2025年度の卒業生160人の進路を確認する

大学が公表する2025年度の卒業者数・就職状況は、2026年5月1日現在の集計です。スポーツ科学部は卒業者160人、就職者151人、進学者4人、その他進路者5人と掲載されています。[1]‌​​​​‌‌‌​‌​‌​‌​​‌‌‌​​​​‌​‌​‌​‌‌​​​​‌‌‌‌​​‌‌​​​‌​​​‌‌‌​​‌‌‌‌‌‌​‌‌

スポーツ科学部の2025年度卒業後の状況
項目人数・割合分母と計算
卒業者160人学部卒業者全体
就職者151人卒業者に占める就職者94.4%
進学者4人就職者とは別の進路
進路決定率96.9%(就職者151人+進学者4人)÷卒業者160人
[1]

この資料の就職率は、就職者を卒業者全体で割る計算です。就職希望者だけを分母にした数値ではありません。その他進路者5人の個別の理由も、この表だけでは分かりません。人数から本人の事情を推測しないようにします。

一方、学部の進路・資格ページに掲載される98.6%は、2025年3月卒業者の「就職希望者就職率」です。上記の2025年度の卒業実績とは年度も分母も異なります。数値だけを比べて就職状況が悪化したと判断することはできません。[2]

スポーツ業界以外も含め、仕事内容から候補を選ぶ

学部の主な就職先一覧には、スポーツ関連業界としてヨネックス、アルペン、ヒマラヤ、リーフラスなどが掲載されています。一般企業等には日本製鉄、フランスベッド、富士通、ソフトバンク、名古屋鉄道などの例があり、進路は競技や指導の仕事だけに限られません。[2]

同じ一覧には保健体育教員、特別支援教員、公務員、大学院進学の欄もあります。ただし、この企業・団体一覧には対象年度の明示がないため、2025年度だけの就職先一覧とは扱いません。また、現在これらの組織が募集中という案内でもありません。[2]

知名度のある会社が載っていても、配属職種や採用人数は分かりません。大手への内定率や自分の合格確率を推定せず、仕事内容、応募条件、勤務地、選考の流れを最新の採用情報で確認します。グループ会社と本体、施設と運営法人も区別して調べましょう。

スポーツとの関わりを仕事に求める人は、直接教える仕事なのか、道具やサービスを届ける仕事なのか、場を運営する仕事なのかを考えると比較しやすくなります。一般企業を志望する場合も、活動経験を応募する役割にどう結び付けるかを整理できます。

3コースの学びから、仕事への関心を言葉にする

学部の4年間の学びの案内には、トレーニング科学、スポーツ教育、ふくしスポーツの3コースが示されています。トレーニング科学は競技力や健康・体力に関する運動プログラム、スポーツ教育は多様な対象者への教育や指導、ふくしスポーツは地域と連携する事業の企画・運営などを学ぶと説明しています。[3]

学びを応募先の比較につなげる問い(編集部の提案)
学びの関心調べるときの視点
運動やパフォーマンスを科学する何を測り、誰にどのような改善を提案する仕事か
教え方や学び方を考える対象者の違いに合わせて、どのような工夫が必要か
地域で場を企画する参加者のニーズをどう調べ、運営へ反映するか
スポーツを支える商品やサービス利用者の課題と、担当する仕事との関係は何か

コースの名称が、そのまま卒業後の職種を決めるわけではありません。カリキュラムの目標と自分が経験した内容を分け、何に取り組み、どう考えたかを具体的にします。授業や実習で扱ったことが、すべて自分の得意分野だと主張する必要もありません。

例えば競技経験が目立たないと感じる人でも、練習の記録、イベント準備、参加者への説明、調査結果の整理などから、自分の役割を振り返れます。大きな成果が出たかどうかだけでなく、課題を見つけて行動した過程を見直してみましょう。

教員をめざす場合は、学部の専門支援を確認する

学部の教員養成案内は、SP教職チームによる支援として、学校見学、学校ボランティア、採用試験対策講座や模試、総合教職実践センターとの連携などを挙げています。教員という進路を検討する場合は、こうした機会を使い、教育現場への理解と準備を進めます。[4]

