2025年度の建築学部は卒業136人、就職115人
京都美術工芸大学建築学部の2025年度卒業者は136人です。2026年5月1日現在の公開PDFでは、就職115人、進学12人、専修学校・外国の学校等への入学2人、その他7人とされています。[1]
| 項目 | 人数・割合 | 読み方 |
|---|---|---|
| 卒業者 | 136人 | 学部卒業者全体 |
| 就職者 | 115人 | 職種別人数ではない |
| 進学者 | 12人 | 就職とは別 |
| 専修学校・外国の学校等 | 2人 | 進学12人と別区分 |
| その他 | 7人 | 資料上の区分 |
| 資料上の就職率 | 94.3% | 115÷(136−12−2) |
94.3%は進学等を除いた122人が分母です。就職希望者だけを分母にした内定率とは異なります。大学の就職状況ページには全学の2025年度内定率96.4%もありますが、本記事の学部別人数と同じ指標として比較しません。[1] [4]
建築学部は2022年開設で、それ以前には工芸学部建築学科がありました。公開PDFの過年度欄は芸術学部側の表と同じ値が並ぶため、本記事では学部別の増減を判断せず、2025年度の行に絞っています。[1] [3]
三つの領域で、建築への関わり方を考える
建築学科は建築デザイン、伝統建築、融合の三領域を紹介しています。建物の表現だけでなく、敷地や周囲の町、歴史、使う人に目を向け、建築を考える構成です。CADやBIMなどを学ぶカリキュラムも案内されています。[2]
| 領域 | 学びの方向 | 作品説明で確かめたいこと |
|---|---|---|
| 建築デザイン | 住宅から都市まで、条件に応じた空間を考える | 用途や敷地の条件から、なぜこの案を選んだか |
| 伝統建築 | 歴史的建造物の調査、保存や活用を学ぶ | 何を調べ、どの価値を残そうとしたか |
| 融合 | 伝統と現代、町や人の暮らしを結び付ける | 地域や利用者の関係をどう計画に反映したか |
右列は編集部による質問です。領域名を就職職種と一対一で結び付ける表ではありません。自分の関心が設計、施工、保存、空間づくり、地域計画のどこにあるかを、課題の経験から少しずつ具体化します。
使えるソフトを挙げるときも、名称だけでなく、図面、模型、可視化など何のために使ったかを説明しましょう。操作経験と、実務で任される仕事の範囲は異なるため、できることを具体的に伝えます。
主な就職先の社名と、希望職種を分けて見る
大学の主な就職先一覧では、建築学部の欄に積水ハウス、大和ハウス工業、大林組、清水建設、乃村工藝社、金剛組などが掲載されています。ただし、一覧の各社について対象卒業年度や人数は明示されていません。2025年度の就職115人の勤務先を一人ずつ示した表としては扱いません。[4]
建設会社に就職したから全員設計職、空間関連の会社だから全員デザイナー、と推定しないようにしましょう。同じ企業でも募集職種によって仕事内容や選考の提出物が異なるため、現在の募集要項を確認します。
2025年度の産業別人数は、建設業91人、不動産業・物品賃貸業10人、公務3人などです。建設業91人は設計職91人という意味ではありません。公務の人数も、特定の採用区分の合格率ではありません。[1]
| 方向 | 確認する質問 |
|---|---|
| 設計を検討 | 担当する建物や設計段階、提出作品、研修はどうなっているか |
| 施工・現場を検討 | 担当業務、現場の範囲、勤務体制、必要な資格は何か |
| 保存・修復を検討 | 対象の建物、調査と施工の役割、技術習得の道筋は何か |
| 店舗・空間を検討 | 企画、設計、制作、施工のどの仕事を募集しているか |
表は仕事選びのための確認項目です。掲載企業への推薦や採用保証ではありません。有名企業だけでなく、関わりたい建物や工程を軸に候補を比較しましょう。
ポートフォリオには、案を選んだ理由を残す
作品集を準備するときは完成図だけでなく、課題、敷地や利用者の条件、検討した案、選択理由、修正過程を整理します。見栄えを整える前に、面接で「なぜこの形か」と聞かれて説明できるかを確かめましょう。
編集部の架空の説明例です。「最初は大きな共用空間を中心にしましたが、利用時間の異なる人の動線を検討し、静かな場所と交流する場所を分けました。模型で見え方を確認し、入口の位置も修正しました」。実際に行った検討に置き換え、調査していない利用者の評価を追加しないでください。
共同制作は全体の成果と自分の担当を区別し、担当した図面、調査、模型、発表を明記します。個人制作でも、教員の助言で変更した点を話せると、他者の意見をどう取り入れたかが伝わります。
応募先によって作品集の形式や提出条件は異なります。独自のページ数を一律の正解にせず、募集案内を先に読み、見せたい作品を選びます。制作の完成度と説明の分かりやすさを別々に点検しましょう。
建築士試験の支援と、学部の就職実績は別
大学は京都建築大学校とのWスクールによる受験資格取得講座や、受験対策講座を案内しています。大学の通常授業だけで全員が自動的に資格を得るという意味ではありません。受講・受験の条件や別途必要な費用は大学で確認します。[5]
資格取得支援ページの2025年度一級建築士総合合格者2人は、大学院生と説明されています。学部卒業者の実績に移したり、学部の合格率へ換算したりしないようにしてください。試験合格と資格登録についても、必要な条件を別に確認します。[5]
就職準備では、現在持つ資格、合格した試験、勉強中の内容を区別して書きます。資格があっても希望職種への採用が保証されるわけではないため、作品説明や企業研究の時間も確保しましょう。
作品一つと応募先三つを持って相談する
キャリアサポートセンターは初年次からの面談や進路支援を案内しています。3年次の支援には就職ガイダンス、ES・履歴書、SPIなどの演習もあります。学内の最新予定を確認して活用しましょう。[6]
今週は応募先を三つ選び、職種、建物や事業、勤務地、提出物、締切を比較します。次に作品一つを選び、条件、判断、修正点を短く説明するメモを作ります。
学歴への不安だけで候補を狭める前に、募集条件と作品の説明材料を確認します。相談では「作品のどの部分が職種への関心につながるか」「締切まで何を直すか」を具体的に聞き、次の一週間に行う準備を決めましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 建築学部 就職者数・進学者数・卒業者数確認日:2026-09-10 / 2026年5月1日。PDF1画像確認。2025卒136就115進12専等2他7、94.3%=115/122。建設91。不整合ある過年度推移とPDF2は採用しない。
- 建築学部 建築学科確認日:2026-09-10 / 建築デザイン・伝統建築・融合の3領域、CAD/BIM、敷地や町の調査。
- メッセージ・沿革確認日:2026-09-10 / 工芸学部建築学科2016、建築学部2022開設。
- 就職状況確認日:2026-09-10 / 全学2025就職内定率96.4希望分母。社名一覧の個別卒業年度・人数不明、旧組織を含む範囲未確認。
- 資格取得支援確認日:2026-09-10 / KASDとのWスクール。受験資格講座と対策講座。2025一級2名は大学院生。費用・条件の確認必要。
- 就職サポート確認日:2026-09-10 / キャリアサポートセンター、初年次面談、3年ES履歴書SPI等。