就職100%の分母は、希望者36人

松山大学薬学部の2025年度就職状況は、卒業者68人、就職希望者36人、就職者36人、進学者0人です。就職率100.0%は就職希望者に対する割合で、卒業者68人全員の就職を意味しません。まずこの分母を確認して、進路の数字を読みましょう。[1]​‌‌​​​​​​​‌​‌​​‌​​​‌‌​​‌‌‌‌‌​​​​​​​​‌​​‌​‌​​‌‌​​‌​​‌‌​‌​‌​​‌‌​‌​

薬学部の2025年度実績
項目実績
卒業者68人
就職希望者36人
就職者36人
就職率100.0%
進学者0人
[1]

就職率と国家試験合格率は別の指標です。就職表だけでは、就職希望者以外の卒業者の詳しい状況や、個人の資格取得状況まで分かりません。応募に必要な条件、自分の履修状況、学修の予定は、それぞれの担当窓口で確認して準備を進めます。

病院・薬局等・行政の掲載先を、働く環境から比較する

2025年度の主な就職先には、愛媛大学医学部附属病院、松山赤十字病院、住友別子病院、アインファーマシーズ、日本調剤、レデイ薬局、愛媛県職員、高知県職員などが掲載されています。学部の実績として参考になりますが、個人の職種や配属を機関名から推測しないようにしましょう。[2]

見学や説明会で確認する項目
項目具体的な問い
業務入職後の担当範囲と一日の流れはどうか
教育新人指導の担当と、相談できる機会はあるか
連携ほかの職種や施設との情報共有はどう行うか
勤務勤務場所、時間帯、異動の範囲はどうか
条件応募時・入職時に必要な資格等は何か

同じ病院や薬局という分類でも、担当範囲や育成の仕組みは異なります。知名度だけで候補を決めず、実習で関心を持った仕事をさらに見学で確かめると、志望理由と働く条件の両方を比較できます。

6年間の学びを、進路を考え直した過程として整理する

医療薬学科は6年制で、1年次の早期臨床体験から医療現場への理解を深め、5年次には薬局と病院で各11週間の実務実習を行う構成です。早期臨床体験では、学内での体験や学外施設の見学に加え、卒業生の話を聞いて将来を考える機会も案内されています。[3]

就活では、入学時に思い描いていた仕事と、授業・実習を経た現在の関心を比較してみましょう。なぜ病院や薬局などに興味を持ったかを、見聞きした仕事内容や自分が取り組んだ学修と結び付けると、動機が具体的になります。

実習前の学生は、見学や授業の経験を中心に説明します。これから履修する実習を、すでに経験したこととして話す必要はありません。今分かっていることと、次の実習で確かめたいことを分けるだけでも、主体的な学びの計画を示せます。

実習では、分からないことを確かめた場面を残す

学部の実務実習紹介は、調剤や服薬指導などの基本的な知識・技能・態度と、医療チームへの参画を学ぶ内容です。自己PRでは、指導を受けたことと、自分の判断で行ったことを区別して振り返りましょう。[3]

実習記録から、理解できなかった点をどのように質問し、確認した内容を次の学修にどう使ったかを抜き出します。結果を大きく見せるより、安全に仕事を学ぶために何を確かめたか、教わったことをどう整理したかを説明する方が、自分の行動を具体的に伝えられます。

編集部の架空の回答例です。「実習で説明内容を理解しきれなかったため、不明点を整理して指導者に確認しました。その後は事前学習と振り返りの項目を分け、同じ疑問を残さないよう記録を見直しました」。実際の経験に置き換え、患者の情報や自分が行っていない医療上の判断を含めないでください。

面接用の説明では、患者を特定できる事情を出さず、自分の確認や学習の過程に焦点を当てます。病名や細かな背景を話さなくても、相手に合わせた説明を考えたことや、指導者へ相談した理由は伝えられます。

合同授業から、他職種への理解を説明する

学部は愛媛大学の医学科・看護学科、愛媛県立医療技術大学の臨床検査学科と連携する合同授業を案内しています。他職種の役割を理解し、協働に必要な知識・態度・コミュニケーションを学ぶ機会として紹介されています。[3]

参加した人は、ほかの分野の学生と話して気付いた視点の違いを振り返ります。「チームワークを学びました」だけでなく、自分が当然だと思っていた前提がどう違い、共通理解のために何を説明したかを整理してください。

協働経験を振り返る問い
観点書き出す内容
違い立場によって重視する点がどう違ったか
確認理解が合っているか何を質問したか
役割自分が担当した調査や説明は何か
変化話し合いの後、考え方をどう修正したか

就活と学修の予定を、担当者と一緒に確認する

6年次には講義・演習に加え、外部講師の講習会、模擬試験、研究室の個別指導、Web問題集などの学修支援が案内されています。進路準備を進める際も、学修に必要な時間を先に見えるようにしておきましょう。[3]

見学、応募、面接、研究、学内の予定を一枚のカレンダーにまとめ、準備が集中する週を確認します。国家試験対策の実施があることと、個人の合格や卒業が確定することは別です。見通しが立たない場合は、学修面を教員、応募面をキャリアセンターに分けて相談すると整理しやすくなります。

大学の個別相談は、企業選びや書類添削、面接練習にも対応しています。実習の振り返りと見学先の比較表を持ち込み、「この経験から何を伝えると志望理由につながるか」を確認してください。[4]

最初の一歩は、実習の気付きと候補二件を並べる

まず実習や授業から、関心が深まった場面を一つ選びます。次に見学したい候補を二件挙げ、業務、教育、勤務条件、必要な応募要件を比較します。分からない欄を、そのまま見学や相談の質問にしましょう。

大学名や就職率だけで自分の進路を判断せず、どんな現場で何を学び続けたいかを具体化することが大切です。仕事への関心と、入職後に必要な学びをつなげて説明できるように準備してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 就職状況確認日:2026-09-10 / 2025年度薬:卒68、希望36、就職36、率100、進学0。
  2. 薬学部の主な就職先確認日:2026-09-10 / 2025年度、機関名。職種・人数推定なし。
  3. 薬学部医療薬学科確認日:2026-09-10 / 6年制、早期臨床、5年実習各11週、合同授業、6年支援。旧国試率不使用。
  4. 就職支援確認日:2026-09-10 / 全学個別相談・書類添削・面接練習。

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