教員免許の取得に必要な学修、採用試験、実際の就職はそれぞれ別です。どの免許や校種をめざすか、履修と実習の予定をどう組むかを担当者に確認してください。公式ページに合格実績が掲載されていても、個人の合格や希望する学校への配属が保証されるものではありません。

民間企業と教員で迷う場合は、どちらかを早急に否定するより、求める仕事内容、対象者との関わり方、試験や選考の日程を並べます。学校での活動に参加した人は、授業を見て気付いたことと自分が実際に補助したことを分けると、志望理由の材料を整理できます。

競技成績だけに頼らず、自分の行動を説明する

自己PRでは、チーム全体の成績を自分一人の成果として話さないようにします。自分が担った役割、困ったこと、試した工夫、結果や残った課題の順に整理すると、活動の規模にかかわらず経験を説明できます。

編集部の架空の例です。「イベント準備で、私は参加者によって説明の理解に差があると気付きました。担当する説明資料を短くし、実演を入れる案をメンバーへ提案しました。実施後に分かりにくかった点を振り返り、次回の案内に反映することを確認しました。相手の理解を確かめながら伝える大切さを学びました。」

これは日本福祉大学の学生の体験談ではありません。自分の経験へ置き換え、実施していない改善や、測定していない効果を加えないようにします。「参加者全員が満足した」などの結論も、調査していないなら断定しません。

部活動、実習、アルバイトのどの経験を使う場合も、応募先の仕事へ無理につなげる必要はありません。まず行動を正確に説明し、その経験から身につけた考え方を、応募先でどのように使い、さらに伸ばしたいかを考えましょう。

学部のキャリア支援と個別相談を利用する

学部の進路案内は、入学直後からのキャリアプログラムと、SPORTS×CAREER MEETUPという就職イベントを紹介しています。同ページのインターンシップ先の一覧は、就職先とは別の情報です。参加経験だけで採用につながると決め付けず、対象学年や実施時期を最新案内で確認します。[2]

大学の就職・キャリア開発支援では、履歴書・エントリーシートの添削、面接練習、業界研究、公務員・教員受験、進学などの相談を案内しています。各種相談には事前予約が必要で、求人検索NAVIから予約するよう説明されています。美浜キャンパスの窓口はキャリア開発課です。[5]

  • スポーツ関連・一般企業・教員などから比較したい進路を二つ選ぶ。
  • 現在の募集条件と、必要な学修や資格を確認する。
  • 活動経験を一つ選び、自分の行動まで書き出す。
  • 比較表と下書きを用意し、求人検索NAVIで相談を予約する。

活動の実績や大学名だけで応募先を決めず、誰にどのような価値を届けたいかを言葉にしましょう。経験の整理と仕事の比較を並行して進めることで、自分が納得できる志望理由を作りやすくなります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 日本福祉大学 2025年度 卒業者数・就職状況(学部)確認日:2026-09-11 / PDF1p、2026/5/1現在。スポーツ160卒151就4進5他。就職率B/A94.4、進路決定率(B+C)/A96.9。画像で列確認
  2. 日本福祉大学 スポーツ科学部 進路・資格確認日:2026-09-11 / 98.6は2025年3月卒希望分母で別年度。就職先一覧は対象年度不明。MEETUP、学部キャリア支援。インターン先と就職先分離
  3. 日本福祉大学 スポーツ科学部 4年間の学び確認日:2026-09-11 / 3コースの教育内容のみ。後段学生体験談等は使用なし
  4. 日本福祉大学 スポーツ科学部 教員養成確認日:2026-09-11 / SP教職チームと支援メニュー。資格詳細、採用・合格人数の合算や個人例は使用なし
  5. 日本福祉大学 就職・キャリア開発支援確認日:2026-09-11 / 相談添削面接、事前予約求人検索NAVI、美浜キャリア開発課。開催日時・空き枠は未閲覧

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