大学全体の数字を、自分の課程へそのまま当てはめない

2025年度の就職状況(2026年5月1日現在)
区分求職者就職者就職率
工学部153人149人97.4%
工学部第二部(5年制)11人10人90.9%
博士前期課程682人681人99.9%
博士後期課程32人30人93.8%
[1]

これは各区分の求職者を分母とした公式の就職率です。進学者を含む卒業・修了者全体に対する割合ではありません。学部の就職先例には第二部を含む一覧があり、大学院の企業一覧は博士前期・後期をまとめているため、比較する際は対象をそろえます。[1]​​​​​​​‌‌‌‌​​​​​‌​​​‌‌​​​‌‌‌‌‌​‌​‌​​​​‌‌‌‌​​‌‌‌​‌‌​‌‌​​​​‌‌​‌‌​‌

掲載企業に卒業生がいることや、高い就職率は、自分が希望する職種への採用を保証しません。求人の応募資格、担当業務、選考方法を確認し、自分の経験と希望に合うかを考えましょう。

進学と就職は、目的と必要条件を分けて考える

2025年度の進学表では、「工学部」区分の卒業者881人のうち714人が進学し、そのうち684人が名古屋工業大学へ進んでいます。他大学への進学例もあり、全員が同じ専攻や研究室へ進むわけではありません。[2]

進学と就職の両方に数えられる人を含むため、公式総表の進学・就職・その他を互いに重ならない人数として足さないでください。課程の名称についても、現在の高度工学・創造工学・基幹工学と、過年度の第二部の実績を無条件に置き換えないようにします。[1] [2] [3]

進学を検討する人は、研究で深めたい問い、指導を受けたい内容、入試や生活の条件を整理します。学部卒で働きたい人は、希望職種の応募資格や必要な経験を調べましょう。「周囲が進むから」だけではなく、自分の目的を相談できる形にします。

授業やガイダンスで、技術と仕事のつながりを考える

大学のキャリア支援案内は、学部1年のフレッシュマンセミナー、2年の産業論、3年のキャリアデザインを紹介しています。技術者の責任、産業の構造や実務、自分の将来設計などを考える機会として説明されています。[4]

履修科目や条件は課程・入学年度の案内で確認してください。授業やガイダンスを受けた後は、どの仕事に関心を持ったか、何がまだ分からないかを記録すると、その後の企業研究につなげられます。

  • 技術者として、どの課題や対象に関わりたいか。
  • 設計・開発・生産・運用など、どの仕事を詳しく知りたいか。
  • 専門分野に加え、どんな知識や経験を伸ばしたいか。
  • 今の研究・授業と、仕事との接点はどこにあるか。

これは編集部の振り返りの問いです。最初から一つの職種に決める必要はありませんが、関心の理由を具体的にすると、次に調べる情報を選びやすくなります。

企業研究セミナーは、担当業務を確かめる機会にする

名古屋工業大学は、企業を招いて業界・企業研究の機会を提供するセミナーを案内しています。就職支援には企業研究の事前ガイダンスや、名工大OBの経営者から話を聞くセミナーもあります。開催日や対象者は学内の最新案内で確認します。[4] [5]

企業へ質問する項目(編集部の提案)
観点質問の例
職種募集している職種は、日常的にどんな課題を扱いますか
仕事の工程設計・検証・運用などのどこを担当しますか
協働どの職種や部門と協力して進めますか
配属と成長配属や研修は、どのように決まりますか
応募学部卒・大学院修了で応募条件に違いはありますか

説明会で聞いた話は、公式の制度や条件と、話し手自身の経験を分けて記録します。会社名の印象だけで選ばず、実際に応募する職種の募集要項と照らし合わせましょう。

就業体験は、参加前と参加後の準備をそろえる

大学は就業体験・インターンシップの事前ガイダンスを行い、参加後には報告会や報告書を通じて情報を共有すると案内しています。独自の名工大就業体験は、受入企業が学生向けの実施プログラムを設ける取り組みです。[4]

一方、研究インターンシップは主に博士前期課程1年を対象とし、3か月以上、国内外の企業や研究機関で研究活動へ参加するものとして紹介されています。学部の就業体験と同じ対象・期間・目的だとは考えず、自分の参加条件を確認してください。[4]

