主にどのような方を担当しますか
教育体制担当する業務は、どのように段階を踏んで広がりますか
相談相手判断に迷ったとき、誰にどのように相談できますか
チームでの連携他職種と情報や目標を共有する機会はありますか
配属希望領域と配属は、どのように調整されますか
応募条件資格取得予定者の応募と、採用までの条件を教えてください

見学後は、説明された事実、自分が受けた印象、まだ確認できていない点を分けてメモします。雰囲気が良かったという感想だけで決めず、担当業務、勤務条件、学べる環境が自分の希望と合うかを比較しましょう。

一般企業や大学院も検討する場合は、医療機関の選考と同じ日程や条件で進むとは限りません。研究テーマ、募集職種、選考内容、費用などを別に整理し、学科の教員とキャリアセンター課に相談します。

実習経験は、根拠を確認して行動した過程を話す

志望理由では、実習での経験と、応募先で学びたいことをつなぎます。「人の役に立ちたい」に加え、どの経験から関心を持ったか、見学で何を確認したかを説明すると、その施設を選んだ理由を具体化できます。

編集部の架空の例です。「実習中、同じ説明でも対象者によって反応が違うことに気付きました。私は指導者に相談し、説明の順序と一度に伝える量を見直しました。振り返りでは、自分だけで判断せず観察した事実を共有することの大切さを学びました。就職後も、助言を受けながら根拠を確認して学び続けたいと考えています。」

これは大阪人間科学大学の学生の実話や内定事例ではありません。自分が観察・相談・実施したことに置き換え、学生として担当した範囲を超えた成果を主張しないようにします。患者や家族の個人情報、実習記録の原本を応募資料へ持ち出すことは避けましょう。

実習でうまくいかなかった経験も、原因をどう考え、誰に相談し、何を変えたかを話せれば、学びの過程として説明できます。うまくいった結果だけを作るのではなく、現在の課題と今後の学修を分けて伝えます。

国家試験と応募準備の予定を、学科と相談する

各学科は、低学年からの基礎学習、模擬試験や個別の指導など国家試験対策を案内しています。理学療法学科では、キャリアセンター課とも連携して国家試験と就職の準備を支えると説明されています。模試で見えた課題と応募日程を並べて相談しましょう。[2] [3] [4]

大学のキャリアセンター課は、学生一人に専門スタッフ一人が担当し、個別面談、応募書類の添削、面接練習を行う体制を案内しています。求人票はWebでも検索でき、OHSポートフォリオでは目標と進み具合を教職員と確認できます。[5]

  • 履修と国家試験までの予定を学科で確認する。
  • 実習で関心を持った対象者や領域を整理する。
  • 候補の求人を調べ、見学で聞く質問を用意する。
  • 経験と志望理由を短く書き、担当スタッフへ相談する。
  • 実習、国家試験対策、応募の日程を一つの予定表にまとめる。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 大阪人間科学大学 公式サイト 学部学科一覧確認日:2026-09-10 / 保健医療PT/OT/ST、視能は人間科学
  2. 大阪人間科学大学 理学療法学科確認日:2026-09-10 / 初年次基礎臨床、施設連携、受験資格JATACJPSA、国試就職連携。キャリア分野は就職実績としない
  3. 大阪人間科学大学 作業療法学科確認日:2026-09-10 / 身体精神発達地域、ものづくり、資格、職業イメージ
  4. 大阪人間科学大学 言語聴覚学科確認日:2026-09-10 / 学内ことばときこえの発達支援センター、所定受験資格、就職例年度不明
  5. 大阪人間科学大学 就職支援体制・実績確認日:2026-09-10 / 2026/3卒大学全体275希望232就226・5/1、担当制、OHSポートフォリオ、2021PT卒国立病院機構紹介

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