2026年開設の児童学部と、開設前の就職先を分ける

現行の公式ページは児童学部を2026年4月開設と案内しています。本稿は、その児童学部での学びと進路準備を対象にします。家政学部全体を児童学部に置き換えたり、他学科の進路をまとめて移したりするものではありません。[1]‌​​‌​​‌​‌‌‌‌​‌​​‌​​​​​‌‌​​​‌​‌‌‌​​​‌‌​​‌‌‌‌​​​​​​‌​​‌‌​​‌​​​‌​‌‌

一方、児童学部の「卒業後の進路/なりたい将来像」ページには、2023年度など開設前の就職先が掲載されています。現在のページの見出しが児童学部であっても、それらを2026年開設学部の卒業生の実績として紹介することはできません。[3]

そこで本稿では、過年度の企業・園・学校名や就職率を新学部の実績として転載せず、現在の教育内容と「なりたい将来像」の案内を、仕事を調べる入口に使います。開設直後で実績が蓄積されていないことだけで、自分の進路の有利・不利を判断しないようにしましょう。

公式情報を読む際の区別
情報確認したいこと
現行の学部案内開設時期、学科、学びの特徴
過年度の就職先卒業年度と当時の組織。新学部の結果と混同しない
なりたい将来像想定する仕事の分野。採用保証ではない
免許・資格自分の履修モデルと必要な科目・実習
[1] [2] [3]

幼保と幼小は、取る資格と実習の計画が異なる

カリキュラム案内では、1年次に子どもと関わる基礎を学び、入学後の1年次に履修モデルを決めると説明しています。2年次からは幼保・幼小のモデルに沿って時間割を組みます。入学前に名前だけで決めるのではなく、基礎の学びを通して進路を考えられる仕組みです。[2]

二つの履修モデル
モデルめざす免許・資格確認点
幼保履修モデル幼稚園教諭免許・保育士資格保育や子育て支援への関心、必要な授業・実習
幼小履修モデル幼稚園教諭免許・小学校教諭免許定員50名、希望超過時は選抜。授業・実習の条件
[1] [2]

幼小履修モデルは、希望者が定員を超えた場合に選抜を行い、希望どおり履修できない場合があると明記されています。小学校教員を考えている人は、選抜や手続きの時期を学内案内で確認し、履修の見通しを担当窓口に相談しましょう。[2]

二つのモデルがあることは、幼稚園・小学校の免許と保育士資格を全員が同時に取得するという意味ではありません。免許・資格に必要な科目や実習の修得と、卒業要件をそれぞれ確認します。資格取得と希望する職場での採用も別の段階です。

公式カリキュラムは、2年次後期から教育・保育実習を段階的に実施すると案内しています。モデルにより実習の内容が異なるため、過年度の例を自分の確定日程として使わず、その年度の履修・実習案内に合わせて予定を組みましょう。[2]

学内の現場とゼミで、子どもへの理解を深める

学部は、共立大日坂幼稚園、発達相談・支援センター、子育て広場「はるにれ」、乳幼児親子に関わる「さくらんぼ」などとの連携を案内しています。座学で学んだことを現場で確かめ、経験を再び授業で考える学びを重視しています。[1]

教育学、保育学、心理学、福祉、芸術などの専門分野別のゼミに2年間所属し、卒業論文の作成を通じて探究や協働の力を養うことも特長です。子どもが好きという気持ちに加え、自分がどの問いを深めたいかを探す機会になります。[1]

授業紹介には、運動遊びの模擬実習で保育者役と幼児役に分かれて学び合う活動や、表現活動を通じて子どもの表現を考える科目、社会的養護の学びなどが載っています。これらは科目の案内であり、新学部の学生がすでに全活動を経験したという意味ではありません。[2]

学びを振り返る問い(編集部の提案)
経験整理する問い
模擬実習計画した活動と、参加者の受け止め方に違いはあったか
子育て支援に関わる学び子どもと保護者それぞれの視点で何を考えたか
表現活動素材や伝え方を、どの目的で選んだか
ゼミ・研究どの資料から問いを深め、何がまだ分からないか

学内施設があることと、すべての機能をいつでも利用できることは別です。例えば公式ページは発達臨床相談について閉室中と記載しています。具体的な活動への参加や施設利用は、担当者の案内を確認して進めてください。[1]

