2025年度の就職率は97.1%。卒業者全員が分母ではない

京都外国語大学国際貢献学部の2025年度卒業者は246人です。2026年5月1日現在の公式進路表では、就職希望者170人に対し就職決定者165人、就職未決定者5人で、就職率は97.1%と掲載されています。卒業者246人全体に対する割合ではありません。[1]‌​​​‌‌‌​‌‌‌‌‌​‌‌‌​‌​​‌‌‌​‌​​‌​‌​‌​​​​​​‌‌‌​​‌‌‌​​​​​​‌‌‌​​​​​​​​

2025年度・国際貢献学部の就職状況
学科・学部卒業者就職希望者就職決定者就職率
グローバルスタディーズ107人67人65人97.0%
グローバル観光139人103人100人97.1%
国際貢献学部全体246人170人165人97.1%
[1]

この表とは別に、進路表には大学院などへの進学、留学、一時的就業などの区分があります。大学院進学は本学4人と他大学院9人の計13人です。一時的就業24人を就職決定165人へ加えて就職率を作り直したり、就職希望者以外を全員未就職と扱ったりしないようにしましょう。[1]

2学科の就職率の差は小さく、これを学科の優劣や個人の内定可能性の順位にすることはできません。学科の学びと自分の経験を確認し、どの仕事に応募するかを具体的に考える材料にしてください。

学科別就職先は2023〜2025年度の実績

大学の進路データページが公開する主な学科別就職先は、2023〜2025年度の3年間を対象にしています。2025年度だけの就職先一覧ではありません。また、企業ごとの人数や配属職種は示されていません。[2]

3年間の主な就職先の例
学科公式掲載先からの少数例
グローバルスタディーズ理研ビタミン、因幡電機産業、全日本空輸、星野リゾート
グローバル観光村田機械、全日本空輸、日本通運、良品計画
[3] [4]

グローバルスタディーズ学科だから全員が海外勤務、グローバル観光学科だから全員が旅行会社という実績ではありません。航空会社名から客室乗務員への採用と断定することもできません。気になる企業の募集職種と勤務地、語学の使用場面を確認してください。

大手企業の実績は候補を探す入口になりますが、自分の内定の保証にはなりません。関連する別企業も含めて、誰に何を提供する仕事か、どの場面で語学や学びを使うのかを比較しましょう。

2学科は、語学を使って何を考えるかが異なる

グローバルスタディーズ学科は専門科目を英語で学ぶ構成で、持続可能性と国際協力、グローバルビジネスと経済学、デジタル化と変革を導く学びの3つの軸を示しています。多様な背景の学生と、世界や地域の課題を考える教育です。[5]

グローバル観光学科は、観光を経済や文化に関わる現象として捉え、経済学・経営学・心理学・データ科学などを使って分析します。語学、ビジネス、京都での実践を結びつけ、企業や自治体との連携やフィールドワークも紹介されています。[6]

学科の学びを経験へ落とし込む問い
学科振り返る観点
グローバルスタディーズ異なる立場の意見を、どの根拠で整理したか
グローバル観光地域や利用者の課題を、どの資料・観察から見つけたか
両学科に共通語学やデータを使い、自分が何を調べ説明したか

国際貢献という学部名を、国際機関やNGOへの就職実績そのものと解釈することはできません。社会課題に関心があるなら、それに取り組む企業や自治体、団体がどのような役割を募集しているかを調べ、自分の学びとの接点を具体化してください。

地域やデータの学びは、調査と対話の過程を示す

学部のカリキュラム案内は、地域の人や団体と協力するフィールドワーク、社会課題に向き合う学び、言語とデジタル技術の活用を説明しています。データ科学関連の授業を必修とし、デジタルリテラシーを養う科目も紹介しています。[7]

授業でデータ科学を学んだことと、企業の専門職で必要な技術をすべて習得したことは同じではありません。応募書類には、使った方法やツール、対象にしたデータ、自分が行った分析を具体的に書き、募集条件との違いを確認します。

フィールドワークでは、訪問先の知名度や滞在期間だけでなく、何を知りたくて、誰の意見を聞き、考えがどう変わったかを振り返ります。地域の人の発言と自分の解釈を区別し、提案したことと実際に実施されたことも分けてください。

編集部の架空の回答例です。「地域について調べる演習で、私は訪問前に考えていた課題と、現地で聞いた意見が異なることに気づきました。意見を立場ごとに整理し、提案の対象を絞り直しました。自分の印象だけで判断せず、当事者の見方を確かめる大切さを学びました」。実際の活動に置き換え、地域の成果や参加人数を創作しないでください。

語学力はスコアと実際に使った経験を組み合わせる

語学資格のスコアは学習成果の一つですが、それだけで希望職種の仕事ができることを証明するものではありません。英語などで資料を読んだ、議論した、分からない点を聞き直したなど、実際に使った場面を一つ整理しましょう。

応募先に確認する質問
確認したいこと質問の例
使用場面入社後、どの業務で外国語を使いますか
仕事の内容担当者は誰と連携し、何を成果として求められますか
配属希望職種や海外業務への配属はどのように決まりますか
必要な準備応募時に求める知識・経験は何ですか

留学予定や留学中の人は、採用日程と帰国時期を並べて管理します。大学の留学と就職活動の案内も、帰国のタイミングによって採用活動の時期とずれる可能性を示しています。海外経験があるから後でまとめて準備すればよいと考えず、留学前から応募情報を確認してください。[9]

学科の実績を見たら、自分の応募候補を二つ選ぶ

キャリア支援の公式ページは求人情報や面談予約への入口を案内しています。募集情報と授業・活動の経験メモを用意し、「語学を使う場面と仕事内容をどう比較するか」「この経験を自己PRでどう説明するか」と相談してください。[8]

今日の作業は、関心のある企業や団体を二つ選び、事業、職種、語学を使う場面、応募条件、次の締切を並べることです。その横に、地域や国際的な課題について調べ、対話し、自分で判断した経験を一つ書いて、準備すべきことを具体化しましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 2025年度卒業生進路一覧(学科別)確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認。国際貢献卒246希望170決定165未定5率97.1。GS107/67/65/97.0、GT139/103/100/97.1
  2. 進路状況データ確認日:2026-09-10 / 進路表2025年度、主な学科別企業2023〜2025年度
  3. グローバルスタディーズ学科の主な就職先確認日:2026-09-10 / 1頁画像確認。3年度合算の少数社名例
  4. グローバル観光学科の主な就職先確認日:2026-09-10 / 1頁画像確認。3年度合算、社名から職種推定なし
  5. グローバルスタディーズ学科確認日:2026-09-10 / 専門科目英語、3軸の学際教育
  6. グローバル観光学科確認日:2026-09-10 / 観光を経済経営心理データ科学で分析、京都地域連携
  7. 国際貢献学部カリキュラム確認日:2026-09-10 / 社会課題・地域・言語デジタル、データ科学科目必修
  8. 就職・キャリア支援確認日:2026-09-10 / 求人と面談予約の案内。ログイン操作なし
  9. 留学と就職活動確認日:2026-09-10 / 帰国時期と採用日程の確認、留学前中後の準備

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