2025年開設。就職率ではなく、現在の学びから準備する

松山大学情報学部情報学科は2025年4月に開設されました。2026年9月時点で、公式の2025年度就職状況に情報学部の卒業実績は掲載されていません。全学の就職率を情報学部の就職率として使ったり、実績がないことを0%と表したりすることはできません。[1] [2]‌​​​​‌‌​​‌‌‌​‌​​‌‌‌‌‌‌​‌​‌‌‌​​‌‌‌​​‌‌​‌‌​‌‌​‌​‌‌​‌​​​​‌‌‌‌​‌‌‌‌​

先輩の就職先がまだそろっていない時期は、学んだ技術で何を作ったか、どんな問題を解決しようとしたかを残す準備が役立ちます。就職先の予想を確定情報に変えるのではなく、教育内容、現在の制作経験、応募したい仕事を別々に整理しましょう。

今ある公式情報の読み方
情報分かること読み替えないこと
カリキュラム学ぶ領域と順序全員が同じ技術を習得済み
キャリアイメージ想定される仕事の方向卒業生の就職実績
協力企業・団体教育への連携採用先や推薦枠
全学就職状況既存学部の実績情報学部の就職率
[1] [2] [3] [4]

情報システムとメディアデザインを横断して学ぶ

学部は、システムや情報基盤を扱う情報システム分野と、情報表現やデザインを扱うメディアデザイン分野の双方を学べる構成です。13の目標別プログラムでは、目標となるマイスター科目と、その前提になる科目を順序立てて履修する仕組みを案内しています。[3]

1年次は基礎セミナーやプログラミングなどで土台を作り、2年次は専門分野に加えデータサイエンスや機械学習を学び、3年次以降は専門セミナーや研究へ進む流れです。今の学年で学んだ内容と、これから履修する内容を分けて説明できるようにしましょう。[1]

分野選びでは、技術名の流行だけでなく自分が面白いと感じた作業を振り返ります。仕組みが動くまで原因を調べるのが好きか、人に伝わる表現を試すのが好きか、データから傾向を探すのが好きか。授業の小さな課題でも、次に深めたい方向を考える材料になります。

職種は「作るもの」と「担当する工程」で比べる

公式のキャリアイメージにはプログラマー、システムエンジニア、Webデザイナーなどが示されています。これらは学部が想定する方向です。応募を考えるときは、同じ職種名でも会社によって担当範囲が異なるため、募集要項と説明会で実際の仕事を確かめましょう。[4]

仕事を調べるための比較表
方向確認する作業自分の材料
システム開発要件整理、実装、テスト、運用のどこかプログラムと動作確認の記録
メディア制作企画、設計、制作、改善のどこか制作物と修正前後の比較
データ活用収集、整形、分析、説明のどこか分析の問いと判断根拠
社内の情報部門利用者対応と仕組みの管理をどう分担するか使う人の要望を確かめた経験

大手企業を目指す場合も、会社全体の知名度と自分が応募する仕事を分けて考えます。開発に関わりたいのか、制作をしたいのか、現場の業務改善に関わりたいのかを整理してから、求められる提出物や選考内容を確認してください。

成果物は完成画面だけでなく、判断の記録も残す

学部のマルチメディアの授業紹介では、文字・音声・画像・映像などを扱い、オリジナル作品を制作する学びが示されています。作品を就活の材料にするなら、見た目だけでなく、誰に何を伝えるためにどう設計したかを説明できる形にしておきましょう。[4]

一つの制作物に付ける記録
項目書く内容
目的想定利用者と困りごと
担当個人制作か共同制作か、自分の範囲
判断比較した方法と選んだ理由
確認動作・読みやすさなどをどう確かめたか
改善指摘で修正した点と残る課題

コードを書いた場合は、使い方、前提条件、動作確認の方法も短くまとめます。データ分析なら、対象と期間、欠けている値の扱い、結論を出せる範囲を残します。何でも高度に見せるより、他の人が内容を理解し、確かめられる説明を目指しましょう。

編集部の架空の回答例です。「イベント案内を制作した際、日時は目立つ一方で場所が見つけにくいと指摘されました。情報の優先順位を見直し、初めて見る人に確認してもらって修正しました」。実際の制作で確認した相手と変更点に置き換え、測っていない効果は数値で付け足さないでください。

企業との学びでは、技術とチーム内の役割を記録する

社会実践科目群には、企業等と協働するプロジェクト科目と、企業研修や実習を通じて技術の使い方を学ぶキャリア形成支援科目が案内されています。協力企業一覧は教育の連携先であり、就職先一覧ではありません。[3]

参加する機会があれば、依頼内容をどう理解したか、チームでどう役割を分けたか、途中で変わった条件にどう対応したかを残します。自分がコードやデザインを担当しなかった場合も、利用者への確認、資料整理、テストなど担当した作業を具体的に説明できます。

共同制作物を外へ見せる前には、公開範囲や素材の扱いを担当教員・関係者に確認します。見せられない部分があっても、課題の種類、自分の役割、判断過程を一般化して説明する準備はできます。

資格の数と制作経験を分けて、次の学期を設計する

公式ページには目指せる資格が並びますが、高校情報の教員免許、司書、司書教諭を除き、資格取得を目的とした科目はカリキュラム内にないと注記されています。資格名が載っていることを、その試験の対策授業があるという意味で読まないようにしましょう。[4]

次の学期は、深めたい分野、履修する科目、残したい制作物を一つずつ決めると進めやすくなります。大学の個別相談では企業選びや面接練習も扱っているため、作品と気になる職種を持っていき、専門外の相手にも説明が伝わるか確かめてください。[5]

卒業生の実績がない段階だからこそ、現在の自分が何をできて、何を学びたいかを具体的に示す準備が重要です。小さな制作を一つ完成させ、改善の記録を付けるところから始めましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 情報学部の方針とミッション確認日:2026-09-10 / 2025年4月開設と4年間の学修。
  2. 就職状況確認日:2026-09-10 / 2025年度表に情報学部行なし。
  3. 情報学部 学部紹介確認日:2026-09-10 / 2分野・13プログラム・社会実践・協力企業。
  4. 情報学部確認日:2026-09-10 / 授業例・キャリアイメージ・資格の注記。校舎旧予定は不使用。
  5. 就職支援確認日:2026-09-10 / 全学個別相談・求人検索・面接支援。

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