教育・保育、福祉、企業、進学を役割から比較する

「なりたい将来像」の案内は、教育・保育の現場、児童福祉や発達相談・支援の現場、民間企業等、研究・進学の方向を示しています。子どもと直接関わる仕事だけでなく、生活や文化を支える仕事も視野に入れる説明です。[3]

進路を調べる観点(編集部の提案)
分野比較したいこと
教育・保育対象年齢、保育・教育の方針、必要免許や資格、指導体制
児童福祉・支援支援する対象、家庭や他職種との関わり、募集職種
民間企業子どもの暮らしとの接点、実際に担当する業務、応募条件
大学院等深めたい研究課題、指導分野、出願に必要な準備

園や学校の名前だけでなく、見学した際の説明や募集内容を比べましょう。公立と私立でも募集元や選考は異なるため、採用区分、必要書類、選考方法、年度をそれぞれ確認します。免許・資格を取れることだけで採用が決まるわけではありません。

企業にも関心がある場合は、子どもに関わる商品を扱うかどうかと、自分の担当業務を分けて調べます。企画、営業、販売、運営などでは準備する内容が異なります。「児童学を学んだからこの部署に入れる」と考えず、募集職種に照らして経験を説明しましょう。

就職先の知名度や規模への不安があっても、職場で誰を支え、何を学び続けたいかを先に言葉にできます。見学や説明会では、その問いを確かめ、実際に聞いた内容と自分の印象を分けて記録してください。

子どもとの経験は、観察と振り返りを中心に伝える

実習や演習では、予定どおり進まなかった経験も学びになります。子どもの反応を一方的に評価するより、自分の準備や関わり方をどう見直したかを説明すると、学修した過程を伝えられます。

編集部の架空の例です。「模擬実習で活動を説明する役を担当しました。説明が長く、参加者が何をするか分かりにくいという指摘を受けたため、動きを示しながら短く伝える構成に変えました。自分が話したい順序と、相手が理解しやすい順序は違うと学びました。」

これは共立女子大学生の体験談ではありません。自分の経験に置き換え、担当した活動、助言を受けた点、見直した内容を分けます。子どもや保護者を特定できる情報を出さず、自分の学びに焦点を当ててください。

応募書類にまとめる順序(編集部の提案)
順序書くこと
1授業・実習で取り組んだ目的
2自分が担当したこと
3観察や助言から気付いた課題
4見直した行動と、その理由
5これから深めたい学び

実際には確認していない子どもの成長や、班全体の成果を自分だけの実績として書かないようにします。専門の学びを仕事に結び付けるときも、体験の範囲を正確に示すことが大切です。

kyoritsu就活と30分の相談で、準備を具体化する

キャリアセンターは入学時からの支援を案内し、進路相談は1人あたり30分としています。「kyoritsu就活」から「キャリア相談を予約する」を選んで申し込む方法が掲載されています。利用する時点の開室・相談案内を確認しましょう。[4]

kyoritsu就活では、大学に届いた求人やインターンシップの情報などを検索できます。キャリアセンターはガイダンスや対策講座、Web選考向けの個室ブースも案内しています。実習で忙しくなる前に、利用方法を確認しておくと準備を組みやすくなります。[4]

  • 幼保・幼小の希望と、その理由を一つずつ書く。
  • 必要な免許・資格、モデル選択、実習の条件を確認する。
  • 興味のある募集で、職種・対象・選考条件を比べる。
  • 実習や演習の振り返りを持ち、キャリア相談で次の行動を決める。

モデル選択や履修は担当教員・窓口に、仕事選びや応募の進め方はキャリアセンターに相談できます。大学名や過去の実績だけに判断を任せず、自分が子どもの暮らしにどう関わりたいかを具体化していきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 共立女子大学 児童学部確認日:2026-09-11 / 2026/4開設、2モデル、学内連携、2年間ゼミ、発達臨床相談閉室中
  2. 共立女子大学 カリキュラム確認日:2026-09-11 / 1年モデル決定2年から分岐、幼小50希望超過選抜、段階実習、授業内容。学生体験例引用なし
  3. 共立女子大学 卒業後の進路/なりたい将来像確認日:2026-09-11 / 現行見出し下に2023等開設前実績混在、企業名/率を新学部へ移植なし。将来像4分野
  4. 共立女子大学 キャリアセンター利用案内確認日:2026-09-11 / 相談30分、kyoritsu就活予約/求人、Web個室。2025職員数等引用なし

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