現在の学部案内と、在学生の所属を分けて確認する

現在の健康科学部の案内は、リハビリテーション学科の理学療法学専攻と作業療法学専攻を中心に紹介しています。一方、2026年5月1日現在の在籍者数の表には、介護学専攻48人、福祉工学科の情報工学専修47人・建築バリアフリー専修53人も掲載されています。[1] [2]​​‌​‌​‌‌‌​​‌‌‌​​​​‌‌‌​​‌​​​​‌‌‌​​​​‌​​‌‌​​‌‌‌‌​​‌‌‌​​‌‌​‌​​​‌​‌‌

工学部は2025年4月に開設され、2026年の在籍表では工学部と健康科学部の旧福祉工学科が別に載っています。そのため、健康科学部の過年度の工学系実績を、工学部の卒業実績としてそのまま移すことはできません。[2] [3]

旧課程で学んでいる人は、現在の受験生向け案内だけで履修や応募の準備を決めず、自分の入学年度・所属・適用される課程を確かめましょう。応募書類に記す学部・学科名も、自分の正式な所属と証明書に合わせて確認します。

学部全体の154人と、専攻別の就職者数を区別する

2025年度の卒業者数・就職状況は2026年5月1日現在の集計です。健康科学部は卒業者158人、就職者154人、進学者0人、その他進路者4人で、就職者を卒業者で割った就職率は97.5%と掲載されています。[4]

2025年度卒業者・就職者(健康科学部)
所属卒業者就職者
理学療法学専攻38人38人
作業療法学専攻33人33人
介護学専攻23人23人
福祉工学科 情報工学専修25人23人
福祉工学科 建築バリアフリー専修39人37人
学部合計158人154人
[4]

学部合計にはリハビリテーション以外の卒業生も含まれます。理学療法・作業療法の2専攻だけの実績として154人を紹介しないようにします。また、この資料は卒業者全体を分母にしており、就職希望者だけを分母にした率とは違います。

理学療法・作業療法の就職者数が卒業者数と一致していても、それだけで国家試験の受験者数や合格率は分かりません。就職状況、資格試験、配属先の情報はそれぞれ別に確認します。就職できることや希望する施設への採用を、個人に保証する数値でもありません。

理学療法と作業療法では、就職先一覧の年度も違う

理学療法学専攻の主な就職先は、2021年度から2025年度の卒業生実績として掲載されています。名古屋大学医学部附属病院、名古屋市立大学病院、愛知医科大学病院、国立長寿医療研究センター、知多半島総合医療センターなどの例があります。[5]

作業療法学専攻の一覧は2019年度から2023年度の卒業生実績です。国立長寿医療研究センター、名古屋市立大学病院、藤田医科大学病院などの医療機関に加え、精神・介護・福祉系施設として社会福祉法人びわこ学園なども挙げられています。[6]

対象期間が異なるため、一覧の長さや施設の名称だけで専攻の就職力を比較することはできません。どちらも複数年度の例であり、2025年度だけの採用先ではありません。過去の掲載名から、現在の募集状況や名称・組織の変更まで判断しないようにします。

気になる施設は、現在の採用情報で募集する職種と応募資格を確認しましょう。法人名が載っている場合、具体的な勤務施設や配属を推定せず、施設単位の情報を調べます。有名な病院かどうかだけでなく、自分が学びたい領域と、働く条件を比較することが大切です。

病院や施設は、学びたいことと働き方で比べる

健康科学部は、専門知識・技術とともに、多職種との連携や研究能力を重視すると説明しています。施設を選ぶ際も、自分がどのような支援に関わり、どのように学び続けたいかを考えると、質問が具体的になります。[1]

施設見学や説明会で確かめる問い(編集部の提案)
比較項目確認すること
仕事内容募集職種の担当範囲と、一日の仕事の流れ
指導体制新人が相談する相手、振り返りや研修の機会
連携他職種と情報を共有する場や役割分担
配属勤務地や部門の決め方、希望の扱い
生活条件勤務時間、休日、通勤、待遇の確認資料

