経済の知識を、身近な問いを考えるために使う
現代経済学科は、実社会の経済活動と理論を結び付けて学び、入学から卒業まで少人数ゼミでレポートや発表、卒業論文の指導を受けると案内しています。金融や情報通信など、特定の業界だけに限らない学びを掲げています。[1]
科目紹介には、経済指標を読み論理的に考えるマクロ経済学、地域の課題と政策を考える地域政策、統計や国際比較を通じて生活上の課題を扱う社会政策と社会保障があります。2026年度の科目群には地域調査や東海地方の産業も掲載されています。[2]
就活では、経済の専門用語を覚えたことに加え、何が疑問で、その知識をどう使ったかを話します。例えば地域の人の流れや店舗の変化に関心を持ったなら、どの資料を調べ、どんな違いを見つけたかを説明できるようにしましょう。
就職決定率は希望者を対象とした結果として読む
経済学部の公式ページは、2025年3月卒と2026年3月卒の就職決定率を100%とし、就職希望者全員の進路決定と説明しています。卒業生全員を分母とする数字ではなく、過去の希望者に関する結果です。[1]
同ページの「近年の主な就職先」には、あいち銀行、岡崎信用金庫、名古屋鉄道、システムリサーチ、犬山市役所などが掲載されています。この学部ページの一覧は具体的な集計期間が示されていないため、2026年卒だけの実績としては扱いません。[1]
候補を調べるときは、金融ならどの顧客と関わる仕事か、交通ならどの募集職種か、自治体ならどの採用区分かを確認します。「地元で働く」という共通点があっても、担当する業務や相手は異なるためです。
学生研究室の活動から、地域との関わり方を考える
経済学部学生研究室は、資格の勉強会や実践的な研究、地域活動などに取り組む場として紹介されています。地域政策チームは地域の人と活動し、実態を知って問題を研究する姿勢を掲げ、担当教員への質問や相談もできると案内されています。[1]
活動記録には、2022年・2024年の犬山観光戦略のアンケート調査や、小牧市の地域での企画運営などが掲載されています。参加経験のある学生なら、対象者への説明、記録、意見の整理、当日の運営など、自分の役割を振り返れます。[1]
地域活動に関心があっても、経験がまだなければ、研究室やゼミで参加方法を相談するところから始められます。活動名を自己PRに借りるのではなく、自分が取り組める役割と、確かめたい問いを決めましょう。
活動後には、住民の意見と自分の感想を分けて記録します。一部の人の声を地域全体の意見と決めつけず、誰からどのように聞いた話かを整理する姿勢は、調査の説明にも役立ちます。
調査経験は、結論より先に調べ方を確認する
授業やゼミで数字を使ったなら、資料の名称、対象の地域、期間、単位を残します。比較する地域や年がそろっているか、数字だけで説明できないことはないかを確認し、考察と確認できた事実を分けましょう。
編集部の架空の例です。ある学生は商店街に人が少ないと感じ、地域の人口資料と現地での観察をまとめました。調べるうちに、観察した曜日と時間帯が限られていたことに気づき、追加で確認する必要があると発表しました。これは地域の問題を解決した実績ではなく、結論を急がず調べ方を見直した経験として伝えられます。
面接では、調査テーマを短く説明した後、自分が担当した作業、難しかった点、確認や改善の行動を話します。調査全体の成果だけでなく、自分が責任を持って進めた範囲を示すと、働く場面での姿勢が伝わります。
資料を見つけることが得意だったのか、意見の違いを整理することに関心があったのか、分かりやすい図にすることに力を入れたのかも振り返ります。それぞれ、求人を読む際に注目する業務が変わります。
地域への関心を、会社や自治体の業務と照合する
| 関心のあること | 調べる仕事の方向 | 説明する経験 |
|---|---|---|
| 地域の企業や暮らしを支えること | 地域企業、金融機関などの募集職種 | 相手の事情を聞き、情報を整理した場面 |
| 移動や観光の仕組み | 交通・観光関連の営業や運営など | 利用者の行動を観察し、課題を考えた場面 |
| 住民生活や地域政策 | 自治体や関連組織の採用区分 | 統計と現場の情報を比べ、問いを深めた場面 |
| 情報を使った改善 | 情報サービスや企業の業務支援 | 資料を比較し、分かることと限界を整理した場面 |
志望理由では「地域に貢献したい」の後に、その組織が誰へ何を提供しているかを書きます。実際の仕事を調べて、自分が関わりたい部分を一つ挙げると、地元という理由だけに頼らない説明になります。
公務員を考える場合も、最新の募集要項で選考内容と日程を確認して準備します。地域研究で気づいたことは志望理由の材料にできますが、住民の生活と自治体の担当業務を結び付けて考える必要があります。
ジョブトレーニングで、調査から見えなかった仕事を知る
経済・経営・法学部のジョブトレーニングは、事前指導と目標設定、実習先の検討、就業体験、レポートと報告会の順に行う科目として案内されています。希望する業界や職種が明確でない場合は、担当教員へ相談できます。[3]
地域の課題を調べた経験があるなら、その地域で働く人が普段どのような判断をしているかを観察点にします。利用者へ何を確認するのか、取引先と何を調整するのかを知ることで、資料だけでは分からなかった業務を比較できます。
実習後は、関心が強くなったことと、想像と違ったことを両方書きましょう。進路の変更も、経験を通じて自分に合う業務を考えた結果なら、次の応募準備に生かせます。
相談前に、調べた経験と求人を一つずつ用意する
大学はキャリア科目の授業、授業外のガイダンス、個別相談を連携させて支援しています。2026年8月の記事では、全学部で開講するキャリア科目で企業研究や自己PRの作成を扱う取り組みも紹介しています。[4] [5]
相談には、地域や社会について調べた経験のメモと、気になる求人を一つ持参します。「この調査をどの仕事に結び付けられるか」「地域で働く選択肢を広げたい」など、いま整理したいことを伝えましょう。
学歴に自信が持てないときも、確かめた資料や自分の行動まで消えるわけではありません。今日は一つの経験について、問い、調べ方、分かったこと、次に確認したいことを書きます。その記録を使い、自分が関心を持って取り組める仕事を少しずつ具体化していきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 名古屋経済大学 現代経済学科確認日:2026-09-10 / 少人数ゼミ、2025・2026年卒希望者の決定率、近年の就職先、学生研究室と活動記録。
- 名古屋経済大学 経済学部 科目紹介確認日:2026-09-10 / マクロ経済学・地域政策・社会政策と社会保障、2026科目。
- 名古屋経済大学 インターンシップ実習科目確認日:2026-09-10 / ジョブトレーニングと相談・事後共有。
- 名古屋経済大学 キャリア支援確認日:2026-09-10 / 授業・ガイダンス・個別相談の連携。
- 名古屋経済大学 キャリア選択と自己実現確認日:2026-09-10 / 2026年8月25日、全学部で企業研究・自己PR。