参加前は、確かめたい仕事内容や学びたい点を整理します。参加後は、実際に担当したこと、見学したこと、教わったことを区別し、その経験から研究・学修の目標をどう見直すかをまとめましょう。参加した事実だけを内定の根拠にしないことも大切です。

学生ポータルの求人票を、職種ごとに読み比べる

大学の就職支援は、学内の学生ポータルサイトから本学学生向けの求人票を閲覧できると案内しています。企業から届いた求人票は随時更新されるため、必要な時期に学内の案内を確認しましょう。[5]

  • 対象:学部卒か大学院修了か、自分の課程で応募できるか。
  • 職種:会社名だけでなく、担当する仕事が何か。
  • 条件:勤務地、配属、研修、必要資格や経験の説明。
  • 手続き:提出書類、期限、応募方法、学内で確認すべき点。

求人票だけで分からない点は、企業の公式採用情報や学内窓口で確認します。推薦などの制度を使う場合も、対象条件や必要な手続きを確認し、過去の先輩と同じ方法が使えると決めつけないようにしてください。

20分の就職相談へ、聞きたいことをまとめる

大学は、専属相談員や就職シーズンの学外キャリアカウンセラーなどによる就職相談を案内しています。相談は20分単位で原則事前予約であり、学生センター10番窓口の就職・キャリア支援係が問い合わせ先として示されています。[5]

相談したいことを一度に広げすぎず、応募先の比較、研究説明、書類、面接などから、その回に確認したい点を整理します。求人や作成した説明文を持参すると、どこで迷っているかを具体的に伝えやすくなります。

ガイダンスやセミナーの動画も、不参加者や復習したい学生向けに学内公開されると案内されています。内容を確認した上で個別の疑問を相談するなど、自分に必要な準備を組み合わせましょう。[5]

研究や演習は、役割と確認の過程を伝える

応募書類や面接では、研究テーマの説明に加えて、自分が何を判断し、どう行動したかを示します。専門外の相手へは、目的、方法、役割、結果、残る課題の順に整理すると話の筋道をつかんでもらいやすくなります。

編集部の架空の例です。「班の演習で結果の解釈が分かれたため、私は測定条件と比較の前提を整理しました。記録を確認して再検証する条件を決め、班員と役割を分担しました。結果から説明できる点と、追加確認が必要な点を分けて報告しました。根拠を共有してから判断する大切さを学びました。」

これは名古屋工業大学の学生の体験談ではありません。実際の経験に置き換え、自分の担当と他の人の貢献を区別します。研究室や企業の非公開情報を含めず、外部へ説明できる範囲で、確認できた事実を伝えてください。

次の一週間で、調べる・書く・相談するを進める

  • 希望する職種や進学先について、必要条件と不明点を調べる。
  • 求人票や企業研究セミナーで、仕事内容を比較する。
  • 研究・演習・就業体験の一場面を、役割と行動が分かるように書く。
  • 学内の動画やガイダンスを確認し、必要な相談を予約する。

研究、授業、就業体験、出願・応募の予定を一つにまとめ、期限が重なる部分を確認します。大学の実績を眺めるだけでなく、自分の応募条件と伝える経験を整えることが、次の準備へつながります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 名古屋工業大学 2025年度就職状況確認日:2026-09-10 / 2026/5/1求職分母各率、学部第二部別、企業例学部第二含/院前後合算。現職21内訳22の注記数は非採用
  2. 名古屋工業大学 2025年度進学状況確認日:2026-09-10 / 工卒881進714うち自大684、就職進学重複あり
  3. 名古屋工業大学 学部・大学院確認日:2026-09-10 / 現高度/創造/基幹、旧第二部実績と未確認の対応付けなし
  4. 名古屋工業大学 キャリア支援確認日:2026-09-10 / 1年fresh/2産業/3career、事前事後就業体験、学部独自と前期1年研究3か月以上を分離、企業研究
  5. 名古屋工業大学 就職支援確認日:2026-09-10 / 学生ポータル求人、各種ガイダンス、OBトップ、相談20分原則予約10番窓口、学内動画

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