公開資料だけで分からないことは、見学を受け付けている場合の質問や、募集担当への問い合わせにします。「指導が手厚い」という印象だけで判断せず、具体的にどのような仕組みを説明されたかを記録しましょう。

介護学専攻や旧福祉工学科の学生も、仕事の担当範囲、配属、指導、勤務条件を確認する点は共通です。ただし、他専攻の病院一覧を自分の専攻の採用実績とは扱わず、本人の専門と条件に合う求人を探します。

実習での学びを、自分の役割に沿って伝える

選考では、実習での経験を大きく見せるより、自分が何を確かめ、どう学んだかを説明することが大切です。観察したこと、指導を受けて実施したこと、自主学修したことを分けると、経験の範囲が明確になります。

編集部の架空の例です。「実習の振り返りで、私は記録に観察した事実と自分の解釈を混ぜていたことに気付きました。指導者に確認し、何を根拠に考えたのかを整理し直しました。その後は、分からない点を残したまま結論にせず、確認する習慣を意識しました。」

これは健康科学部の学生の体験談ではありません。自分が経験した内容へ置き換え、学生が独立して治療方針を決めたような表現や、測定していない改善効果を避けます。患者や利用者を特定できる情報も応募資料に入れません。

工学系の実習や研究を説明する場合も、設計・測定・検討のどの部分を担当したかを示します。専門外の相手には、技術名を並べる前に「誰のどのような課題を考えたか」を伝えると、活動の目的を理解してもらいやすくなります。

学修と応募を一つの予定表にして相談する

作業療法学専攻の教育紹介には、模試で学修状況を把握し、研究室の担当教員と結果を検討する支援が示されています。学年担任による指導や、学業と活動の両立に向けた学修計画の助言も案内されています。これは同専攻の説明であり、すべての専攻に同一の仕組みがあるとは扱いません。[7]

大学の就職・キャリア開発支援では、履歴書・エントリーシートの添削、面接練習、進学や資格取得を含む相談に対応しています。相談は事前予約が必要で、求人検索NAVIから予約するよう説明されています。半田キャンパスの窓口は半田事務室です。[8]

  • 自分の専攻と入学年度に合う進路情報を確認する。
  • 実習・研究・試験と、応募書類の期限を一枚に並べる。
  • 候補施設の仕事内容・指導・配属・生活条件を比べる。
  • 実習経験の下書きと質問を持ち、学修や就職の相談を利用する。

大学名や施設名だけで結論を出さず、自分が何を学び続けたいのか、どのような環境で働きたいのかを整理しましょう。準備を一度に完成させようとせず、未確認の条件を一つずつ確かめることで、納得できる応募先を選びやすくなります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 日本福祉大学 健康科学部確認日:2026-09-11 / 現行PT/OT紹介、連携と研究、個人能力保証なし
  2. 日本福祉大学 2026年度 在籍者数(学部)確認日:2026-09-11 / 2026/5/1 PDF1p画像確認。旧介護48、情報47建築53、工学部別、学年別
  3. 日本福祉大学 2025年4月 工学部開設案内確認日:2026-09-11 / 2025/4工学部開設。旧健康工学の実績を移さない
  4. 日本福祉大学 2025年度 卒業者数・就職状況確認日:2026-09-11 / PDF1p、158/154/0/4、PT38/38、OT33/33、介護23/23、情報25/23、建築39/37。全卒分母
  5. 日本福祉大学 理学療法学専攻 進路確認日:2026-09-11 / 2021–2025年度卒業生の複数年度施設例
  6. 日本福祉大学 作業療法学専攻 進路確認日:2026-09-11 / 2019–2023年度の施設例。率年度不明のため非引用。法人と施設を分離
  7. 日本福祉大学 作業療法学専攻の強み確認日:2026-09-11 / 模試、担当教員と結果検討、担任学修支援。学生満足度や体験談不使用
  8. 日本福祉大学 就職・キャリア開発支援確認日:2026-09-11 / 半田事務室、NAVI事前予約、書類面接等支援

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